グランツーリスモのレビュー・感想・評価
全81件中、21~40件目を表示
あっというまの130分
ルマンでのお父さん登場で泣けた…
鬼教官だったジャックが、
ヤンを支え続ける姿にも泣ける…
【この映画が好きな人におすすめ(かも)】
・フォードVSフェラーリ
・トップガン マーヴェリック
面白い!興奮!
当方は車もレースもゲームも全く興味無し、普段は軽を乗り回し、ずっとゴールド免許、車はただの足としか思ってないアラフィフ。映画も正直全く期待していませんでした。が、人に勧められて映画館にて鑑賞。無茶苦茶楽しかったです。ストーリーは単純でベタな少年漫画のノリですが、実話を元にしているというのが熱いし、何よりマシンのカッコ良さを存分に感じることが出来ます。ワクワクドキドキ、息するのを忘れました。最初はおっとりした男の子という感じでしたが、段々と顔つきがレーサーらしくなっていく様子、クライマックスでは「集中させてくれ、じいさん」なんて。私はマーベリックより楽しめました。細かいことを言えば突っ込みたい所は色々ありますが、それでも非常に楽しい作品でした。こんな世界もあるんだなと思いました。
GTRを運転してみたくなり、庶民でもレンタカーで借りられないかなと調べたところ、1時間5,000円というのがありました。こりゃ是非体験したい。もちろん安全運転で。主婦ですので、スーパーにGTRで買い出しに行こうかしら。お大根などぶら下げて颯爽と乗り込んで…
保険も含めて一万円くらいかなぁ。乗馬体験と同じくらいですね。
自動車産業は今なかなか厳しいです。各メーカーの販売台数の落ち込みだけ見ても、日本の稼ぎ頭なだけに不安になりますが、車の魅力を存分に伝える力がある作品だと思いました。車に魅せられてしまう人の気持ちが、ほんの少しだけ分かるような気がしました。
ちなみに車大好きな息子は、よほどウットリ見つめていたのでしょう。中学生の時にコンビニにGTRを停めていたお兄さんから声をかけて頂き、車の写真を快く撮らせてもらった経験があります。帰宅後嬉しそうに私に写真を見せてくれたことを懐かしく思い出しました。
王道の強さ
事情の配置が、少年漫画によくある設定だったね。
主人公の父親は弟ばかりを可愛がり、ゲームばかりやる主人公のことを理解できない。そのことに母親は胸を痛めてる。その中で主人公は「それでも俺はゲームをやるんだ」と夢をつかんでくよね。
そして最後は「父が自分を理解しないように見えたのは、父が自分を愛した故だった」と理解して和解すんのね、テンプレ展開。
養成所のコーチはひとクセある人物で「こいつだけは避けたかった」という人選になってるの。それで主人公たちに「お前たちがレーサーになれるわけがない。帰れ」と最初からアジってくの。
でもそれは、厳しさを知る故でもあり、そのことがトラウマにもなっていて、主人公の成長によって、コーチもトラウマを乗り越えるんだよね。テンプレだ。
色々とうまくいって万事順調に進むかと思うと、大きな事故が起きるね。
ここで主人公のお母さんの嗚咽だけが流れるんだけど、泣いた。「私の◯◯が」って泣くんだけど、そりゃ泣くよね。
しかし、主人公は、その困難を乗り越え、レベルが上がった。MPも相当あがったろうね。
ル・マンでは養成所時代のライバルとチームを組む。敵が味方になるジャンプシステムも導入だよ。
そういえば主人公が狙った女の子を落とす恋愛展開もあったな。
これだけテンプレ要素を詰め込んで、実話ベースの話で展開されたら、つまらないはずはない。素材をさばく脚本陣の堅実さを感じたな。
事実はゲームよりも奇なり。 成功に必要不可欠なのは夢・情熱・努力、そしてプロダクトプレイスメントだっ!
実在のレーサー、ヤン・マッデンボロー(1991-)の半生を実写映画化。
テレビゲーム「グランツーリスモ」の名プレイヤーだった彼が、本物のレーサーとして成長するまでを描いたモータースポーツ映画。
監督/製作は『第9地区』『チャッピー』のニール・ブロムカンプ。
主人公ヤンのトレーナー/メンターであるエンジニア、ジャック・ソルターを演じるのはテレビドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シリーズや『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・ハーバー。
日産のマーケティング担当者にして、ゲーマーを本物のプロレーサーに育てあげるプロジェクト「GTアカデミー」の考案者、ダニー・ムーアを演じるのは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのオーランド・ブルーム。
シリーズ累計販売本数9000万本!
