劇場公開日 2024年3月22日

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四月になれば彼女はのレビュー・感想・評価

全162件中、101~120件目を表示

3.0ウユニ塩湖行きたい 美しい景色たち

2024年3月25日
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鑑賞方法:映画館

タイトル、サイモン&ガーファンクルじゃん?…と原作を読んだのはだいぶ前。なんで内容忘れたりしてますが、半分記録も兼ねてるので悪しからず。

前の恋愛を引きずるというか、消化しきれないまま納得いかないままなのは苦しい。愛が続く続かないは難しいです。
何故、春が手紙をくれたのか、弥生がいなくなったのか。考えると切ない。
手紙が一つの契機となって、今の自分の気持ちに向き合う話だけど、セリフだけ聞いてると、小難しくしてるなーと、愛がとても重く感じてしまいました。なんか、きつかった。うーんちょっと弥生が心の病を抱えてるからか。
あと…突然いなくなる系は悲しいからイヤです。

俳優さんたちは良かったです。
こいつわかってねーなあ、みたいな顔の河合さん、さすが上手いですね。
お父さんが竹野内とはかっこよすぎるが回想の中だけで、以降どこへ行っちゃったのか。
健くんはギリ大学生に見えたのですごい。でも個人的には健くんと長澤まさみさんがどうもカップルに見えなくて。長澤さんが落ち着いて見えるからだろうか?
そういえばお二方とも、川村元気作品は2回目ですかね。

そして、藤井風、曲はまだ少ししか知らないけど好きです!

毎年、春は落ち着かない。三月中に今作を見て、果たして四月になったら…と考えました。

*****
川上健一氏の同名小説「四月になれば彼女は」がいつも図書館の棚にあるのが借りられ予約待ち。相乗効果なのか間違えた方がいらっしゃるのかもで興味深いです。(数人予約してる)

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ふわり

4.0人と人との関係性は些細なことで変化する

2024年3月25日
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人が出会い別れること。それを突き動かす動機、きっかけは些細であり、何気ない気持ちの変化やそれに伴う行動の変化ですぐに移り変わってしまうのだとこの作品を見て感じました。
俳優たちの演技やスケールの大きな映像も美しく、物語の世界観の広さも感じました。

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Sugi

3.0四月うまれで名前は弥生

2024年3月24日
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なにがやりたかったんだろう?

っていうのが観終わって一番最初に思ったこと。

紆余曲折あってってわけでもなく
序盤にみせた二人の関係は良好にみえた。

あそこで多少のぎこちなさがあれば
後半の展開もすんなり受け入れられたけど

あとから実はもう亀裂はいってましたー
では???そんな素振りあった?って感じ

序盤でめちゃくちゃミスリードさせて
後半のあの展開にもっていったほうが
よっぽど面白くなった気がする

あと主人公のまわりが主人公のこと分かりすぎてて
というか弥生の妹なんなの?あれおかしいでしょ?

最初からそんなすきでなかったでしょ?
ってそんなことあります?
寧ろ動物園で追いかけた藤代は弥生のこと好きだったはずだし。

PENTAXなかじま さんがまた光った作品でしたね。
彼と主人公のやり取りはすごく良かった。

こいつら通じあってるなってわかる感じが○

なんかもったいないなー
主題歌が満ちていくっていうタイトルも皮肉に終わってる

全然満ち足りなかった。

嫌いではないけど
中途半端な作品って感じ。

手紙っていうアイテムにももう限界ありますしね。

ツッコミどころが多くなるから
違う手法のほうがよかった

4月1日うまれは学年3月にくいこまれるから
卯月でなく弥生なのかな?

そこまでして名前を弥生にする意味もよくわからなかったけど

んー嫌いでないけど期待値高すぎたかな

原作のほうが内容充実してそうなので
今度読んでみます。

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いけだ あさり.

