「「やや」人を選ぶ部分はあるが(後述)、迷ったらおすすめ。」高野豆腐店の春 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
「やや」人を選ぶ部分はあるが(後述)、迷ったらおすすめ。
今年280本目(合計930本目/今月(2023年8月度)19本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
※ 18日(金)は有休消化促進のため、本映画を含め3作品見ています。
広島県尾道市で展開される、豆腐屋の姿を描く映画です。主人の方は結構頑固なようで、この時代(映画内では2015年だったか16年かになっています。
ただ、東京テアトル系列さんの映画であり、個々配慮のある部分もあり、全般としてはヒューマンドラマの様相が強いです。また、広島県尾道市をテーマにするため、いわゆる「地元応援枠」と見ることも一応は可能ですが、尾道市の観光案内的なパートは一切存在しないので注意です。
どうしても「豆腐」という、一人暮らしをしているとなかなか「案外」なじみがない(当然、存在は認知しているが、買ってきて食べるか?までだと微妙?)ものを扱ったものではありますが、迷ったらおすすめといったところです。
採点に関しては以下を考慮しています。
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(減点0.3/一部の尾道弁(広島弁)がかなり聞き取りづらい)
※ 当方、18までは広島市在住です。
方言指導の方が3人いる(エンディングロールにて)ように、かなりの力のいれようですが、かなり聞き取りには苦労します。尾道といえば福山もふくめて岡山よりな部分もありので、岡山弁との混合も見られ、「イエスかノーか」だけは聞き取ることは誰にでもできると思いますが、一部の広島方言(中には尾道方言だけのものもある模様)が結構出てきて、ある程度選びそうかな…という点は感じました(この点、9月の「ミステリと言うなかれ」もそうなんでしょうか…)。
ただ、多少わかりにくい聞き取りにはなっても、ストーリーは一本筋に近いため、混乱を招くことは少ないと思います。
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(減点0.1/散髪屋さんでのマッサージの描写について)
マッサージや、鍼といったものは、伝統的に、そして今でも、視覚障がいをお持ちの方の政策的な独占業務としている部分は、令和5年度においても存在します(いわゆる、法の適用をうけない「リラクゼーションマッサージ」とは別のお話)。
このうち、映画の中に出てくる「散髪屋さんでのマッサージ」の描写については、「数分程度慣用的に行われているものについては不問」という扱いではあり、摘発例もありませんが(もちろん、散髪屋さんを看板にして実際にマッサージ「だけ」をやっていると、当然摘発はされます)、この点は知識のある方が混乱しますので、一言入れておいてほしかったです。
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