1997年に1作目が登場して以来、レーシングゲーム愛好家たちに愛され続けている「グランツーリスモ」。
そのゲームを極めすぎた結果、本物のレーサーになっちゃった激レアさんが本作の主人公である。
自分は「グランツーリスモ」をプレイした事がなく、またモータースポーツに関しても全くの無知の為、ヤン・マッデンボローという人物がいることはおろか、「GTアカデミー」というプロジェクトが存在していたことすら知らなかった。
ゲーマーとアスリート、正反対の人種であるように思えるが、プロレーサーだって実車で走れない時はシュミレーターで練習するんだろうし、確かにモータースポーツとレースゲームは親和性が高いのかもしれない。
「ストリートファイター」のプレイヤーをプロの格闘家にするとか、「実況パワフルプロ野球」のプレイヤーをプロ野球選手にするとか、そういうことに比べれば遥かに現実味がある。
とは言っても、車に乗ったことのないズブの素人をレーサーにするというのはやはりどうかしているとしか思えない💦このプロジェクトを立ち上げたダレン・コックス(本作のダニー・ムーアのモデルとなった人物)、そしてそれにGOサインを出した日産とソニーの酔狂ぶりには頭が下がる。
さてさてこの映画、ヤン・マッデンボローの”ゲームよりも奇なり”な半生、GTアカデミーに参加した2011年からル・マンの表彰台に立った2013年までの出来事が描かれています。余談ですがヤンは2016年から2020年までの間は日本を拠点に活動していたらしいので、『2』があるとすれば主な舞台は日本になるのかもしれません😊
「事実を基にしたストーリー」とありましたが、当然劇映画として成立させる為に、事実とは異なる箇所が出てきます。
例えば、映画でのヤンはGTアカデミーの初代チャンピオンという描かれ方をしていますが、実際には第3回のチャンピオン。
また、トレーナーであるジャックは2015年まで彼のエンジニアを務めていたリカルド・ディヴィラ(1945-2020)がモデルだが、リカルドはGTアカデミーには携わっていない。
一番大きな改変は人死を出してしまったクラッシュ事故。映画ではあの事故のトラウマを乗り越えル・マンに挑むという流れになっていましたが、実際にはあの事故は2015年の出来事。ドラマを劇的にするために時系列を捻じ曲げるという力技を行なっているのです。
とまぁこのように、「ゲーマーがプロレーサーになった」という大枠は正しいが、その中身はかなり創作されている。この点は念頭に置いて鑑賞した方が良いかもしれません。
金もコネもチャンスもなく、片田舎で鬱屈とした日々を過ごす青年、ヤン。この「一生俺はここで生きていくしかないのかな…」という実存的危機、これは『スター・ウォーズ』など、映画によくあるテーマでありますが、本作はここに”負け犬たちのワンス・アゲイン”というみんな大好きな熱血要素が付け加えられており、『ロッキー』にも匹敵するような熱い男のドラマが展開されてゆきます。
「ゲームオタクにレースが出来るわけねぇだろうがよ笑笑」と体育会系な人種に後ろ指を指されながら、それでもやるしかねえだろうがよ!と言わんばかりにトレーニングに励むヤンの姿を見れば、こちらのハートも燃えずにはいられない🔥
ただ運転技術を磨くだけでなく、合間合間にランニングや縄跳びなどの肉体トレーニング描写が挟まれるところが良い。主人公が身体を鍛えると、それだけで映画が陽性に傾き、物語の推進力も増して行きますよね♪
ロッキーにはミッキーが、矢吹丈には丹下段平が、幕之内一歩には鴨川会長がいるように、負け犬映画にはメンターとなる名伯楽が必要です。
本作のジャックはまさに絵に描いたような名トレーナー。厳しさと優しさ、強さと弱さ、緊張と緩和を併せ持ったキャラクターであり、彼の存在あったからこそ本作のドラマに深みと面白さが生まれたのでしょう。
過去の挫折から鬱屈とした日々を過ごす彼が、若き才能と出会い再び心に火を灯す。観客の大部分はヤンよりもむしろジャックに感情移入してしまうのではないでしょうか。親近感のある彼の存在は、ある意味でヤンよりも重要なキャラクターだと言えるのかも知れないです。
本作のもう一人の大人代表、ダニーも忘れてはいけません。
本作中、私が一番気に入ったキャラクターはヤンでもジャックでもなくこのダニー😏有能なんだけど、あんまり他人の気持ちとかを慮らない生粋のビジネスマン、かつヤマ師。
何を考えているのかわからない胡散臭さを放ち、面の顔と裏の顔がまるっきり違うのだが決して悪人ではないという意外と複雑なキャラなのだが、オーランド・ブルームはこの曲者を見事に演じ切って見せました。いや彼も、暫く見ない間に素晴らしい役者に成長してるじゃないですか!あの胡乱な笑顔が最高に魅力的✨
このダニー、ヤンやジャックが見事に成長したのに対して、全く成長もしなければ変化もしないというなかなか稀有な存在。割と最後までプロジェクト成功の事しか考えていないという碌でもない人物なのだが、なんかその辺も人間臭くて好感が持てました。意外と素直に人の意見を取り入れるし、実は結局良い人なんですよ笑
デヴィッド・ハーバーとオーランド・ブルーム。若者が主役の映画だが、最も魅力的に映っていたのはこのオヤジ2人。やっぱりオヤジが魅力的だと映画全体の魅力も引き立ちますね♪
青春熱血スポ根映画でありながら、良質なオヤジお仕事映画でもありました。ダニーを主役にしたスピンオフとかも見てみたい!😆
楽しいか楽しくないかで言えば、確かに楽しい映画である。
ただ、ぶっちゃけそこまでよく出来ていたとは思わない。
