「あの日回せなかった車輪」四月になれば彼女は berkeleyさんの映画レビュー(感想・評価)
あの日回せなかった車輪
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四月になれば彼女は
他人の日常や意思を、とても大事に思っている
医師としても、相手へリスペクトを忘れずに話す
やがて遠ざかってしまい、望みから離れていくことに気付く
障害となるものに譲って生きていく
出掛けることを許されるのは、時間がないと感じる時だけ
あの日に回せなかった非日常の車輪。
旅行は区切り。世界を初めて回る機会は、一度しかない。
それでも、まだ失ったグラスは取り戻せるか。四月は、もう一度やってくるのか。
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humさんのコメント
2024年4月26日
…許されるのは、時間がないと感じる時だけ。衝動を起こす本能的なものや心のなかに占めていた深いおもいが動きだし、ラストにむけ駆け上がっていく。それまでになかった3人の熱量のきっかけでした。与えられ、限られた〝いっとき〟の重なりの人生には、あいまいにしてはいけないこともあり、タイミングを見失わないようにしなきゃいけないことを改めて思います。
少し遅れて鳴った目覚ましのようにだんだん起こされた作品でした。