「クラフトウイスキー」駒田蒸留所へようこそ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
クラフトウイスキー
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アニメだから子供向けだろうにウィスキー作りとは?
中身は幻のウィスキーの復活を夢見る家族、従業員の絆、その苦労の日々と自信喪失の新米記者の成長物語。要はめげずに頑張れば願いは叶うと子供たちに伝えたかったのでしょう、お酒づくりをかけたのは、作家が単にお酒好きだった?、それとも劇場に同伴するお父さんたちへの配慮かな・・。ジャパニーズ・ウィスキーといえば、サントリーやニッカなど大手酒造と思っていました、気になって調べてみたら近年は映画の様な小さな蒸留所がつくるクラフトウイスキーが海外でも評判、全国に90か所もあるなんて驚きでした。
醸造と蒸留の区別も分からない新米記者がウィスキー作りの特集記事を命じられたが、上手くゆかず自分のやりたいことがわからず葛藤の日々、酒蔵を継いだ健気なハルに八つ当たり、ハルには疎遠の兄が居て何やらもめている。終盤には亡くなった父が作っていた銘酒「独楽」の復活を目指して酒蔵の従業員や兄妹、母、記者の光太郎たちが団結、それに支援する同業者たちも加わり、只管邁進。「独楽」の完成には「糸」という焼酎の樽が鍵、独楽を回すには糸が要ると笑っていましたね。光太郎も最後には新米記者を励ます立派なベテランになっていました。まあ、傑作という程ではありませんが王道のハッピーエンド、若者が頑張る物語はおじさんにも元気を頂けました。
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