「これぞ男のルマン!!」グランツーリスモ MARさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ男のルマン!!
ゲーマーをプロのレーサーに育てようという前代未聞のプロジェクトから、青年が本物のレーサーになる物語を描いた作品。
かの有名なゲームソフト、グランツーリスモがキーとなる作品ですね。
ワタクシ、男子でありながら車に全く興味がなく、グランツーリスモもやったことがないが果たして楽しめるかどうか…⁉
結果、タイトルこそゲーム作品のそれですが、内容はレーサー誕生のドラマ作品ですね。
序盤はテンポが良すぎというか、話がポンポンと進み感情移入が追いつかない。ちょっと不安を覚えるがレースが始まればやはり白熱!
驚きのプロジェクトはバカにされつつも、本気で取り組むチームの姿はアツいし、なかなか結果が出なかったり、悲惨な事故が起きてしまったり…と予想ができる展開ではあるが、レースの迫力には魅入られますね。
特に印象的だったのは、支える側の2人ですかね。優しく皆を応援しつつもマーケットを気にしてしまうダニーと、厳しく嫌味にすら見えつつもレーサーの心にしっかり寄り添うジャック。
本筋ではないかもですが、ビジネスマンとアスリート…同じ目標を持ちつつも一致しきらない方針をもつ男達の対比が見応えがありました。
あとは、ハリウッド大作に日本が大々的に出てくるのはやはり誇らしいですね!海外作品で日本語が聞けると嬉しくなってしまうのはワタクシだけでしょうか。
「じゃあそれをどうやるんですか(棒)」はシュールでしたが…(笑)
全体を通し、ワタクシが車やレースを見ない質なので、評判ほど響かなかったですが、それでも興奮したし、グランツーリスモ、やってみたくなりました!ゲーム文化も、日本の誇りですね♪
ちょっとでもレースに興味がある方なら絶対にハマるアツい作品なので、是非オススメしたい作品です。