正直言うと、ヤンが東京に来たあたりで一度大きな退屈さに襲われてしまった。
というのも、本作のレース描写って一本調子なんですよね。
GTアカデミー参加をかけたゲーム大会、GTアカデミーの決勝、プロライセンスを賭けた一戦、ル・マン24耐と、作中では大一番が4つあるわけなんだけど、そのいずれもがゴール前での競り合いによる決着。「一体どっちが勝ったんだ!?」という僅差の勝負は確かに盛り上がるが、それはここぞと言う時の一回限りだから有効なのであって、毎回毎回やられるとアホくさくなってきてしまう。
それとライバルの薄さも気になるところ。嫌味な成金キャラがライバルなんだけど、テンプレのような悪役で面白みに欠ける。しかも毎回毎回ライバルはこいつ。レーサーってそんなに人材不足なのか💦
テレビゲームのように順位や走るラインが画面に表示されるというのはなかなかにフレッシュで心躍ったし、必殺のテクニックで敵を翻弄したりするのは漫画みたいで面白かったので、もう少しライバルやレース展開のバリエーションにも気を遣って欲しかった。
なぜこんなに同じようなレースを繰り返してしまうのか。それはもう単純で、描かれるレースが多すぎるから。
ヤン・マッデンボローの数奇な人生を描くにあたり、2011年から2013年までにマトを絞ったわけだが、正直それでもイベントが多すぎる。
”グランツーリスモのトッププレイヤーが本物のプロレーサーになる”という、これだけでも十分に映画化に値する。
しかし本作ではさらに「ル・マンで表彰台に上る」というイベントまで描こうとしてしまった。そしてそのために、重大なクラッシュ事故という本来はそこにないはずのイベントまでプラスすることになってしまった。
こなすべきイベントが増えていった結果、一つ一つのイベントが薄味になってしまい、結局どこがクライマックスなのかよくわからない物語になってしまっているように思う。「勝ったぞぉ!!ウォーーッ」という雄叫びが何箇所かあったけどさ、それも普通は一回だけだよね😅
それともう一つ、個人的にこの作品にノレなかったのは、あまりにも宣伝が目につきすぎたから。
”ステマ”という言葉が世間を賑わせたこともあったが、本作はそれとは真逆。超正々堂々とプロダクトプレイスメントが行われている。
「グランツーリスモ!どうだあっっ!!」
「日産GT-R!どうだあっっ!!」
「SONYのウォークマン!どうだあっっ!!」
…ねぇ。どうだぁっ!と見せつけられてもねぇ。そうか、としか思わないよねぇ。
確かに本作は「グランツーリスモ」というテレビゲームが軸にある映画なわけで、発売元であるSONYや、GTアカデミーのスポンサーである日産が前面に押し出されるのは当然っちゃ当然。
なんだけど、あまりにもそれが露骨過ぎるというか何というか…。ジャックへのプレゼントであるウォークマンがデカデカとスクリーンに映し出された時は、もうそのあまりのSONYの存在感に笑ってしまった。いや、わかる。わかるんだけどさぁ!もう少し映画には侘び寂びが欲しいじゃないっすか。堂々と親会社の一押し商品を見せつけられると「うへぇ…」となってしまう。
1番やりすぎだと思ったのは冒頭とエンドロール。「グランツーリスモ」の宣伝で始まり宣伝で終わるという、宣伝のサンドイッチ映画。
このせいで、結局俺が観たのは開発元であるポリフォニー・デジタルの、長い長いCMだったんじゃあないかという疑念に苛まれることになってしまった。
という感じで、確かに熱血スポ根負け犬映画として楽しめたのだが、所々気になるところも多かった。
仮にGTアカデミーにだけ着目していたら、日陰者たちによるプロジェクトものという『ライトスタッフ』(1983)や『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987)のような、タイトな青春組織内映画になっていたかも知れない。そっちの方が観たかったかも。
まぁでも、明朗快活な娯楽映画という感じで万人にお勧めできる作品であることは間違いない。特にモータースポーツに興味関心がある人なら満足できること請け合いです♪
※超余談なんだけど、ル・マンの最中ヤンが自分の部屋でゲームをしていた時のことをフラッシュバックするじゃないですか。
あそこで、実はこれは全部ゲーマーの妄想で、父親からの小言で現実に戻る、みたいな映画なんじゃないかと思ってヒヤヒヤしてしまった。
もしそうだったら、これまでの熱血ストーリーが全部吹っ飛ぶ、死ぬほど暗い映画として後世まで悪名を残していただろう😰いやー、そうならなくて良かった〜…。
親子の愛 師弟の愛
後半、父親と息子のシーンは、親の気持ちが痛いほどわかるだけに泣けました。
最初から厳しく当たっていた指導者が後半、周りが主人公を認めない中「おまえならできる」と伝えた場面にぐっときました。
ル・マンの過酷さに驚き、終始唇を固く結び
ぐっと引き込まれました。
ラストは、文句なく感動です。
これが、実話だとは、驚きです。
ヒューマンドラマとして観ればより楽しめたのだろうと思う
グランツーリスモのゲームを1~7までプレイ済みのゲーマー。
まさかGTが映画化と最初に聞いた時は、一般のレースから世界的レーサーまでのサクセスストーリーを描くのかと思っていたが、実話を元にしたフィクションとのことで楽しみにしていた。
軽い粗筋として、主人公のヤンはGTを愛し、車を愛している青年であり、1ゲーマーがプロレーサーとやり合い成長する姿を描いている。