3.5観る人を選ぶ作品

2024年3月24日
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これまでの佐藤健を期待して観たらいけない映画。

佐藤健、長澤まさみ出演なので、ちょっとだけ展開をひねった王道ラブストーリーなのかなと思って観たら、
ラブストーリーではあるけど重ための題材。

自分の友人が鬱で悩んでいた時期があり、当時友人から不安な心情をいろいろ聞いていたのですが、作中で情緒不安定になった登場人物が話した不安な心情が、その友人の心情と酷似していて驚きました。
精神的な不安定さを抱えた人の描写ができている作品なのかなと感じました。

予告を観た時、個人的には佐藤健と長澤まさみはカップルには見えないなと思っていたのですが、鑑賞後は、ストーリー的にあえて「お似合いの2人」っぽくない組み合わせにしたのかなとか。
原作は読んでいないのでなんとも言えませんが、きっと細部にこだわりのある映画なんだと思います。

横顔のシーン多かったのですが、長澤まさみの美しさが際立っていました!

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きい

いまいち

2024年3月24日
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単純

今日見てきました。期待して行ったんですけどいまいちでした。みんなにおすすめできない。
森ななちゃんのでばんがおおすぎ!佐藤健と長澤まさみもなんかよさがでてなかった!いまいちでした

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フロリダ

3.0幸せな長編デビュー

2024年3月24日
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泣ける

悲しい

感想

撮影◎美しい風景を印象的に撮影している。
アングルや色彩感も状況に応じた素晴らしい出来映え。

俳優◎出演者は豪華。出演全員の演技は充実していた。竹野内豊さん、キレ者役が最近多かったが、鬱ぎみの悩める父親役の演技が印象的で新鮮であった。仲野太賀さんのタスクも落ち着いた好きな役どころであった。

音楽◎デュアリティから殆ど全てを聴き続けている大好きな作曲、音楽家小林武史さん。映画音楽に関しても間違いないクオリティで心に投げかけてくるものあり。

原作◎
脚本◯
ベースとなる原作は良いとして、
ここからは脚本と演出に難があると感じるところだか、弥生の妹、純役の河合優実さんは実力もあり、大好きな女優さんで今回も良い味を出していたが、弥生との姉妹関係が幼い頃からもう少し映像的に細かく描かれると、現在の藤代と純の絡みに河合さんの味がひき立ち、意味を見出せたのではないかと思う。残念に感じる。

他、原作ありきなので付加出来なかったということがあるのかもしれないが、藤代と春の関係について、もっと丁寧に、ペンタックスを中心に大学生活4年間を春夏秋冬に例え、3人の学部の違いや性格等がわかるようなちょっとしたエピソードを説明ではなく映像化して創作し、交えると現在の藤代の人間性に焦点を当てた時にもっと深みが出たのでは。と感じる。中島歩さんは落ち着いた、若いのに渋さを感じる俳優さんで、印象深い演技だったので演出が残念に思えた。

佐藤健さん、長澤まさみさんは貫禄の演技で素晴らしいの一言。森七菜さんも演技巧者。3人の、特に顔の表情に訴える心を掘り下げた演技は本編の中で何度もあり感動した。

演出△残念ながら、制作期間が限られていたのか、資金も充分にあり、キャスト、スタッフも一流で幸せな監督デビュー作として、部分的に良いものは感じるが、最終的に演出全体に個性というか、作品への拘りのようなものを感じることができなかった。
厳しいようだが、映画監督として、単なるシチュエーション重視のMVやPVとは映画というのは根本的に違うのだという事を、認識すべきと私感する。

制作陣の素晴らしさ🌟
俳優陣の熱演が星🌟追加で、
⭐️3

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Moi

4.0様々な葛藤があることはよくわかる

2024年3月24日
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一組の結婚を控えた男女の物語で、そこに至る直前の双方の気持ちのすれ違いに観客はいろいろな思いを抱く  そこに十年前の元カノ春の話が絡むのだが、十年前と現在の話が交互に描かれることで、主人公藤代の思いを共感している気持ちとなった  とはいえ目の前の弥生に対する思いが揺らぐことはなく、弥生の方が葛藤を抱えて行動を起こすのであるが、春の十年間をみていると、春の幸福も願わずにはおられない気持ちにもなった  十年前のカノジョなんて、まして自分を裏切ったカノジョのことなんて、許せなかったはずののに手紙や写真を引き出しに入れておくところなど、断ち切れない思いが藤代にあることにも同じ男性として共感してしまう自分が情けなくも思う
書店にいくと原作者 川村さんの本がたくさん並んでいる  今、現在のこの世代の思いを描くには人気があることも伝わってくる  女性にとっても、男性にとってもこういった葛藤が大きいものなのだろう
個人的には中島歩さんに注目  見た目と違って内面がだらしない、胡散臭い、そんな役が去年の作品にいくつかありましたが、本作は髪型もスッキリして若々しい好青年でありました  (3月24日 イオンシネマりんくう泉南 にて鑑賞 )

