劇場公開日 2024年2月16日

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「ホラーというより不条理コメディ」ボーはおそれている moroさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ホラーというより不条理コメディ

2024年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公ボー(ホアキン・フェニックス)が必死であればあるほど滑稽な不条理コメディ。

怪死した母のもとへ帰省しようとする男の「オデッセイ・スリラー」と題されていますが、ほとんどコメディです。
ホラーを期待して観る人はがっかりするかもしれません。この監督の過去作とは趣きが異なる作品だと思います。

章立ててシーンが大きく展開していきます。
冒頭のシーンがサイケデリックでぶっ飛んでいてめちゃくちゃ面白いです。この世界観で1本映画にしてみてほしいくらいです。
冒頭の勢いが良すぎたので中盤失速したようにも感じられました。
終盤は母子の関係に迫り、待っていましたというシーンがやってきます。ゾッとするような、心臓がギュッとなるようなスリルがあります。

冒頭から最後まで何から何までおかしいまま、納得できるような回答はない(と思う)ので、観る人は選びそうな気がします。
ボーが感じている世界、観ている世界を体感するような作品なのかなと思います。

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moro