SISU シス 不死身の男のレビュー・感想・評価
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ダイハードには憧れます。
舞台はサンタクロースが住むという北欧ラップランド。第二次世界大戦後期の荒れ地でダイハード爺さんひとり対ナチスの小隊の戦いです。
枝葉をそぎ落とした、明確この上ない直線的なストーリー展開でゴア表現たっぷりに殺戮シーンが続きます。だがしかし、キャラクターの存在感や舞台設定に手が込んでいてしらけることがありません。
考えてみれば漫画的な展開も力技で走りきってくれるので世界観に破綻なく満足させられてしまいます。
たまには舗装なしの荒れた真っ直ぐな道行きにつき合うのもよろしいですね。
同じく爺さんのわたしはぽっこりお腹でよたよた歩いておりますが、明日からはとりあえずツルハシを背中に携えて行くようにしてみます。
トンデモ展開すら爽快⁉
想像通りのぶっ飛んだバイオレンスアクション!
初期タランティーノ作品を思い出します。
全てを奪われ、ただ敵を血祭りにあげていたため、荒野に放逐された元兵士。
一人で砂金を取ろうとしたら、親指大の金塊発見 荒野で金を堀り始める。
世捨て人のような生活なのだから、金なんて必要ないんじゃ?
…そんなツッコミを入れて見ていたけれど、
そもそも、金塊がなければナチスとは絡めないもんね。
出て来るキャラクター、みんな傷だらけ。
そして、殺し方もやられ方も、バラエティに富んでいる。
殺られる兵士の手足の飛びっぷりは、B級スプラッター顔負け。
いつも傍らにいる愛犬ウッコが、とにかくカワイイ♪
ナチスのトラックに捕らえられていた女性たちも、魅力的♪
トンデモ展開も満載ですが、そこがまた爽快!
「不死身の男」というタイトルに、ちょうどいい感ありました。
B級アクション系が好きな人は見ないと損かも!?
笑えるほど死なない!
痛いシーンが苦手な私ですが、そんなことを軽く超えてくるブッ飛んだ展開に、開いた口が塞がりませんでした。
ってか、人って驚くと本当に口が開くんですね。笑
そこからはもう、テンションが上がり過ぎて笑いっぱなし。
情緒がおかしくなる感覚を、ぜひお楽しみください!
あ。誤解を招くといけないので…決してコメディではありません。
基本はバイオレンスアクションです。
でも!しかし!それだけでもないのです!!
様々な魅力が詰まった1本。
…雄大な地平線にたなびく雲。
日暮れに浮かび上がるシルエットのカッコ良さ。
美しい水中にもうっとり。
マカロニウエスタンを彷彿とさせるキメキメなショットにも痺れますし、ユーモラスな部分もあります。
主人公は寡黙です。
他の人物たちもあまり語りません。
めちゃくちゃセリフが少ない脚本なので、逆に言葉が印象に残ります。
ぜひ“ラスト”まで楽しんでください。
…それで言うと、戦いの理由が正義とか国家の為でないところも、とても好き。
あと、モフモフなワンコちゃんが非常に良い芝居をするのですが、本当に主人公のヨルマ・トンミラさんの飼い犬だそうです♪
いろんな角度から楽しめる映画なので、普段バイオレンスアクションを見ない方にもおすすめしたい!
きっと新しい面白さに出会えると思います。
絶対に怒らせるなよ!!
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