駒田蒸留所へようこそのレビュー・感想・評価
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いい仕事がしたくなる
向かう先がはっきりしていれば
どんな方法でもたどり着ける
たとえ失敗しても遠回りでも!
ザ・お仕事ムービー
ウイスキーづくりの話で
もっと説明っぽいかと思ったけど
全然そんなこともなく
あっさりと観れた
仕事に目的を持って
一生懸命やれることは素晴らしい。
熱い仕事がしたいと思わせてくれる作品でした。
真の主役は光太郎! 「天職」と「やりがい」の関係にせまるP.A.お仕事アニメ最新作。
封切り前は、こんな地味なキャラデザと、こんな地味な題材で大丈夫かしらんと、他人事ながら大いに心配したものだが、封切り2週間の今日の時点でもそこそこ客は入っていたし、ここの星評価もそう悪くなくて良かった。
地味だけど、堅実で、真摯で、一生懸命作ってあって。
いかにもP.A.WORKSらしいアニメでした。
P.A.WORKSのアニメを観始めたのは『true tears』(2008 )からだから、気づくとずいぶんと長い付き合いになる。15年というのは結構な期間だが、当時『tt』にどハマりした同い年の会社の同僚O君(キモオタ)は、いまでも毎年城端まで深夜バスで赴いての聖地巡礼とイベント参加に余念がない。それだけの吸引力のある作品だった。
それから15年のあいだ、P.A.WORKSは、愚直に作品を発表しつづけてきた。
快作もあれば、それほどでもない作品もあった。
ただ、一貫して「オリジナル」と「地方創生」へのこだわりは喪われることがなかった。
その二つのベクトルの合わさったさきに、いわゆるP.A.WORKSお得意の「お仕事アニメ」というものがあったのだと思う。
とはいえ、これまでのP.A.WORKSの「お仕事アニメ」は、ある程度の「萌え」だったり「美少女」だったり「ドタバタ」だったり「題材自体がアニメ」だったりといった、いかにもアニメ的・オタク的な要素を加味することで、なんとか成立していた部分もあった気がする。
今回のように、地味オブ地味なキャラ&設定で、果たしてアニメとして本当に「もつ」のかどうか、しょうじき半信半疑の部分があったのだが……。
いや、『夏子の酒』とか『マッサン』とかの有名作があることを考えると、酒造りは題材としては地味というよりは、むしろキャッチーな部類にはいるのかも?
自分は下戸なので、酒造りがテーマとして「ひき」があるのかどうか、正直よくわかりませんで……。
まあ杞憂に過ぎなかったのなら、よかったです(笑)。
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企業ものとしては、本当に正攻法の内容で、あまりケチをつけるところもない代わりに、とりたてて「ここが凄い」と騒ぐような作品でもない。
強いて言えば、単純な「蒸留所のなかの苦労とサクセスの物語」とせず、敢えて「蒸留所の若社長と新米ネット記者」のダブル主演とすることで、「外からの視点」&「東京との二元中継」を成立させた点が作劇のキモといえるだろうか。
この作品では、ヒロイン琉生の姿は常に第三者的な「外からの視点」を介してしか描かれない。だから、琉生の内面については最後まで謎の部分が残るし、美大でなにがあったのか、なんらかの挫折を経験したのかなど、寸止めで語られないゆえに判然としない過去の要素も結構多い。
すなわち、観客が彼女に全面的に感情移入して自己同一化するような作りにはなっていない代わりに、その分、キャラクターにはある種の奥行きと触知しきれない深みが残るし、観客はより客観的に彼女のチャレンジを判断し見守ることができる。
出来の悪いネット記者との対比で、彼女のぐう聖ぶりを強調することもできるし、東京との対比で「地方で地場の仕事を貫徹することの光と影」を浮き彫りにすることもできる。
さらには、琉生のチャレンジと同じくらいの重みで新米ネット記者の成長を描くことで、物語としても複層性を持たせることができる。
結果的に、主人公を二人に設定したのは、大正解だったと思う。
ただ、琉生のほうは、どちらかというと、一生懸命酒造業界をリサーチした結果として、こんなヒロインがいてくれたらいいなと、「頭で作り上げた」ようなキャラである点は否めないだろう。
