「実話とは思えないあり得なさ…w」ネクスト・ゴール・ウィンズ ゆ~きちさんの映画レビュー(感想・評価)
実話とは思えないあり得なさ…w
バンクーバーのスタジアムで楽しめるスポーツは主にアイスホッケー、アメフト(カナダだから、こちらではフットボールと言います)とサッカーくらい。野球はあまりメジャー競技ではないので、シアトルまでわざわざ見に行く日本人がたくさんいます。
バンクーバーのプロサッカーチームのホワイトキャップスのキーパーは高岡という日本人選手で、スタジアムでバイトをしている私はよくサッカーの試合も観ますが、正直日本のチームの方がレベルは高いかな。
なんだかんだで日本はJリーグ発足以降、サッカー人気が上がって、子供の夢は野球選手になることを上回ったほどだし、部活動やユースチームの指導のレベルも上がって、フィジカル面だけじゃなく、メンタル面でも素晴らしい選手がいっぱい増えた印象があります。
さて、この作品はアメリカンサモア🇦🇸の最弱チーム立て直しの実話で、その負けっぷりというか、下手くそっぷりはわざと?というくらい、漫画的展開でした。
オチは大体想像通りで、インビクタスみたいな感動的作品というわけではありませんが、日本代表監督を海外から色々招聘してきた日本サッカーをずっと見てきた人なら、かなり興味深い作品だと思います。
私も指導業に携わった端くれとして感じたのは、やる気のない集団を率いるくらいシンドイことはないということです。ハッパをかけることは一歩間違えると選手のやる気を一層削ぐことになりかねない危うさもありますが、一番めんどくさいのは、集団の中にはもっと頑張りたい、強くなりたいと、熱血指導を期待している選手もいることです。
お前になんか言われたくねーよ、的な不貞腐れるキャプテンがいる一方で、みんなやる気なくて困ってるから、もっと先生が怒って下さいよーとかいう、真面目な子もいるわけです。
この作品に出てくる、アメリカンサモアチームに招聘された監督も、文化や価値観の違い、技術のなさに戸惑い、すぐにイラついてやーめた!と試合を途中で放棄するような忍耐力がない人で、私なんかはあー、わかるー!と思いながら観てました。
全米ランキングでは7位で、それなりに人気のある作品でしたが、バンクーバーの映画館では私以外に5人くらいしかいなかった、不人気作品でした。日本の方がウケるかな?単純でわかりやすくて馬鹿馬鹿しくもある、コメディ作品ですが、スポーツ実話であり、監督に共感したり、同情したりする親や指導者も多いと思います。
外国人にイライラしてもしょうがないんですよね。私も海外に来て一番学んだことは、他人の価値観を受け入れるということでしたから。
追記
1月のYahooニュースで、トルシエ監督率いる、ベトナムのサッカーチームが日本戦で善戦したとのニュースが。
やっぱり指導者の力量が問われるんですよね。日本チームのレベルを最初に引き上げたのは、確かにトルシエ監督でした。
Qoo さん、こちらこそわざわざありがとうございました。
すごく単純明快なストーリーでしたが、文化背景の違いや性的マイノリティの葛藤などまで乗り越えた、温かい作品でした。
ゆ〜きちさん 共感コメントありがとうございます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
いい映画でしたよね!アメリカンサモアの人達もユニークで心優しく描かれていて楽しく鑑賞できました!
かばこさん、コメントありがとうございました。
そうですね、日本の部活はなかなか厳しすぎますねw あんまりその理不尽さも良し悪しです。しかも、そこまで対価もよくないしwww
こんにちは
コメントありがとうございます。
指導者、しかも海外で、っていうのは大変なことなんですね。
他人の価値観を受け入れる、はもしかすると日本国内での指導者には未知のものかもですね。
shige12 さん、こちらこそわざわざありがとうございました。
カナダに来てからジムに行かなくなって身体がなまりました😭…。スポ根見るたび、運動したくてムズムズします!
