「ウィスキーを飲もう♫」駒田蒸留所へようこそ ゆうすいさんの映画レビュー(感想・評価)
ウィスキーを飲もう♫
日本は北海道から鹿児島まで、スコットランド、アイルランド、アメリカと世界中の蒸留所を廻っているウィスキーオタクなので公開を楽しみにしていました。
背景の細かさに、さすがP.A.WORKSさんとビックリ。
あの蒸留所この蒸留所が写真かな?と思う程、正確に再現されていて、応接室の小物まで一緒で、ほくそ笑んでしまいました、、
有楽町のあの名店バーの椅子のリレーフも!
そして働いているスタッフさんまでかなり本人に寄せていたので、キャラクターデザインさんも各地の蒸留所へ取材に行ったのかなあと、、
お話の方は、
ウィスキーの熟成と人の成長、
そして、それ一つでは個性があり過ぎて飲みにくい原酒も個性を補いあいブレンドすると素晴らしいハーモニーになるように、
バラバラで皆違う方向を向いてしまった家族が一つの目的に向かって協力していき家族の繋がりを取り戻す
とウィスキーの特性を活かしたドラマ作りで良かったです。
フィニッシュ樽のくだりはジワリときました。
皆さんのレビューを拝見したら、普段ウィスキーをあまり飲まない方や興味が無かった方もウィスキーを飲んでみたくなったという方も多く、嬉しくなりました。
お酒を飲む人口が減りつつある今、少しでもウィスキーに興味を持って貰えると良いなー。
そして劇中に登場するウイスキー「KOMA」を再現するプロジェクトも映画に連動して始まってました。
ご興味ある方は是非検索されてくださいませ♪
おそらく日本もスコットランドのように蒸留所同士で原酒を交換しあって、ジャパニーズウィスキーの新しいステージを迎えたいという思いがあって、あの様な話になったのかなーと思いました。
その為に貯蔵庫が火事になる必要があったのかな。
クラファンのKOMAも日本の六つの蒸留所が協力してブレンデッドモルトジャパニーズウイスキーとして作られるようです。
素晴らしいウイスキー愛ですね!
感服いたします!!
今はバッテドはわかるのですが、独楽の原酒は使わずに駒田蒸溜所が独楽の名前を冠してリリースか…とちょっと個人的に引っかかってしまいました。