「この映画を観て変わりました。」四月になれば彼女は イルカさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画を観て変わりました。
映画初日舞台挨拶付きの時間帯に鑑賞
原作は読んで見に行きました。まず思ったのは、冒頭の森菜々さんのウユニ塩湖に立つシーン映像美がすごい。いつか行ってみたいと冒頭すぐ息を呑む衝撃!これは映画館で是非観てほしい。テーマは愛を終わらせない方法それはなんでしょう?過去と現在を行き来しながら、その謎の答えを、フジ、弥生、春、を通して紐解いて行く映画。それは手に入れない事と弥生は言って居なくなる.フジは弥生を探しながら愛を終わらせない方法も探す。春はこの謎解きの答えを導くキーマンだと思う。春は死ぬからこそ気づけた.大学生の時は愛を手に入れなくてフジと離れた.後悔なのか死ぬ間際にフジと行くはずだった所をあの父から離れて旅をして手紙をフジに出す。弥生は手紙を読んでしまい春に逢いに行きそこで働く「ちょっと怖かった」
弥生は春を通して答えが変わった。春は愛を手に入れない事を後悔していた。あの時お父さんを選んだのもけして後悔はしてないと思える。でもフジを手放してしまった愛を終わらせてしまった、つなごうとしなかった事に後悔しているように思えた。弥生もフジも春から気づかされたのではないのだろうか?愛することをさぼった。いつかトキメキは情に変わった。仕方がないしそれは私でも同じだ.結婚して何十年も一緒にいてトキメキは情に変わる自分の時間が大切と思う時もある.話を適当に聞いてる時もある。でも映画を見て思った。愛を終わらせない方法相手を思いやる、寄り添う、話すと気がついた。知っていたが映画を見て思い出した.かまけてはいけない。これだけで価値があった。フジは思い出のグラスをすぐ捨ててた。でも後から買い直した.水の流れが悪い洗面所フジは最初弥生を思いやる事もせず、そのままだった。キリンの睡眠時間最初興味はなく弥生にそれとなく聞いていたが、ラストプチ動物博士になっていた。明らかに、弥生にラスト寄り添おう、弥生をもっと知ろうに変わっていた。春を追いかける事をやめ泣いたフジ。トラウマを乗り越えて弥生と出会いまた弥生も手放そう諦めているのに気づいたフジ。動物園で弥生を追いかけた時は愛があった時、そして情にかわりその気持ちを忘れ結婚しようとしてたフジ。精神科医なのに、自分の事弥生の寂しい気持ちも知ろうと最初しなかったフジ。ラスト春と弥生に教えられ愛を終わらせない答えがわかったフジ。だから海で弥生を追いかけ抱きしめていた。動物園で追いかけた愛のあったフジを取り戻していた。弥生もきっとフジを好きだったあの瞬間を海で取り戻す事ができた。毎日同じ時間を夫婦で過ごしていると好きというトキメキはわかないが、でも愛を怠らずちょっとした思いやりを持つのを忘れず過ごしていこうと思った.会話、相手の事を知る大切だな。とりあえず旦那さんのしなっていた下着を新品に変え好きなメニューを作ってみようと思った。2人で今度ランチに行ってみよう。些細な事だか些細な事を面倒くさがずにつないでいこうかな。
藤井風のみちてゆく〜ぜひ劇場で聞いてもらいたい。とてもいいです。