総評すると、GTやアカデミー、ヤンの実話をそこまで知らない方が楽しめたんだろうな、と思ってしまった。
まず、使用しているサーキットが実際とは異なる場所で撮影している。
「これ別のサーキット名乗ってるけどハンガロリンク(ハンガリーブダペストに位置しているサーキット)だろ」という疑念は最後まで消えず、結局本当にハンガロリンクでほとんどの撮影が行われたと聞いた時はがっかりしました。
アカデミー時代のシーンでシルバーストーンに存在しないような形状のコーナー(おそらくハンガロリンクの第1コーナーの逆走で撮影)でクラッシュしたり、ル・マン24時間耐久のシーンでセーフティカーのピットインするコースが本来のサルト・サーキットと逆だったり、明らかに形状が実際のものと異なっている最終シケインだったり、ユノディエールの路面ペイントが実際のものと異なっていたり。
どうせSONYなんだから、背景くらいグランツーリスモのグラフィックを使ってしまった方が良かったんじゃないと思うほどでした。
これらが最後まで気になりすぎて、素直に楽しめませんでした。気にしすぎかもしれませんが、ル・マンの使用許諾が取れたのかとウキウキしながら見ようとして別のコースでの撮影と知った時のガッカリ感は酷かったです。
逆に、ちゃんと使用許可が取れたオーストリア、ドバイ、ニュルはしっかり描かれていて素晴らしかったです。
実話を元にしたフィクションであり、GTアカデミーの開始がGT7の時期だったり(実際はGT5,6の時期)、ル・マン3位入賞よりも先にニュルでのクラッシュが描かれていたり、LMP2マシンが時速360キロオーバーを記録していたり、ヤンの初戦がドバイ24時間耐久で3位入賞ではなくレッドブルリンクでのリタイアとなっていることなど、実話と異なる点が多くツッコミどころも多々あった。
しかし、マシンのエンジン音や臨場感は言うことがないので星1つ追加。
アマプラなど、音響設備が満足でない環境で観ていたら星1つだったかもしれない。
レースゲームのチャンピオンは実際のレースで通用するか?
レースゲームのチャンピオンが実際のレースでどれだけ通用するのか?
そんな興味深い題材を取り扱った映画です。しかも実話。映画なので多少盛っている部分はあるにせよ、それを差し引いても山あり谷ありのよくできた展開です。
主人公はゲーマーでありながら、レーサーに必要な特別な才能を持っている。
レースには速く走るための理想的な走行ラインというものがあるのですが、前車を追い抜くためにはあえてそのラインを外さなければならない時がある。
この主人公には追い抜きの際、スピードを落とさず追い抜けるラインのイメージが頭の中に浮かび、さらにゾーンに入ると周りの動きがスローに見えるという特殊な才能を持っています。
とはいえ、やはりゲームはゲーム。生身のレースとはまるで違います。
コーナリングやブレーキ時の肉体的負担は半端なく、ぐっと息を止めながら全身の力で踏ん張らなければ、運転どころか自分の体すら支えられません。
外から見るとただ運転しているだけに見えますが、レース中のF1ドライバーの心拍数が常時180を超えるように、実は肉体的にはかなり過酷なスポーツなのです。しかも、ミスをしたら即大怪我に繋がってしまう。
主人公は過酷なトレーニングを経て、徐々にレースで戦える体力を身に着け、時折、才能の片鱗を見せる場面もありますが、レースでは思うように結果が残せず苦しみます。
そして、ニュルブルクリンクで迎える最悪の事故(ちなみにYouTubeで『nissan gt-r crash nurburgring』と検索すれば、実際の事故映像を見ることができます)。その事故により自ら大怪我を負うだけでなく、観客まで巻き込み、死者を出したことで主人公の心は傷つき、折れます。
そして、それに追い打ちをかけるような『ほれ見ろ。ゲーマーなんかにレースができるか』という外野の声、『ゲーマーをレースに出すな』という署名運動。
しかし、元レーサーで自身も同じような事故を経験したコーチ役ジャックの言葉により主人公は前を向き、再びレースに参戦することを決意します。
そして、復帰戦として挑んだ世界最高峰のルマン24時間耐久レース。そこで表彰台に上るという快挙を成し遂げます。まさに絵に描いたフィクションのような出来すぎのストーリー。しかし、そんなベタな展開でも楽しめる。そんな映画です。
また、ストーリーもさることながら映像や音声の迫力も素晴らしい。この迫力と臨場感、没入感は映画館でしか味わえないので、興味がある方はぜひ映画館での鑑賞をお勧めします。
ゼロの領域
評判の高さから観にゆきました。
レースシーンは圧巻でしたが、人間関係のドラマがやや希薄に感じました。
「レースは自分との戦いだ」と言われていたけれども、個人的には『ライバルの存在』なんかもフィクションでいいので、もっと強くいれて欲しかったです。
ちょっとリアリティーが強すぎなのかなぁと思いました。
あとレーサーになりたいという夢が、何故『グランツーリスモで勝つこと』で満足するにいたったのかの動機がいまいち説明不足ではないでしょうか。レーサーに憧れていた自分とどう折り合いをつけたのか(私だけかもしれませんが…)が理解できませんでした。
お父さんが心配するのも仕方がないと思います。
主人公とコーチとのやり取りは胸熱でした。ただ「ロッキー」(古い)や「サイバーフォーミュラ」(これも古い)のような感じには至りませんでした。
なんだか文句ばかりになってしまいましたが、楽しめました。
オススメはできます。
Gを感じる
これが実話なんだと衝撃!