おじゃるさん、そうでしたか。
子供じゃ尚更忍耐力と噛み砕く説明力が必要ですよね。子供は可愛いだけじゃなくて、時々悪魔みたいになりますしwww
でも、私達も大人たちの無限の忍耐に許してもらって、ここまで成長できたことも自覚しますね。
共感&コメントありがとうございます。
私も、子ども相手ですがチームの指導経験があり、監督のつらさはよくわかります。厳しいだけでも優しいだけでもダメで、腹が立つことも山ほどありました。でも、そんな自分を成長させてくれたのも選手たちで、今は感謝しかないです。本作のロンゲンにけっこう共感しながら観てました。😊
りあのさん、いつもお返事ありがとうございます😭…
日本代表と比べちゃうと…wwwですが、ヘタクソなりに一生懸命頑張ったり、少しずつ成長していくのは感動しますよね。私にはこのくらいわかりやすい作品が好きです。
ゆーきちさん
他作品ですが、コメントありがとうございます。フレディの声、良いな、って改めて思いました。
本作も、実話ベースなのに笑いもあり、真剣さも感じ、なかなか面白かったです。
米領サモアという地域を知らずに観て、トンガの方に有るんだと知れたのも良かった。野球やアメフトと違って、サッカーはボール1つ有れば出来るから、世界でメジャーな球技なんだなと思いました。見た目ラグビー選手みたいな人が多かったけど。
美紅さん、いつもコメントありがとうございます。
よく覚えていらっしゃいましたw 私の場合、専門家じゃないからある程度謙虚でいられましたが、専門家がヘタクソに指導するのは、きっと大変です😩…
グレシャムの法則さん、お返事ありがとうございました。
アメフトやホッケーに見慣れると、ラグビーの丸腰感が心配になるほどですw
女子日本代表は全敗でしたが、仲間との一体感に涙が込み上げました
ゆーきちさん
他作品ですが、クイーンの1981年公演IMAX公開が、当初4日間上映予定だったんですが、好評により2日延長で昨日まで上映がありました。
その最終上映に、行ってきました。
もー、フレディの歌声に魅了されて、感動して、次になんの曲が来るのかわかってても、感動して、1回目よりもっとワクワクしました。
終わったら、なんかまた観たくなってます。
フレディの声って良いですよね。
ゆ〜きちさん、アメリカの北半球でラグビー観戦とは、なかなか得難い体験で羨ましいです。
ラグビーは、他の球技よりもケガの危険度が高いためか、選手がどこの国の誰で、どんなスキルを持っているのか、ということよりもどれだけ身体を張ってるかというところからチームメイトの信頼関係が生まれるので(と思えるので)、私は好きなんです。
グレシャムの法則さん、丁寧なコメントありがとうございました。
先日バンクーバーでラグビーの国際大会があり、観客が思い思いのコスチュームや国旗を身につけているのを見て、とても心が温まりました。
スポーツの力は世界を繋げますね。
ゆ〜きちさん、コメントありがとうございます。
スポーツは正々堂々と戦い、ファンも感情のガス抜きができるから、本当に戦争を防げると信じたい。
ロシアもあれだけ、各競技に質の高い選手を揃えながら、ドーピングを(たぶん)国絡みで行い、スポーツそのものを冒涜した。そういう精神性が、世界から信頼を失うことに繋がるのだと思います。
サッカーを見る限りにおいては、北朝鮮もまだギリギリ話し合える相手だと信じたくなります。
Mさん、いつもコメントありがとうございます。
スポーツに取り組む以上、うまくなりたい気持ちは一緒ですが、指導者のやり方次第ではやる気がなくなることも多いので、相当忍耐力が必要かと思います。全国の監督さん、お疲れ様です😩
トルシエ監督の本で好きな本がありました。なんと言う題名だったかなあ。
やる気のないチームの指導は大変でしょうね。
でも、このチームにはやる気のない人はいなかったような気がします。単にスキルがなかっただけなのかも。