「愛を終わらせない方法」四月になれば彼女は Eijiさんの映画レビュー(感想・評価)
愛を終わらせない方法
それぞれに不器用な3人のありようが、等身大の人間を代表しているように見えました。
ただ、人の気持、特に女性の気持を掴めない自分にとっては、
・なぜ春は学生時代、そっちを選んだのか
・最後に弥生は自身の気持をどう整理したのか
といった部分についてもう少し丁寧に見せてほしかったなーと感じました。
また、自身のモヤモヤを解消するために女性は相方の元カノに会いに行きたくなったりするんでしょうか。
それでも、幸せな瞬間に不安を覚えるという点にはすごく共感できました。
愛を終わらせない方法は、「その瞬間瞬間を大事に過ごすこと」ということへの気付きが描かれましたが、「手にしないこと」という謎かけのような問いかけにも考えさせられるものがありました。
「百花」のとき同様、器用な長澤まさみさんの活躍が少しもったいなかったかなーと感じました。
ちなみに日本では、2月29日生まれの人を考慮して、誕生日の前日に歳を重ねるという考えをもとにしていると聞いたことがあります。そのために4月1日生まれの人までが早生まれとされるとか。
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