「アリ・アスターの思う壺」ボーはおそれている 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
アリ・アスターの思う壺
「みんな、どん底気分になればいいな」
なりました。気分悪〜。
主人公が次から次へと災難に見舞われる。
本人にとっては悲劇でも他から見れば喜劇。
普通は、こういうのは、笑わせて、最後にはほろっとしたり、小さな希望があったりして、終わるんだろうけど、全く普通じゃない。
笑わせようなんて思ってないんだろうし、突き放される。
繰り返し見ると、その度に面白さに気づくんだろうけど、何回も観たいような映画じゃない。観ないくせにソフト買って大事に取っておくような作品でもない。
でもなんか癖になるというか好きな人は好きなんだろうな。
エマ・ストーンに続いて、ホアキン・フェニックスが惜しげもなく裸体を晒して、まさに体当たりのはまり役。
(つい最近、ナポレオンだったのに。好きな俳優さんじゃないけど、良い俳優さんなんだな)
コメントする
humさんのコメント
2024年2月23日
まさに思う壺!
突き放し方も、それは容赦ない作品でしたね。一瞬、頑張った甲斐みたいなものが訪れたんですけどね。
ホアキンが役者魂をさらす演技…すごい作品でした。