劇場公開日 2024年2月16日

「悪夢を見た3時間」ボーはおそれている クラウンゾンビ拓哉さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5悪夢を見た3時間

2024年2月13日
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鑑賞方法:試写会

笑える

興奮

難しい

ハピネットファントム・スタジオ様から試写会にご招待いただきました!

要所要所のブラックユーモアなネタに笑って楽しみながら、もう2度と観たくないと思ってしまう怖さがある😂
何がすごいって、グロ描写を抑えているのに人を“不快”もしくは“不安”にさせる演出。
前作の直接的な描写が多かった「ミッド・サマー」とは打って変わって、また別の怖さを出してきた。

この物語をざっくりご説明すると、
ボーは善人だけど恐ろしいほど優柔不断な性格(理由はある)により、物事を悪い方向へと進めていく人物。
そんな彼が、故郷の母親に会いにいくのがストーリーの本筋。
もっと言うと、“怪死した母親に会いにいくこと”が目的。
だが、周りのヤバい人たちの言動、そして自分自身の妄想?でなかなか前に進めない。彼の恐怖の故郷帰り(旅)が始まる。

監督がインタビューで“家族…義務感…煩わしいかも…”的なことを言ってて、まさにその悪いところを体現した恐怖。ヘレディタリーもそうだけど、家族に恨みがあるのかしら。笑

この作品にハマったか?というとそれは微妙なんだけど。笑
改めて監督の作家性に度肝抜かれた。
これからも、アリアスター監督の作品は毎回楽しみにします✨

クラウンゾンビ拓哉