劇場公開日 2023年8月18日

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「春はすぐそこに。」高野豆腐店の春 ふわりさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0春はすぐそこに。

2023年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

見てる時の年齢や精神状態にもよるだろうが、泣けた。目新しい話ではないんだけど、何でもないようなところでも涙が流れた。三原監督作品は初めて。
今年見た中では上位の作品かもしれない。

娘(家族)の心配、老い、後継問題など生きていると悩みはつきない。でも新しい出会いもあり人生って一喜一憂する。
人情を描いた作品は、最近では「向田理髪店」「こんにちは、母さん」などを見たが、地域で商店を営み仲間たちとワイワイやっている姿が共通している。少し羨ましく思う。
藤竜也演じる父が、最後の方で娘に、「これからは生きにくいかもしれないが」というようなセリフを言っていたが、妙に刺さった。

尾道と言えば大林宣彦監督を思い出す世代なのだが、この映画でも尾道の街並み、アーケード街、フェリーにバイクも乗っかっていたり。。様々な景色をスクリーンで堪能した。いつか訪れてみたい。

肝心の豆腐だが、見てる最中食べたくなった。
豆腐作りのプライドや愛情がこもっていたと思う。
毎日父娘で豆乳をコップに1杯ずつ飲むところが好きだったな。

ふわり