めっちゃ面白かった!
ゲーマーを本物のレーサーにするプロジェクトを快諾した日産凄い
久しぶりのオーランド・ブルームをスクリーンで観るため観たのだが、主役のヤンが素晴らしい演技で際立っていた✨
コーチのジャックもめちゃくちゃ良くて、ヤンとジャックの関係も良く
感動🥹
レースシーンは映画館でないとやはり迫力が半端ない👍✨🎥
エンジン音が、観客にGを与えて、車に乗っている感覚になれた笑
本当に重力感じた笑
音って凄い
目当てのオーランドは出世が目当てのあんまり良くない感じの役だったけど、それもヤンとジャックの関係をより良くした感じでとても良かった。
嫌な事が吹っ飛んだ良い映画だった☺️
スクリーンX 吹替え版にて鑑賞
スクリーンXは決して邪魔ではないけれど600円の価値があるかと言われると微妙。
グランツーリスモの超絶テクニックとか見たかったな。
最後は実話のお父さんがサッカー選手でビックリ。
kenny Gとエンヤそんなに馬鹿にされるのか。笑
こんな実話あってたまるか
泣いた回数が分からないのでちょっと数えますね。
①グランツーリスモのロゴ
②俺の息子(※違う)が予選で優勝する
③俺の息子(※)が赤線から上に上がる
④アカデミーで優勝が決まる
⑤パパ(俺)「子供みたいだ」
⑥ママ(私)「うちの子が」
⑦俺の監督がプレゼント開ける
⑧ヤンを連れ出す俺の監督
⑨過去を語る俺の監督
⑩キーを渡す俺の監督
⑪助手席に乗る監督
⑫俺らの監督「お前ならやれる」
⑬俺らのブルーム「やるか?!」
⑭俺「やろうぜ!」
⑮パパ(俺)「誇りに思ってる」
⑯俺の息子「パパは僕の誇りだ」
⑰現実のレースからゲームのレースをやってた回想へ
⑱コースを外れる
⑲3位入賞
⑳グランツーリスモのロゴ
嘘…こんなに…?
すっごい良かった。
何度もカタルシスがあり何度もクライマックスがある。
最後のレースで同期生が集まって彼を応援するのも嬉しい。
PSとNISSANを背負って走ってくれるの、なんも関係ないただ日本人ってだけの私が思うのも身勝手ですが、本当に誇らしいです。車のPSロゴを見るだけでちょろい私の涙腺はゆるゆるですよ。
彼は全ゲーマー、日本、夢を持つ人全ての代表者ですね。
全然関係ないですが、私はカーレースもグランツーリスモも詳しくないのですが、24時間レースってなに考えとるんじゃ。
事故起こるやろそりゃ。
観客にも死人が出るぞオイ。
でも見に行きたくなりました。
すごい!レーサーってかっこいい!
