愛にイナズマのレビュー・感想・評価
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B級映画にしか思えない (-_-;)
だらだらしたストーリーに、素人っぽい映像で、オチもよくわからない😥
それぞれのパートは、豪華キャストなのでそれなりに見応えはあるが、映画全体とすれば、まとまりもない😓
私が監督なら、最後は、あの憎たらしい荒木助監督にありえないと言われた花子の作品で、原プロデューサーと荒木をギャフンと言わせて、スカッと終わらせるんですがねぇ😋
芝居は最高
支離滅裂
特に出てくる人の台詞や感情が支離滅裂な感じで、何だかモヤモヤ感があるのですが、最後にはそれが家族の愛で纏まっていく感じでした。いかに疎遠になっていても、何か根底で繋がっているのが親子兄妹でしょうか。
完璧なキャスティングに1億ボルト。
これはやってくれましたな!なんか闘いを挑まれたような気分になった。私はめっちゃ面白かった。
口癖のような死にたいがある日本当になってしまう。コロナ禍に翻弄される日々。映画監督デビューの夢を寸でで横取りされた花子。花子が出会ったテンポずれまくりの正夫。そして花子は家族の映画を撮るため長年音信不通だった実家へ帰省する。そこで巻き起こる笑いあり、グッとくるとこありのドタバタ劇。
いきなり口汚くいがみ合う兄妹。何故こんな家族の姿を映画にしたいのか。失踪した母。逮捕歴のある父。次々と知ることになる真実。イナズマがそんな家族を強烈に照らし出す。
Wikipediaがなくなったらお前に残るのは変な彼氏だけだは名ゼリフ過ぎるし、5ヵ所くらい本気で吹き出して笑ってしまった。もうこれはキャスティング勝ちで、全登場人物がこれ以上思いつかないってくらい完璧な配役だった。
なかったことには、できない
石井裕也監督。現代日本、人間模様を描き出す、若手にしてすでに卓越した手腕の持ち主だ。
初期作舟を編むでの人間に対する眼差しの鋭さ、映画の美しさ。
川の底からこんにちは、ぼくたちの家族、などの作品においても人物描写の秀逸さにはうならされた。シニカルでありながら、ユーモアがある作風。
今作、先に公開された月、と合わせて日本社会、日本人論の監督の集大成的作品だろう。
今作、痛快無比とはいえないが、ユーモアとウィットに富んだ秀作。
まるでコロナ禍の3年間がなかったかのごとく、時代が進んでいる日本。忘れてはいけないというメッセージ。
脚本に散りばめられたインパクトのあるセリフ、言葉。
ありえない事、意味不明な事って起こるでしょ、と主人公松岡茉優が度々言葉にする。
コロナ禍においての、あの布マスク配布。
正面から真面目に批判するのではなく、皮肉をこめて描写。
自殺未遂の現場のシーン、窪田正孝演じる男性の働く食肉工場のシーンと、俳優の卵の男性が静かにぶら下がっているシーンとの対比。
命が軽んじられているんです、との言葉。
映画業界のパワハラ描写…などコロナ禍といわれる間、どれほどの悲劇が現実にあったのだろうか…
後半、家族の物語。家族の再生や絆という安直な言葉を跳ね返す展開。ながらも佐藤浩一演じる父親、池松壮亮の長男と弟との描写。母親の失踪の理由が明らかとなり、父の傷害事件の真相など、そして父親の病気…
家族の物語そのものでもあるが。
ラスト主人公には、あきらめませんよ、と言わせるセリフ
カタルシスを感じる展開にしていないところが、この作品の肝ともいえる。
なぜならば、コロナ禍は本当には終わってはいないから。
ありえない、意味不明な出来事は日々起こっているから。
今の日本に、自分の人生に、周りの人達に違和感や疑問を感じるならば、一度は観てほしい作品です。
そう思わなくとも一見の価値はある作品でしょう。
自分を偽らないと生きていけないのか
周囲に合わせて自分を偽り演じて生きることに苦しむ花子に共感した.
正夫の純粋で空気の読めない性格が話をポップにしており、折村家族の諍いが特に楽しめた.
見終わった後に満足感があり、とても良い映画だった.
「愛とイナズマ」というタイトルについてなぜイナズマなのかが気になった.
