劇場公開日 2024年2月16日

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「強迫神経症の映画・・・かと思いきや」ボーはおそれている mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 強迫神経症の映画・・・かと思いきや

2025年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

驚く

斬新

この作品に流れる時間を共有する気になれない。映画に入れない。首をかしげる・・・。この手法に共鳴も共感もない・・このまま見続けるのは不可能ではないかと言う息苦しさも途中からの映像の変調でまるでオズの魔法使いの世界へ・・思い込みの世界と言われるオズの世界は何かの暗示か・・。そしてその答えは終盤に用意されていた。重層的に夢と現が折り重なるが薄い雲母のような意識の幕を丁寧にはがしていくと・・・この監督のただならぬインテリジェンスが顔をのぞかせるのである。全てが監督の用意した装置の中で我々は映画とう舞台を見せられる。この作品を見ると言うより、この監督の作品をある程度の解釈に沿って一元的に見ていく必要がありそうだ。それでも十分楽しめる期待感もある。

mark108hello