「夢は大きく」グランツーリスモ Qooさんの映画レビュー(感想・評価)
夢は大きく
まずは1つ後悔した。
IMAXで観るべきだった。
私はプレステだとかのゲーム機器もひとつも持ってなかったし、ゲームもしない。ドライビングシュミレーションゲームのグランツーリスモもよく知らず、
カーレースも見たことないに等しい私が、かなり白熱し、延々と肝が縮まる思いだった。
ランボルギーニやフェラーリ、カマロ、ムスタングなど見事なレースカーらに混じって日産GT-R NISMOが大活躍。迫力もあり、レースのことなど何も知らない私が興奮するには十分過ぎるほどの面白さ。素晴らしい。
5歳の時からカーレーサーを夢みて、ドライビングゲームのグランツーリスモに没頭するヤンが、本物のカーレーサーになるという信じられない実話。
やはりゲームとは違う現実に直面しながらもル・マンの表彰台を目標にカーレーサーにと鍛え上げられる。
ゲームならクラッシュしても何度でもやり直せる。だが現実は常に死と隣り合わせ。更には人を殺してしまうリスクだってある。
レース中に事故を起こしてしまい、目覚めてその現実を否応無く叩き付けられる。その事故は自分のせいでは無いと言い聞かされるものの、その葛藤に苦闘するヤンを見るのは、こちらも辛い思いだ。
それでも何とか立ち上がりカーレーサーとして成長を見せル・マン24時間レースに挑むヤンとシムチーム。
見事 上位を獲得し、日本の旗を掲げられ表彰台にのぼるシムチームのヤンたちが本当に凄いと思ったし、誇らしかった。
息子のヤンが現実のレースで活躍するうちに、ヤンの父親が、ゲームに没頭していた頃の息子を戒め、就職するよう促していたことを「守ることしか考えてなかった」と謝っていたが、親なら我が子の将来を案じてそうするのが当然だと思う。ゲームをしていてカーレーサーになれるとは露ほども思えない。
でもそれを実現させることが出来たヤンももちろんだが、それを支えたまわりのそうそうたる面々が素晴らしかった。
こんばんは、みかずきです
レビューの最後の2行に強く共感します。
直向きに夢を追いかけるヤンは凄かったですが、
そんなヤンに触発されて、ヤンを取り巻く人達がヤンの夢を支えるようになるところがGoodでした。
夢って、夢を追う本人と、それを支える本人を取り巻く人達のチームワーク、チーム力で達成できるものだと思います。
チームで戦うことが夢の実現には大切だと実感できました。
では、また共感作で。
ー以上ー