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chikuhou

3.0愛を終わらせない方法?

2024年3月24日
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鑑賞方法:映画館

恋の間違いでしょ?
なんか、よくわからない。いまどきはこの感覚が普通なの?
普通若者の話はそんなこともあったよね的に同感できるものだけど、この話はどうしてそうなった?ばかりで。
友達いないの?誰か何か言ってあげないの?両方とも親出てこないんだけど。

そりゃ今の世の中いろいろ怖いさ。
でも、きちんとその都度ぶつかってこないと、ちゃんと大人になれませんよと思いました。

まぁ私自身はネバーランドに住んでますけど(笑)

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femme fatal

3.5愛し続けることの難しさ

2024年3月24日
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泣ける

悲しい

幸せ

何度も観た予告に惹かれて鑑賞してきました。公開2日目の夕方の上映回だったにも関わらず、300人規模の箱に観客は自分一人だけでした。おかげで作品にしっかり浸ることができ、周囲の目を気にすることなく涙を流し、なかなか贅沢な気分を味わってきました。

ストーリーは、精神科医の藤代俊のもとに、かつての恋人・伊予田春から世界各地の美しい景色の写真が添えられた手紙が何通も届くようになる中、現在の恋人であり、同棲しながら結婚の準備を進めてきた獣医師・坂本弥生が突然姿を消してしまい、その理由がわからない藤代は、周囲の人たちに相談し、弥生との日々、春との思い出を回想しながら、自身の恋愛を見つめ直していくというもの。内容もさることながらヨーロッパの絶景の数々が非常に魅力的で、これだけでも観る価値がありますし、今すぐにでも旅に出たくなります。

元カノからの手紙と今カノの失踪が、結果として収束していく流れは、ある種のミステリー仕立てにも見えて興味深かったです。また、その二つが下世話で短絡的なつながりではなく、それぞれの心に残る愛やそこにまつわるわだかまりを乗り越えようとする、自分と向き合うための大切な行動であったことに心打たれます。

失くしたものを取り戻すというのは、口で言うほど簡単ではありません。自分より大切なものの存在に気づきながらも、それを手放すまいともがくこともせず、結果として失った過去の苦い経験をもつ春。彼女が、それを乗り越えるために約束の地を独りたどり、それを経て新たな人生を歩み出そうとする思いに、目頭が熱くなります。

そんな彼女の強い思いに揺さぶられ、弥生は自身を重ねて彼女に会おうとしたのではないかと思います。失うことを恐れて手に入れない選択を心がけ、それでも藤代とならと愛に身を投じたのに、日々の繰り返しの前ではやはり愛が色褪せていく。このままでいいのかという思いがよぎった弥生は、人生でこれ以上ないほどの愛を藤代に感じた春の姿から、何かを得たかったのかもしれません。

それは藤代にとっても同じで、泥くさく相手に向き合うことをせず、誰に対してもどこか距離をとって接してきた彼は、この出来事を通して初めて人と本音で向き合い、心の深いところでつながる大切さを感じたのではないかと思います。春の命懸けの行動がきっかけとなり、失われかけた愛が救われたように感じます。

ただ、回想シーンが多く、時系列がちょっとだけ整理しにくかったのは難点です。また、登場人物の心情もはっきり語られているわけではないので、観る人の立場や経験により、全く異なる感想となるかもしれません。それはそれでおもしろいですが、やはり口で言ってもらわないとわからないことってあるよな〜って思い、弥生の失踪当初に周りから責められる藤代がちょっと気の毒に思えました。

