「ストレートに訴えてくるものではない」四月になれば彼女は ぱぱぱんださんの映画レビュー(感想・評価)
ストレートに訴えてくるものではない
クリックして本文を読む
だからこの映画が よく分からない、と思う人が多いのかなと。
私は3年前に小説を先に読んでいて、よく分からないなぁと思っていた。
映像で観たらどうだろう、カメラや写真も出てくるし、そんな理由で、なんとなくで観てみた。
↓思ったこと。
いくら好きな人でも、大切に想う人でも、何もせずこの先もずっと一緒にいられることなんて、ない。
家族でも、パートナーでも、友達でも。
私たちは変わっていく。
変わりたくて変わることもあれば、
変わろうとせず変わっていくこともある。
愛だって、そう。
見えないから分かりづらいけど、
見えるとか見えないとか、もはや関係ない。
例えば、フジが、4月が嫌いだと言う弥生に、4月が好きになればいいなと思って引っ越しを急いだと言ったシーン。
これは、相手のことを想って、行動に移したこと。
こういうこと、お互いにやらないと。
お互いに、"愛し続けること"ができるよう、努力をし続けないと。
面倒くさがってしまうと、それは簡単に終わる。
↓セリフより引用
「わたしの愛」と「あなたの愛」が等しく重なっていたときは、ほんの一瞬。
避けがたく今日の愛から、明日の愛へと変わっていく。けれども、その一瞬を共有できたふたりだけが、愛が変わっていく事に寄り添っていけるのだと思う。
コメントする