大興奮
何者にもなれていないがゲームだけは大好きで大得意な青年が、ゲームの世界から飛び出してレースの世界へ飛び立つ。父との葛藤、同胞葛藤、ライバルとの争い(金持ちvs庶民、または、ナードvsリア充)、恋愛までありで「ジャンプかよ」と思うが、実話に基づいているというから恐れ入る。
このようにストーリーは盤石、ありがちっちゃあありがちなのだが、なにせスリリングかつカタルシス満点のレース場面が大興奮なのである。
最後に出てきたリアル・ヤンの、アーチー・マデクウィ以上にナイーブそうな佇まいが印象的だった。
ソフト開発者がすごいのか、それを使いこなした人がすごいのか
日本人によって開発されたレース用ゲームソフト「グランツーリスモ」。レースカーの詳細な設定、レース場の細部まで調査して製作されたソフトで誰もが本格的なレーサー気分を実感できる内容。そしてそれを使いこなす主人公ヤンは将来プロレーサーを目指していた。この本格レーシングソフトを使いこなせればプロレーサーになれるという発想からレーシングドライバー養成プログラム「GTアカデミー」が設立され、トップゲーマーが徴集されます。荒唐無稽な展開でありながらも、実話という本作品。車社会とは言え、世の中の流れは省エネでエコが主流。爆音をたてて、猛スピードで走り回ることは時代遅れとなっています。車の魅力には移動できる道具だけではないということを投げかけているようにも思います。アカデミーでの教育を受けてレーサーとなり、プロレーサーとなる主人公。単純なサクセスストーリーとはなっていません。ゲーマー上がりのレーサーという嫌がらせ、事故による挫折等を経て、ル・マン24時間耐久レースへの挑戦そしてその結果と激熱展開でした。ラストにはあらためてソフト開発時のこだわりが映し出されています。凄いソフトだと思いました。
中々感動した!実話ベ-スはやはり良いと思う。
たかがゲ-ム
されどゲ-ム である。それを感じ感動した。
結局 凄い努力によって 幸運を手にしたってしたって話。
誰かに認めて貰うには 1番になるしかないない・・・
ラストの ル・マン24時間レ-スにて
ゲ-ムシュミレ-ション出身チ-ムが優勝する、このことが
不可能を可能に変えた瞬間だと感じた。
決してゲ-マ-主体ではなく、プロのレ-シングドライバとして
その成るためのきっかけが ゲ-ムであったダケのことである。
ヤン・マーデンボローの活躍にエ-ルを贈りたい!!
マーベリック並みと言う話を聞いて観に行きました!
レースシーンはゲームじみた所もあるが、メカの動くシーンを挟み、細かいカット割りでカッコいい!
ただ、ワンシーンが意外と短かく、直ぐに色々と起こるので、じっくりと車が走るシーンが堪能出来ないかな? トレーニングの場面はあるが、苦も無く早くなってしまう主人公だか、若いための葛藤や家族との行き違いなどが絡んでくるのでそれほど気にならない。
(最初から主人公が天才なのでしょうがない?)
日本の描き方が自然で良かった!
時間も気にならず楽しめました。 鑑賞して良かったです!
でも、マーベリック並みと言うのはどうかな?
戦闘機が飛ぶシーンをガッツリ観せた上、あの完璧な脚本! 申し訳ないが、完成度は段違かと…
バーチャルがリアルへ、夢が現実へ。
ド直球のスポコンもの。才能ある主人公が選出されたアカデミーでライバルたちと互いに競い合い、その中で友情を育みながら、レーサーとなり幾多の試練を乗り越えて成功を手にするというお約束の内容。
また、うだつの上がらないゲームオタクがリベンジとばかりに成功してゆく様は最近ヒット作がなかったニール・プロムガンプ監督の姿とも重なる。
ゲームによって本物のレーサーにスカウトされるという発想は昔「スターファイター」という映画でもあったネタ。田舎町のゲーセンに置いてあったシューティングゲームで記録を出した主人公が銀河帝国と戦う戦士としてスカウトされるという。
ただ、本作は実話ベースなだけにディティールも凝っていて全然リアリティーがあった。父と子のエピソードにも泣かされた。
長年ゲーマーとしてレーサーへのあこがれを抱いていたヤン。しかしいくらゲームで記録を出そうがそれは所詮ゲーム、家族や周りからは冷たい目で見られていた。両親からは大学復学を勧められるもその気はない。そんな時、日産社内で企画が立ち上がったことから彼は真のレースドライバーへのチャンスをものにする。
誰よりも長い走行時間をこなしてきた彼はライバルたちを蹴散らしてライセンスも取得し、リアルレーシングの世界に身を投じてゆく。
しかしすべてが順調に思われた時、ドイツのいわくつきコースで不運にも事故に見舞われる。彼自身のけがは大したことはなかったが、観客が事故に巻き込まれて死亡してしまうのだ。
たとえ不可抗力による事故だったにせよ自分が人を死なせてしまった現実。ゲームの世界では決してありえないその現実に大きなショックを受けるヤン。もはや復帰は絶望的とも思われた。
コーチであるソルターもかつて才能を嘱望されながら事故で夢をあきらめた過去があった。事故によって背負った十字架はレーサーとして復帰しようが諦めようが死ぬまで背負い続けなければならない。
夢をあきらめて十字架を背負い続けるか、夢を実現させて十字架を背負い続けるかの選択を迫られるヤンは後者を選ぶ。この時初めて彼はゲームの世界からリアルレーシングの世界に足を踏み入れる覚悟を決めたのかもしれない。ともすれば命が失われる「リアルな現実」に。
見事にルマンでの表彰台に登った日産チーム。この偉業はヤンの才能だけでなくこのシュミレーションを開発した山内氏、そしてダニーのアイディア、ヤンたちをサポートしたソルターはじめとするクルーたちによって成し遂げられたもの。
ゲームなんてと、なかなか馬鹿にはできない。いくらリアルではないとはいえ、レーサーとして要求される反射神経、動体視力などはそれで養うことができる。後はGに耐えうる肉体づくり、持久力を養っていけばいい。まさにモータースポーツのすそ野を広げようという山内氏の思いが実現した、男たちの熱い情熱が実を結んだ物語だった。
ちなみにダニー役の俳優、オーランド・ブルームに似てるけどこんなに老けてないだろと思ってたら本人だった。吹き替え版で観たから最後まで気づかなかった。あの美男子が…。
これ本当に実話!?