一方で、新米記者の光太郎のほうは、アニメ制作の現場で実地でうんざりするくらい見てきたような類型的新人であるに違いなく、ありようがおそろしく生々しい。実は琉生よりよほどキャラにリアリティがあるし、こちらをイラつかせる度合いもすこぶる高い(笑)。
僕にとっても、琉生のやっている蒸留所に比べれば、光太郎の職場は格段に自分の今働いている業態に近く、実際こういう手合いにはうんざりするくらい出逢ってきた。
ただし一言いっておくと、この手の「気の乗らない」仕事の現場で「顧客に迷惑をかける」ヤツというのは、一事が万事その調子で、実際にはほぼ間違いなく「伸びない」し、根本的に「向いていない」し、たいがいは早い段階で挫折して辞めてしまうものである。
その意味で光太郎は、琉生以上に「空想的なキャラ」と言ってもいいのかもしれない。
でも、作っている監督は僕なんかの百倍「こういうヤツ」のなかに「可能性」を見出していて、ちょっとやそっとのことではへこたれない「強さ」と「粘り腰」を期待しているんだろうな、というのはビンビン伝わってきた。
と思いながら、パンフを読んでいたら、面白いことが書いてあった。
シナリオ担当の木澤行人&中本宗応がパンフのインタビューで、
〈我々にお声がけいただいたときから、吉原(正行)監督には明確なコンセプトがあったんですよ。監督自身が若い方を指導していく中で、「この人には素質があるから、もうちょっと頑張ればいいところまで行けそうだ」と感じていても、途中で辞めてしまう人がいる。監督はそれをとても残念に思っていらして、「そんな若者たちに向けたエールとなる作品にしたい」と何度もおっしゃっていました。〉
と述べているのだ。
なるほどなあ、と思った。
やっぱり、この映画の真の主役は「琉生じゃなくて光太郎」だったんだな、と。
監督が真に気にかけていたのは、「光太郎みたいなダメな新人」だったんだな、と。
なんにせよ、「お仕事アニメ」としての本作は、人が一生をかけるべき仕事とはどうしたら出逢えるのか、本当にやりがいのある仕事とは何なのか、といった問いを中心に据えて作られている。
父親の突然の死という現実を受けとめて、絵を描く道を諦めて、やむを得ず「家族の酒」のために蒸留所を継ぐ決意をした琉生(もとからいざとなれば継ぐ家の稼業があるパターン)。
大学を出てからも職場を転々とし、鬱屈したものを抱えて「自分探し」をしながら、ようやく「記者」という本気でやってみるとのめりこめる仕事に出逢えた光太郎(何が自分にできるかを自分で探さないといけないパターン)。
もともとは放送作家を目指していたが、ライター仕事も引き受けているうちに、まわりに感謝されることが増えて、いつしかこちらが本業になっていたというヤスさん(周囲の評価がその人の男子一生の仕事を見つけてくれるパターン)。
それぞれが全身全霊でぶつかれる仕事に出逢うまでの道筋は異なるが、重要なのは「それは必ずしも自らの力で選び取ったものである必要はない」ということ。
最近は、個人としてできることの選択肢と自由度が増したぶん、誰もが「自分探し」に余念がないが、パンフで小野賢章もいっているとおり「行き着いた先が声優だった」ということだってある。「天職」は必ずしも自分でつかみ取らなければならないものではない。
成り行きだったり、やむを得ない事情だったり、他者評価の結果だったりがきっかけでも、「天職」に巡り合うことは可能だ。それを自ら選択しなかったからといって卑下することはない。重要なのは、環境論的に与えられた仕事のなかで「やりがい」を見つけ、それを「天職」としてゆく過程なのである。
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最初に「ケチをつけるところが少ない」話だとは書いたが、いくつかひっかかることはある。
いちばん気になるのは、お兄ちゃんがノートを持ってきてくれるタイミングで、父親が死ぬ前にノートを受け取っておいて、妹が画業を諦めてまで会社を継いでいるというのに、いかに喧嘩別れしていたとはいえ、よく8年も放っておいたな、とは思う。
まして、妹が喪われた「独楽」を復活させようと孤軍奮闘していることを知ってからでさえ、ノートを渡してくれるまでには結構なインターバルがある。
最後に「家族のいい話」みたいにまとめられても、レシピ長年隠し持って、妹のチャレンジをスルーしてたようなやつを簡単に許しちゃいけないと思うんだよね。