主演は佐藤健さんで、困惑しながらも弥生を追う藤代を好演しています。脇を固めるのは、長澤まさみさん、森七菜さん、仲野太賀さん、中島歩さん、河合優実さん、ともさかりえさん、竹野内豊さんら。中でも、森七菜さんの大人の魅力が増した演技がとてもよかったです。仲野太賀さん、竹野内豊さんも、さすがの存在感を発揮しています。

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おじゃる

4.0美しい映画

2024年3月24日
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鑑賞方法:映画館

予告編でロケーションが綺麗だったのと、仲野太賀さんと河合優実さん目当てで観に行った。
チェコとアイスランドは行った事があるので、また行きたいなぁと思いながら観た。
朝日シーンの公園は『耳をすませば』と一緒の場所だろうか?
おそらく撮影にあたって、ロケハンが一番大掛かりな作業だったんじゃないかな。

映像美に特化してしまい、それぞれのキャラクターが置いてけぼりになってるかなと思ったけれど、ヒロイン2人が繋がって物語が大きく動いたあたりはとても良かった。
クライマックスの音楽が少し大袈裟かなとも感じたけど。

ところどころフワッとして分かりづらい部分もあったけど、楽しみにしていた河合さんの出番があれだけだった事以外悪い印象はない。

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コビトカバ

3.0うーむ

2024年3月24日
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深いのか浅いのか、私はよく分からなかった。演技はいいんだけどミスキャストに感じた。
森七菜と佐藤健のカップルは歳に世代の違いを感じて違和感あり、長澤まさみと佐藤健のカップルも違和感あり。脇役の人達はよかった。宣伝で余命を知った元カノって言っちゃってるから感動する部分がボヤけちゃって、しら〜ってなった。

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よっしーな

4.5細かいことは良い、好きな作品。

2024年3月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

劇中の言葉を借りて『何処か病んでる人達』によるお話。決してバカにしているわけではなく、人間なら仕方がないようなことに悩み苦しみ思うようにならない、そんな人間達に共感しました。
派手な展開もなく、明確に何か大きな事が起きたからそうなったわけでもないけど、それはずっとそこにあり、時を経てなるべくしてなった、そのストーリーは見ごたえがありました。誰もが自分の為だけには生きられないよね。それが相手にとって不利益だと分かっていても、それでもどうしようも無い事だってある。
ちなみに、あの姉にして妹がやたらとスレてるのは、一体何があったかわからないけど。

ここ最近の映画で言えば『アナログ』『PERFECT DAYS』のような、いちいち美しい画面が好印象で、時々『何故わざわざ…』と思うシーンもあったけど、そういったモノが好きな方にはおすすめ。
あと長澤まさみさんが好きなので、そこでも楽しめました。

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フクメン

2.5メンヘラすぎ いい年した大人の行動ではない

2024年3月24日
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寝られる

長澤まさみがメンヘラすぎ。
言葉で言わなければ伝わらない。その努力も(少なくとも映画内では)せず、「愛が足りないの!」といきなり失踪し、職場や周りの人(予約していたレストラン等)に迷惑をかけるのはあまりにも非常識。全く共感できない。

なんで森七菜は佐藤健の住所知ってたの?手紙10年ぶりなんだろ?長いこと連絡とっていないような雰囲気出しておきながら手紙が届くのは不可解。
あと

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リニア

4.0愛することを続けるためには、手に入れないこと…ではない

2024年3月24日
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泣ける

悲しい

幸せ

映画化された『世界から猫が消えたなら』『億男』『百花』等の小説の著者であり、『君の名は』や『天気の子』の映画プロデューサー、そして、絵本作家や映画監督等、エンタメ界でマルチにその才能を発揮する川村元気のベストセラー作品の映画化。痛く、切なさの中にも、愛おしさが染み渡るラブ・ストーリーとして描いている。

「愛することを続けるためには、手に入れないこと」と言うセリフがあり、誰かを愛すること、愛されることの実態を掌に感じることは難しいものだと思う。だからといって手に入れない愛は本当の愛なのか?また、本当に相手が求めている愛なのかはわからないままに、自己満足の中で見切り発車している愛もあるかもしれない。そして、いつしかその愛とも別れを告げる時が来るのであるならば、時に流されないで、今、この時この一瞬を精一杯、愛し続けることの大切さこそが、本作が問い掛けているテーマであると感じた。