予告面白そうで見に行ったけれど、想像以上!!!実話って聞いたからそんな期待していなかったが最高だった!
まず、映像というか演出も綺麗だしゲームとリンクしてるところは熱い!映像も車視点の時の臨場感や観客目線、、、見せ方も良きでした!
ストーリー展開も、フィクションじゃないかってくらい起承転結あるし感動のストーリー。家族から認められず、自分ひとりで頑張る。夢を掴む可能性が、見えそのために努力する、、、。はじめ上手くいかず、トラウマレベルの事故に挫折もあるが仲間と指導者達と協力し最後には憧れの地で歴史に名を刻む。
最高かよ、熱すぎる展開だわ!
1つ1つ全てのシーンが、必要不可欠で、内容もくどいなぁって所も特になかった。
久々に熱い映画に会えた。ありがとう。
最後に、レーサー?詳しくないけどやっぱ怖いわ、、、
コレ見て尚更、死と隣り合わせの競技なんやって実感。
熱盛!やっちゃえNISSAN!
王道なストリートやけどむっちゃ激アツ!!今年の良い映画TOP5に入ると思う!
でも、やっぱり2020日本公開の「フォードvsフェラーリ」の方がオモロいなぁ。「グランツーリスモ」と「AIR エア」を足したのが「フォードvsフェラーリ」って感じ。
ゲーマーからプロのレーサーになった人がおるってゆうのが普通に凄い!しかも、ル・マン24時間レースで3位取ってるのもスゲ〜。カーレース系の映画のラストでル・マン出てくること多いけどやっぱりル・マンって熱いなぁ。
¥☆%4〆♪◻︎(言葉にならない)
にわかに信じ難い…これが実話なの!?
養成期間がどれくらいあったかまでは描かれないが、エンディングの本人を見るに若く見える。いや、幼いと言ってもいい。F1レーサーになるまでに1年。その1年の間に6戦こなして4位に食い込む。
…嘘だろ?
家庭用ゲーム機で遊んでた子供が、頭のネジが何本もぶっ飛んだ狂人達を抜き去って4位??
それだけでも凄い事だと思う。
作中では前哨戦みたいな扱いだったけど、彼のコレまでを考えると、どれほどの才能と可能性が眠っているのか予想もつかない。
凄い時代になったもんだ…いや、GTってゲームの革新的かつ画期的な使い方を見出したって事なのか?1番最初に声を挙げたやつが1番イカれてる。GTってゲームに新たな可能性を見出した。いや"本来の"なのかもしれないが。
当初、チームエンジニアは言う。
「バカげてる。お前達に可能性がないって事を証明する為に、俺はここに居る」
当然のリアクションだ。彼にもプライドがある。
家でレースの真似事をしてた奴らが通用する程、甘い世界じゃない、と。
だが、彼は生き残った。
自分の可能性を証明し続けた。
このチームエンジニアが素晴らしく…台詞がいちいち味わい深い。
デビュー戦なんかには
「朗報だ。誰もお前に期待しちゃいない。気楽にやれ」とか言うし「メカニックは全員、お前の事が嫌いだ」とか平気で言う。
だが、その目に嘲りや蔑みはない。
むしろ「気負うな」と伝えているようだった。
白熱するレースの描写は素晴らしいし、スピード感を損なわない台詞のカットインは見事だ。俳優陣も抜群の臨場感を与えてくれる。
レース描写だけでも超一線級だと思える。
とあるレースで「前の車と6妙差」って台詞がある。
カメラはコースの真ん中に据えられ、右側を1台目がかっ飛んでく。見た事もない速さで小さくなっていく車体。爆音が遠ざかっていく…チッチッチッ…俺の中で秒針が動いたような気がした。もうすでに車体は見えず、エキゾーストノイズの残響だけが微かに尾を引いて聴こえる。その刹那に左側をかっ飛んでいく2台目。空気を切り裂くってのはこういう事かと直感で理解する。
おそらくコレがレーサーの感じる「6秒」なのだと思う。映像表現なので、実際は4秒くらいのカットだったのかもしれないが、途轍もなく長い。
先行した車を抜き去る可能性など微塵も転がってないような時間が経過する。
俺の中で「GT」と言えば、真っ先に思い出すカットになった。
新人らしからぬ…いや、ゲーマーだった事が信じられず、まるでレースの申し子のような、コースに愛されてるとも思える彼は事故を起こす。
その事故に巻き込まれ観客が死亡する。
想定外の経緯でレーサーとなった彼の真贋は問われプロジェクトは潰れそうになる。
事故ったコースに彼を連れ出すチーフエンジニア。
彼も過去に事故を起こし引退したと打ち明ける。
彼は「俺はそこで自分の才能を確かめるチャンスを失った。諦めたんだ」と吐露する。
お前は諦めるなと、キーを渡すチーフ。
このリハビリとも思える時間が泣けてくる。
「ゆっくり走れ」
ゆっくり走ってる間にどんな会話をしたのだろう?