作劇上は、お兄ちゃんがレシピもってきた瞬間に完成したらさすがにまずいから、何か一味足りない、なんだろう、なにか書いてあるけど読めない、お母さんなら読めるかな?といった「付け加え」をして誤魔化しているが、本来的にはお兄ちゃんがすぐに協力してくれてたら、やらないでよかった苦労が山ほどあるはずだ。
他にも、いかに飛び出してたからといって、親が死んだのを知ったなら後日、仏前に来て焼香くらいしろよと思うし、そもそもウイスキー蒸留をやめることに反発して家を飛び出したのに、妹がウイスキーづくりに再び取り組みだしたタイミングで、ひたすら「買収工作」にはげむというのもどういう了簡なのか。
結局、必要以上にどろどろさせずに、爽やかな後味で観終われるようにするために、お兄ちゃんのキャラクターを「こじれていただけで実は良い人」に設定にしてあるのだが、本来ならもっとひねくれていて、恨みがましく、妹に嫉妬しているような「嫌なやつ」がやるような粘着質な行動を作中ではとっているので、そこに齟齬が生じているということなのだろう。
そのほかでいうと、以下も気になったが、些細なことかと。
●老朽化した建物で電気がつきづらくなっている状況で漏電の可能性を見逃すのは「仕方ない事故」とはとても言えない。(琉生の管理責任はもっと問われてしかるべき)
●あのテイスティングノートを肌身離さず持ち歩いている設定(そして置き忘れる展開)にはさすがに無理がある気がする。パンフを読むと、脚本陣自身も「地に足のついた物語のなかでここだけ漫画チックなのでおそるおそる提出したら意外にすんなり受け入れられた」とか述懐してたから、作り手側にも十分自覚はあると思うんですが(笑)。
●この作品中では「10年後にようやく飲めるようになる原酒の仕込み」の作業と、「来年にも売り出せる『独楽』のブレンディング」の作業が並行して進んでいて、「短期的スパン」で努力と成功が示されるのは実は後者だけなので、ドラマとしては若干拍子抜けする部分がある(日本酒を仕込んで完成して大万歳みたいな「わかりやすさ」がない)。
まあ、本気でやるなら目の前の成功とは関係なく10年は結果が出るまでやんなさいよという制作陣のメッセージがドラマの組み立てにも出ているんだろうけど。
逆に『SHIROBAKO』とか『サクラクエスト』でもそうだったけど、潔いくらいに恋愛要素を作中からオミットしていたのは、なんかP.A.WORKSらしくて良かった。
それから、なんといっても今回は声優陣の安定感が、作品のクオリティを担保している気がする。
早見沙織、小野賢章、細谷佳正、中村悠一、鈴村健一というのは、それこそこの10年に活躍してきた中堅~ベテランのまさに「上澄み」のようなメンツであって、長年のP.A.WORKSの仕事の中で培ってきた絶対的な信頼をもとに、選んで託した「同志」たちのような存在だと思う。適材適所でみなさん、本当に良い仕事をしていた。
とくに先輩が細谷みたいな声だと、後輩は絶対「育つ」よね。安定感がハンパないから。
あと、さすがにもう井上喜久子はお母さん役なんだねえ……。
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個人的にも、今勤めている会社の仕事はある意味斜陽産業で、今年も赤字確定のような状況にあり、昔みたいにうまくいかないことは重々わかっているのだが、これといって改善策を見いだせないといった環境のなか、いろいろと身につまされながら観ました(笑)。
あと、新人育成と継承ってテーマも、やっぱり難しいよね。こちらも日々試行錯誤なのだが、僕もヤスさんみたいな上司になれたらいいな、と。
でもこの5年くらいの新人って、別に誰から怒られたわけでもないし、責められたわけでもないのに、比較的簡単に心を壊して出てこられなくなったり、ほんとに臥せっちゃったりする子が多くて、いろいろ悩ましいところ。俺らの世代よりプライドが高いわりにストレス耐性が低くてもろいから、扱いが本当にむずかしい……。
蒸留所だけでなくキャラ達の実在感が素晴らしい
ちょっと混乱。
お仕事映画。恋愛は無し。
お仕事映画を多く作っているプロダクションの作品だそうで、納得。
とにかく景色が綺麗だった。
長野の近い山、緑と茶が混ざった夏~秋の。青空に映える。
実写だと光の加減などで寂しさを感じたりするけれどアニメはさわやか綺麗。
原作が『コマの復活を願う会』。
ん?コマって実在したの?と一瞬混乱。
いまだ真偽がふわっとしている。
ただコマ含め劇中のウィスキーを再現しようというプロジェクトがあるということは、元々ないものを作ろう、ということで良いのかな?