また、作品の背景として描かれていたボリビアのウユニ湖、アイスランドの海岸、プラハの街の朝日が昇る風景は、人々を寄せ付けないような、圧倒的な大自然の美に包まれ、物語の象徴となって映し出されていく。原作とは、やや違うシチュエーションや人物設定もあったものの、生きることに不器用な者達の愛の形が、美しい景色を背景に浄化されるようにも感じた。

精神科医の藤代は、自分の患者で精神的に苦しんでいた弥生をプライベートでも支え、共に暮らすようになる。そして、2人が結婚を控えていたある日、音信不通だった大学時代に付き合っていた彼女・春から突然、ウユニ湖からの手紙が届く。その後も、世界各地から手紙が届くようになる。実は、その差し出し先は、大学時代の藤代と春が、写真撮影の為に計画していたが決行できなかった世界旅行の行き先だった。

婚約はしているものの、この所すれ違いが多く、弥生を本当愛しているのか疑心暗鬼となっていた藤代にとって、春からの手紙は,二人が若く付き合い始めた頃の瑞々しい魅力的な恋の記憶が綴られ、心も揺り動かされていく。一方、弥生もまた、人を愛し続けることの難しさについて自問自答していた。そんなある日、弥生が藤代の前から突然に失踪してしまう。弥生の行き先を探す中で、友人や弥生の妹から浴びせられた言葉が心に突き刺さる中、藤代が、五里霧中で見つけた本当の愛とは…?

主な登場人物として、藤代役には、佐藤健、失踪した恋人には長澤まさみ、そして大学時代の元恋人を森七菜が務めた。3人とも、複雑に絡み合った心の襞と、一途に愛することの切なさが伝わってくる安定した演技を見せていた。但し、森七菜が、長澤、佐藤の同じ時代を生きていた女性の設定というのは、年齢的にやや無理はあったかも。

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bunmei21

3.5森七菜が全部持っていった感!

2024年3月24日
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長澤まさみと森七菜が共演するなら観るしかない!というのが鑑賞動機です。
過日Netflixで鑑賞した『パレード』が好きだったので、そういう期待を込めて。

「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」
長澤まさみ演じる弥生からの問いに、答えられない佐藤健演じる藤代。

「手に入れてはいけない」というのが、弥生なりの答えだったということから、
弥生の失踪に。

軸はこの問いに対する答え探しをしているように感じましたが、
その答えを見つけたのが森七菜演じる春。

これって死生観な気がしました。
死を意識したときに初めてわかった・・・というのが春だったのではと思います。
そして、その春に触れることで自身も「愛を終わらせない」ことに気づいた弥生。
それは藤代も同様なのだと思います。

いろいろ無理な展開などはあれど、映画の本質はそこなんだろうなとおもって観ると
私は好きな作品でしたね。
でも、藤代の佐藤健は勿体ない気もしましたが、佐藤健以外にピンとくる俳優も
なかなかいないよなぁとも思いました。

脇を固める仲野太賀と中島歩は藤代に良い影響や支えになっていて良かったですし、
竹野内豊演じる春の父は、2022年公開の『ノイズ』における松山ケンイチを彷彿とさせ
不気味さを僅かな時間で醸し出しているのはさすがだなと思いました。

でも、私は森七菜に全部持っていかれた感がありました。
冒頭から海外にいる春、藤代に手紙を書く春、日本に戻ってきてカメラを片手に施設で働く春、
そして、ラスト近くでの弥生とのふたりのシーン、ここで涙腺崩壊&号泣しました。
ラストよりもこのシーンがいちばん好きでした。