「いいぞ、スピードを上げろ」
彼の情熱とか本質を再認識させるような温かく静かな時間だった。
作中では復帰戦がル・マンのように描かれてた。
そう、かの有名な24h耐久レースだ。
…コレ、ホントなの??
レースがどんなスケジュールで行われてるのか知らないけれど、何となく思うのは1年の間に全てのレースが行われてるって事だ。
いや、ちょっと想像もつかない。
2年と経たない間に、フリーターがル・マンを走るなんて、そんな奇跡のような事があるのか?
レース前に訪れる父親との再会にも涙する。
父と彼は幾度となく衝突する。
そりゃそうだ。大学にも行かずゲームばかりしてる息子の将来を心配しない親がどこにいる。
彼はようやく父の理解を得る。
息子の前で、泣き顔を見せまいと意地張って堪えようとする父の泣き顔が印象的だった。
ル・マンが始まる。
主人公が好んでプレイしていたコースだ。数えきれないくらい、何千回とプレイしたらしい。
チーフエンジニアが彼を認め始めたのも、その何千回に及ぶ経験の発露だ。
ようやく加速のGにも慣れた頃にブレーキの違和感を訴える。一笑にふされるのだが、実際ブレーキはトラブルを抱えてたようだ。
でも、ちょっと待て。
GTってソフトは、そんなものまで再現するプログラムを組んでたって事か??
開発者達の尋常じゃない拘りを感じるエピソードでもあった。エゲツない。
比較的上位をキープするチーム。それだけでも偉業だとは思う…煤に汚れていく車体が時間経過を現す。
レース終盤、ピットでの痛恨のミス。大幅に順位が下がる。13位とかだったかな。
諦めない主人公。超人的な集中力を発揮しだす。彼はZONEの住人なのだ。
「自分のルートで走る」と彼は宣言する。
勿論、止められるのだがチーフエンジニアは「ぶちかませ」と答える。
みるみる順位を上げていく。ピットは熱狂の渦だ。
ここに来てコースレコードを叩き出す!
嘘だろ!?
ル・マンのコースレコード??
世界最速の男…いや、歴代最速って事だろ??
車の性能が違うから歴代最速は語弊があるか。でも、優秀するより難しい事のような気がする。
なんていうか…1番にゴールしたのはA、でも1番速かったのはBって図式が生まれる。
0.01秒の差を競うレースで「最速」の称号ってのは、これ以上ないくらいの栄誉だと思えてしまう。
…実話なんだとしたら開いた口が塞がらない。
実際、俺の口は塞がってなかった。
最終コーナー、競り合うのは初戦から因縁のあるレーサーだ。競り勝ち3位入賞を果たす。
…表彰台じゃん。シャンペシャワーじゃん!
なんて綺麗な伏線回収!1位じゃないところがむしろリアル!!と、書いてはいるが、リアルなの!?とも思っちゃうほどにミラクル!
フラッグが振られた時にチーフエンジニアが「やりやがった」と呟き、ヨロヨロと倒れる。
腰を抜かすってこういう事か!
彼のそのリアクションで、ル・マンで3位って事実がどれほどの偉業だったのかと気付かされる。
やっぱり、この俳優さんは素晴らしい!!
彼はいまだ現役で本作のスタンドインもやったのだとか。不世出の天才じゃないか…。
それを発掘した「GT」って凄ぇな。
今でもこのシステムはあるのだろうか?
あっても無くても「グランツーリスモ」ってソフトはゲーム業界だけに留まらず、どんな進化を遂げているのであろうか?
ゲーム開発者でさえ予想だにしなかった未来。
優れたシュミレーターとしての「GT」それだけでも漫画のような話なのだが、そこに加え主人公の成長や栄光、恋愛もそうだし、家族との邂逅や、ライバルとの衝突、チームエンジニアとのバディ感とか、何よりレースの臨場感!
めちゃくちゃ面白かった!
ゲームが元の話と侮るなかれ、バディ物としても超一級の作品だった。
そして、ふと思う。
巷ではFPSの大会などが頻繁に行われてる。
あの銃を構えて、戦場を戦い抜くゲームだ。
このGTの観点から言うと、アレって…優れた傭兵を養成するゲームなのかなって考えたりする。
…いや、さすがに無理があるかw
クルマ好きにはたまらん!
熱く観させてもらった!
夢物語だなぁと思いつつ、がっつり応援してしまう!
観て損なし!
主観ですがそっかぁぁと思ったところ。
ありがちな日本の企業の描き方…涙
彼女はもう少し可愛い子でも…涙
クルマで映画館行ったので帰りはいつもよりアクセルを
踏み過ぎたかもww
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