「シンプルだけど。味わい深い」高野豆腐店の春 ゆき@おうちの中の人さんの映画レビュー(感想・評価)
シンプルだけど。味わい深い
尾道を舞台に(これだけでもうたまらん)、豆腐屋の父と娘と、商店街の人と。
具材は揃った、あとはどうそれを加工するか。
娘の結婚や、父親の病気だったり。
正直予測できる内容ではあるけど。
随所に商店街の人たちとの、クスッとくるエピソードや。
父親世代が背負ってきた、昔の話など。
「そうそう!」と一緒にお茶してるような、一体感も。
後半の藤竜也さん。
なんとなく「笠智衆さん」を思い出させるような、朴訥さがいい。
この世代の父親って、こうだよな。
「うちの豆腐は、まず最初はそのまま食べて、次はちょっと塩振って」。
その塩加減や苦汁(ニガリ)が、人生にも当てはまる気がする。
是非とまでは言わないけど、私世代ならきっとほろっとするでしょう。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「お父ちゃん、そのものの味」
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