『再現』という言葉はあったものをつくる、という意味合いだからまだ混乱。
特筆したいのは早見さん。
柔らかいお声のイメージがある方。
最初R&Bの若手の歌手かと。
歌のテクニック、すごい。
今クールテレビアニメでイメージ通りの柔らかいお声で歌を歌っているけれど、全然違う!
どちらも素敵だけどほんとにイメージが違う。ビックリ。
キャラの声色だけじゃなく、歌声も変えれるとはスゴすぎる。
ほぼ余談になってしまいました。
ウィスキーを飲もう♫
日本は北海道から鹿児島まで、スコットランド、アイルランド、アメリカと世界中の蒸留所を廻っているウィスキーオタクなので公開を楽しみにしていました。
背景の細かさに、さすがP.A.WORKSさんとビックリ。
あの蒸留所この蒸留所が写真かな?と思う程、正確に再現されていて、応接室の小物まで一緒で、ほくそ笑んでしまいました、、
有楽町のあの名店バーの椅子のリレーフも!
そして働いているスタッフさんまでかなり本人に寄せていたので、キャラクターデザインさんも各地の蒸留所へ取材に行ったのかなあと、、
お話の方は、
ウィスキーの熟成と人の成長、
そして、それ一つでは個性があり過ぎて飲みにくい原酒も個性を補いあいブレンドすると素晴らしいハーモニーになるように、
バラバラで皆違う方向を向いてしまった家族が一つの目的に向かって協力していき家族の繋がりを取り戻す
とウィスキーの特性を活かしたドラマ作りで良かったです。
フィニッシュ樽のくだりはジワリときました。
皆さんのレビューを拝見したら、普段ウィスキーをあまり飲まない方や興味が無かった方もウィスキーを飲んでみたくなったという方も多く、嬉しくなりました。
お酒を飲む人口が減りつつある今、少しでもウィスキーに興味を持って貰えると良いなー。
そして劇中に登場するウイスキー「KOMA」を再現するプロジェクトも映画に連動して始まってました。
ご興味ある方は是非検索されてくださいませ♪
とてもPAらしい気持ちのいい作品
こういった自然な「地域の空気感」はAPworksならでは
ウィスキーをめぐる物語としても
登場人物たちのドラマとしても
ウィスキーの製造、開発のトリビアとしても
非常にちょうどいい塩梅で最後までじっくりと楽しむことができた
しかし、全体的に落ち着いた淡々と物語が進むのと
妙に作中の時間の経過がつかみにくいため
「なんだウィスキーって簡単につくれちゃうんじゃん」
みたいな気持ちになりそうになってしまうのが危ない
ネット記事の校正ミスなどの伏線が解りやすすぎる
(その顛末もあっさりしているあたり)のも
少し拍子抜けではあったかなあと
冒頭、「音」でウィスキーを見せてくるのがとてもよく
やる気のない主人公が奮起するきっかけが
皆が皆、「自分のやりたいことを仕事にしている」のではなく
「いろんな縁でかかわった仕事がやりたいことになっていった」
ということを知り触れたこと、というのもよかった
最後までグイグイと引き付けてくれる良作ではある
それだけにもう少し時間の経過を感じさせてほしかったなあと思ってしまう
ウイスキー×家族愛×伝承×造り手達の想い
ブレンデッドウヰスキーの魅力
小生、飲み物への拘りが強くお酒、ソフトドリンクから天然水に至るまで実用書を読み漁りましたが、コーヒーはブレンドではなく単一豆、ウヰスキーはシングルモルトと拘って分かった気になっていました。
本作品はブレンデッドウヰスキーへの情熱や苦労を描いた作品です。
幻のウヰスキーと言われた「独楽」が復刻されるまでどれだけの苦労や努力があったのか?
また現実社会でも大小各社の蒸留所でも有り得る苦労を思うとブレンデッドウヰスキーを今一度見直したくなりました。
NHK朝ドラ「マッサン」(2014)でも描かれたブレンデッドウヰスキーへの情熱も思い出し、これもまた観たくなりました。
素晴らしい映画でした。
色彩が美しい
酒は飲めなくても、作品には十分酔える
ウィスキー造りの興味深さと、それに向かう人の思い。表現力。
酒のことは何から何までさっぱり。知識は何もなしに鑑賞。
それでも作製の工程はとても興味深かったし、俄然興味が沸いた。
ウィスキーものなだけに、主軸は色々なクセのある原酒を“組み合わせる”こと。
特にウィスキーの原酒の表現は特に見物。アニメーションというか、絵物語だからこそできた表現方法が光っていたように感じた。
そういった面での面白さ、関心を引くといった点において、この映画が主題とする酒造りの仕事の発信という目的は果たせていたのではないか、と私は思う。
しかし、主人公の青年が所謂卑屈系だったのもあってか、話の流れは気持ち的に下から成功経験を通じて上へと上がっていく感じ...
