「職人たちの手がたい佳作」駒田蒸留所へようこそ かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)
職人たちの手がたい佳作
監督吉原正行。
【ストーリー】
ミュージシャンの夢やぶれ、ニュースサイトの編集部につとめる光太郎は、興味をそそられない仕事に情熱を持てないでいた。
そんな中、仕事で訪れた富山の老舗ウイスキー製造会社"駒田蒸留所"を、若くして仕事をついだ同年代の琉生を取材し、その流れで体験記を書くことに。
琉生の、仕事に対する熱意や苦しみを目の当たりにして、光太郎も記者として成長してゆく。
PA Worksの『お仕事シリーズ』の第5段。
監督に『有頂天家族』シリーズの吉原正行をむかえ、丁寧なレイアウトと堅実な語り口でストーリーがつむがれます。
派手なアングルのカット割は少なく、手のかかるロングショットで場面をつないでゆき、控えめな演技ながらカット内の動きで感情の変化を表現する、手間のかかる演出スタイル。
大人むけの物語話法で、一般に知られてない蒸留酒の世界を見せてくれます。
自分お酒好きで、若いころは背伸びして、色々な銘柄のウイスキーからワイン、日本酒やビールなんかを、世界を広げるつもりであちこち足をのばして飲んだものでした。
そんなことを思いだしながら、友だちがわが家にキープしてあるハイボール用の角とジムビームを盗み飲みしつつ、この映画を見てやりましたよ。
や、別に好きに飲んでいいって言われてる物なんですけど。
最初は光太郎がポンコツすぎますけど、そこを乗りきればあとはスムーズに見られます。
次見るときは、ちゃんと自前でお酒を用意して臨みたいですね。
この映画ならオススメは、アベラワーアブーナかな?
キャラメル香が鼻腔をくすぐる、華やかなシェリーモルトです。
(アルコール度数は60%あるのでご注意を!)
今晩は。いつもコメント有難うございます。平日は仕事なので、コメントバック出来ない事が多くて、スイマセン。
私も酒は大好きで、高校時代から飲んでいましたが、昨年春に身体が急に怠くなり、産業医に行って血液検査をしたら、ナントγ―GTPが2500あり(基準値Max50)、”死にますよ!!”と言われ、半年断酒しました。
”酒は飲んでも飲み過ぎるな!”ですね。半年飲まないと、全ての数値が正常値に戻りました。酒は魔物ですね。だから、美味いんですがね。では。