「自分が歳をとったからだろうか」四月になれば彼女は あいわたさんの映画レビュー(感想・評価)
自分が歳をとったからだろうか
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この映画は恐らく恋愛映画なのだろう。ただ、あまり好みではなかったかな。
俊の気持ちには共感できる。自分としては十分愛していたつもりだったが、それが届いていなかったことを感じ、戸惑う。海外旅行まで準備したのに、一方的かつ残念(恐らく理由である父の問題を、仕方ないと感じるか、大人としては自立できておらず残念と感じるかは個人差あるでしょうが、私は後者と感じました。)な理由でドタキャンされた元カノからあんな手紙が届いたら、懐かしさと冷めた気持ちがない混ぜになった複雑に気持ちになるでしょう。
春の気持ちもまぁ想像できなくはないかな。余命いくばくも無いと分かり、夢だった旅に出る。もちろん、旅先の出会いも楽しいけれど、ふと思い出した元カレに連絡したくなってみる。あんな別れ方しておいてよくも図々しく、と個人的には思うが、まぁ精神的に不安定になっていれば理解できなくも無いのかな。
一番理解できなかったのは弥生。いったい弥生は俊にどうして欲しかったのでしょうか?何を思って春を追ったのか、ちょっと自分には理解できなかったです。
若い世代には人気の作品なのか。LINEの句読点一つでマルハラだと騒いだり、就職直後に退職代行サービスを使う世代らしい、よく言えば敏感、個人的な印象としては過敏な感性を持つ世代の好みなのかもしれない。自分も歳をとったものだ。
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