そこでのいざこざが口に合わないが大きく響く可能性もあるだろうし、そこを強く描くのは中々冒険をしたなと。少し関心してしまう。
だが。
もう一方、蒸留所の社長の女の子。
すごい好き。正直そこが1番好きまである。
家族のことをとても大切に思っていて、途絶えそうになった家業を自分のやりたいことを捨ててまで継ぐその覚悟と意思。
痺れてしまう。私はこういう子の物語が大好きなんだ。
総評
男性部分が少し鼻についてしまった分少し評価しきれない部分はあるが、それでも知的満足度とキャラ描写の良さが光っていたと思う。
仕事物だから大ヒットまでは行かないかもしれないが、私は陰ながら推したい。いい体験だった。
余談
英題の「Komada: A Whiskey Family」の軽く韻を踏んでる雰囲気も好き。
Aと付けるのも好き、「私たちはウイスキー界のほんの一部に過ぎない」のような謙虚さが出ている気がしてしまう。可愛らしい。
「お酒に詳しく」
今年217本目。
お酒に詳しくなります。最低3年寝かす、50年寝かす物もある凄いなあ。樽によって味が変わる、発見。数か月前にコンビニで日焼けした格好いい年配の女性がウィスキー買っていたので、人生で初めてウィスキー買いました。アルコール度数40%、ビールが5%で20ml飲んだだけで酔うのでちょこちょこ飲んでいました。映画後残りを解禁。ロックでやはり美味しい。
作品は若い方が最初は最低限の事は調べておけよとアドバイスされるが、取材する内にどんどん仕事が好きになって自分から積極的にウィスキーについて調べて行くように。自分の天職見つけると努力しなくても好きだから、深く接するようになる事はあると思います。音楽が良くて若い方の成長譚、最後は感動しました。
『成し遂げたいことが明確ならばどういう道を歩もうと辿り着ける』名言炸裂。
山崎、ロックで
なんて言いたくなる、至高の映画。
とても上品で映画がウイスキーそのもの。予想以上にクラフトウイスキーについて細かく掘り下げられており、興味がめちゃくちゃ沸いた。映画完全オリジナルらしいのだけど、かなり完成度が高くて面白い作品でした。
前半パートは主人公に相当イライラ。
これがあるから後半はたまらなくいいのだけど、やること全てに文句言う姿勢が取り返せないくらいムカついてしまう。よく任されたもんだよ。それだけでありがたいと思わないとね。駒田琉生と上司がべらぼうに優しいから救われてるよ、この人は。ここまでクズに仕立てなくても良かった気がするけど、成長度合いは半端じゃないから後味は非常にいいものでした。
お仕事ムービーは、自分の知らない世界を知るいいキッカケになるから大好き。今年は「高野豆腐店の春」もあったし、この手の映画は心の底からワクワクしちゃう。万人受けはしないだろうけど、もっとこういう映画作って欲しいな。私にとってウイスキーは炭酸水で割って飲むものだったし、それが当たり前だったけど、この映画を見たらロックで飲むことが基準となりそう。しかも、クラフトウイスキーなんて全然触れてこなかったから、これをきっかけに嗜好にハマっちゃいそうです。
なんでも何でも好きでやってる人なんて、この世に誰もいない。自分のやりたいことを全てやれる人なんてそういない。だけど、その中で自分の幸せを見つけて、楽しく生きることが、相手にとっても自分にとっても幸せ。若くして社長になった駒田琉生の生き様は凄くかっこよくて、色々と見習いたいものがありました。シンプルだけど、そっと背中を押してくれる、いい人間ドラマ。人生、楽しく生きなきゃ損だよね。
本作で何よりも驚いたのが、早見沙織の歌唱力。
まさか歌ってるのあなただったの!?エンドロール中に鳥肌でした。マジでプロかと思った...すげぇ。心やすまる、落ち着く声で本作に超ハマっていました。本作、若干粗はあるけど、誰が見ても楽しく学べる、大人向けのいい作品です。ぜひ。
全90件中、21~40件目を表示