路辺花草
劇場公開日:2023年5月13日
解説
「背中」「さいはて」の越川道夫監督が、同2作に続いて「誰でもない恋人たちの風景」をテーマに取り上げた作品。生活に苦しみながらも道端に咲く花草を愛し、ささやかに生きる男女の生活を、優しさと激しさを交えながら描いた。
画家のナズナは、恋人のキタムラとの生活の果てに精神のバランスを崩し、キタムラのもとから逃亡する。出版社に勤めるコタロウの部屋に逃げ込んだナズナは、そのままコタロウと生活を共にする。花や草を愛でる優しいコタロウの愛に包まれ、落ち着きを取り戻していくナズナ。しかし、コタロウの勤める出版社が潰れて収入がなくなったことにより、徐々に2人のささやかな生活にも亀裂が生じ始める。
ナズナ役は、映画「過激派オペラ」や舞台、テレビでも活躍する佐久間麻由。コタロウ役は、越川監督の「アレノ」でスクリーンデビューし、「佐々木、イン、マイマイン」「ゆめのまにまに」などに出演してきた遊屋慎太郎がそれぞれ担当。そのほか、キタムラ役の永岡佑らが脇を固める。
2023年製作/119分/R15+/日本
配給:キングレコード
劇場公開日:2023年5月13日