小林武史の音楽もマッチしていましたし、藤井風のエンディング曲も良かったです。

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ひでちゃぴん

4.5恋愛下手な今の若い人たちへのメッセージ

2024年3月24日
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悲しい

知的

幸せ

厳しめのコメントが多いようですが、私は良い映画だと思いました。この映画のテーマの一つがマリッジブルー。本当にこの人で良いのだろうか、うまくやっていけるんだろうか、という不安を抱えたまま、結婚が間近となった女性が突然、姿を消す、というミステリー要素もあり、映画全体の構成は凄く良くまとめられていて、少なくとも展開で飽きるようなところは一つもありませんでした。姿を消した女性だけでなく、主人公の男性も、そしてその元カノも、みんな何かを踏む切って前に進むことに躊躇する人たちです。実は、これは今の若い人たちだけでなく、日本人全体がそうなのでしょう。昔はお見合い結婚が多くて、無理やり踏み切ることを強制されて、それで結婚していたわけですが、そうした強制が無い現代の日本では結婚に至る人が減る一方です。作者は、一歩前に進むことを多くの若い人たちに伝えたかったのではないでしょうか。
長澤まさみさんは、最近の作「パレード」でも抜群の安定感を見せていました。佐藤健さんは、今一つ優柔不断で恋愛下手な男をうまく演じていました(難しい役だと思います)。そして、森七菜さんは、この映画を見て、改めて今後の日本映画に欠かせない女優の一人になっていくと確信しました。
ここのレビューを見て、映画館に行くのを躊躇する人はもったいないです。ぜひ映画館でご覧になって、自分の目で確かめてください。

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仙

4.0愛を終わらせない方法とは

2024年3月24日
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素晴らしい映像美でした。
ウユニ塩湖、プラハ、アイスランドの朝日は、
日本に住んでいるとあまりお目にかかれない美しさが
見事に映し出されていました。
しかし、そう非日常世界を美しいと思うことは
日常をよく見ていない、今ある幸せに気づけていないのではと、作品を見て考えさせられました。
そして、愛する人といれる時間を日々大切にし、
行動に起こして愛を伝えていかないとなぁと
しみじみ思いました。

佐藤健さん、長澤まさみさん、森七菜さん、
哀愁が漂うせつなさを細かな表情で表現されていて、素晴らしかったです。
また、竹野内豊さんの演技も流石でした。
わずかだが、しかし確実にそこにある狂気を
表情とセリフで見事に表現されていました。

本当に大切なことは
なんとなくではなく、
準備してしっかり伝えないといけませんね〜

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oracle

3.0ボリビアより女優を観たいのだ!

2024年3月24日
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駄作だの雰囲気映画だの言ってしまうのは容易い。
内容的にも、一見恵まれてる人達にも、まあ色々あるよね、としか言いようがない。
医者の恋の不養生ももちろん大変なんでしょうが、それより、弥生の妹や春のパパは大丈夫なのかしら?と思います。
しかし、映像の綺麗な事!
監督はMVの名作を撮られてきた方なんですね。
しかし、女優達があんまり綺麗に撮れていない。
今作に限らず、長澤まさみは見るたびに髪型はそれで正解なのか悩んでしまいます。
大きなお世話ですが。
何かいつもヘラヘラ飄々として、浮遊感と生活感を感じさせるいい女優さんだとは思います。目尻のシワもチャーミング。
男優陣の方が魅力的に撮れています。
仲野君は見た目イカニモでも、話せばノンケにしか見えない。逆にリアリティ?
森七菜ちゃんは可愛いけど、完全に風景に溶け込んでいて、モデルとしてはOkなんでしょうが、息遣いが感じられません。
まさみちゃんが教会で弾いていたのが、斉藤由貴の卒業でしたかね?
長回しにはちょっと相米慎二を思い出したりして。
あんな風にアイドルの詩情あふれる表情を撮ってあげて欲しかったなぁ。
凡作を名作に変える魔法はヒロインのエロティシズムですよ。
もっと女優を愛してあげてと監督に言いたい。
卒業といえぱ、森七菜は倉沢淳美に似てるかも。

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こうた

3.5ラブストーリー重々承知の助

2024年3月24日
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幸せ

萌える

長澤まさみ目当て。

森七菜ちゃん愛くるしいわー

ドラマチック過ぎるわぁー
そらそうか(σ≧▽≦)σ

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コンブ