名優たちの演技に魅了される
大好きな松岡茉優さん主演ということで期待していた本作。遅ればせながらやっと鑑賞してきました。レビューサイトの解説ではコメディドラマとあったのですが、コメディ感は薄く、むしろヒューマンドラマとしての見応えを感じました。
ストーリーは、夢見た映画監督デビューを目前に控えながらも、プロデューサーの意向に振り回された末に監督から降ろされてしまった折村花子が、運命的に出会った男・舘正夫に支えられながら、10年以上音信不通だった家族とともに自ら手がけた脚本の映像化に挑むというもの。
業界ルールを盾に理不尽な要求を押し付けるプロデューサーや助監督の姿が憎々しく、映画監督デビューのために自分を押し殺し、必死で愛想を振りまきながらジリ貧の生活を続ける花子の心中を察するといたたまれなくなります。一方で、ギリギリの抵抗を試みる花子の姿に、監督としての譲れないこだわりを感じ、心から応援したくなります。
そんな花子が、実家に帰って繰り広げる家族とのガチバトルが最高です。内にたまったストレスや表現へのこだわりが感じられるとともに、家族との関係性が見える大切なシーンの連続で、実力派俳優陣の演技合戦が秀逸です。
花子の帰省をきっかけに折村家に隠された秘密が少しずつ明らかになり、それとともにそれぞれが自分の生き方を少しずつ変化させていく姿に胸が熱くなります。折れかけた心を奮い立たせて実家で父を撮ることにした花子、正夫に病気を打ち明け花子の気持ちに応えようとする治、詐欺グループや上司に立ち向かう強さを得た誠一、そしてその陰にいつもいる正夫。正夫の絶妙なアシストが、この家族を救っていたように思います。
タイトルは、「忘れかけていた家族への愛に気づかされた」「家族の愛に打たれた」といった意味でしょうか。そして、「ありえないことも起こる」「理由がないこともある」ような世の中で、「変わらずに残るもの」「消えてなくなるもの」もあるが、家族の愛だけはずっとそこにあるということでしょうか。さすがにいい歳して親兄弟とハグはしませんが、この週末は実家の母を食事に誘おうかと思います。
主演は松岡茉優さんで、さすがの演技力で花子を演じます。脇を固めるのは、窪田正孝さん、佐藤浩市さん、池松壮亮さん、若葉竜也さん、MEGUMIさん、三浦貴大さん、中野太賀さん、高良健吾さん、趣里さん、北村有起哉さん、益岡徹さんらで、短いシーンにも著名な俳優を起用した豪華な布陣です。
制作費=BMW=慰謝料
『水を噴き出すシーン・オブ・ザ・イヤー』当確です、松岡茉優さん、おめでとうございます。
タイミング、噴出量、角度、表情などなど、アニメ含めても過去イチでした。
メイン二人が手を取り合って“反撃”するのを家族がサポートするのかと思ったら、本質は家族愛でした。
むしろ窪田正孝はほぼ添え物であり、そこは勿体なかったなぁ。
前半は割とイライラするのですが、長ったらしいバーでの会話からコミカルさが強くなる。
(それを保たせるお二人に、マスターが最高のアクセント)
家族が揃ってからは、軽妙な会話に母親や病気の話と、笑ったりしんみりしたり忙しい。
助監督や携帯ショップ店員は、言い方こそ悪いが間違ったことは言ってない。
現実ではよくても理解や共感ができない映画は楽しめないし、法律や規則を個人の事情で曲げられない。
荒川に言われた「有り得ない」を花子に何度も口にさせたのも意図的だろう。
主人公サイドは常に感情論であたるのだが、あの家族にはそれが必要だった。
花子の服から赤が消えたり、あからさまなチンピラの入店など、分かりやすさも丁度いい。
その上で、いったん我慢した後に『YAH YAH YAH』ばりに殴りに戻ったりとズラしも絶妙。
前後半の落差が強いし、主題に対して前半が冗長、花子の問題は何も解決せず、正夫との関係もハッキリさせない。
それでも、なんだかいい気分で帰れるし、あの家族は大丈夫だと思えたので、まぁそれでいいのかな。
(本作はもしや、完成版『消えない男』?)
火災避難の優待券でイナズマ‼️❓
コメディ…ではなかったです。
微妙にわかりにくい
花子の映画作りを通して描く生き辛い社会と普遍的な家族愛
高評価作品なので期待して鑑賞した。力感溢れる作品だと思っていたが、非常に個性的な作品だった。主演の松岡茉優を筆頭にして、芸達者揃いの俳優陣なので、個々の役者の演技は光っていてラストまで退屈することはなかった。作品としては家族愛が際立つが、まとまりに乏しいバラバラな印象だった。そこに作り手の意図を感じた。
本作の主人公は折村花子(松岡茉優)。彼女は小さい頃から夢だった映画監督デビューを目前にして充実した日々を過ごしていた。そんな状況のなかで、彼女は、魅力的ではあるが空気を読めない男・舘正夫(窪田正孝)と出会い恋に落ちる。彼女の人生にようやく春が来たと思いきや、狡猾なプロジューサー(MEGUMI)に騙され、監督を降板させられた上、作品企画も横取りされてしまう。絶望した彼女だったが、正夫に励まされ、10年以上音信不通だった、頼りない家族(父と兄二人)を訪ね、彼らの協力を得て、夢への再挑戦を始める・・・。
満天の星空のような作品だった。個々の星(役者)は輝いている。そんな役者達で構成される各エピソードは星を集めた星座のようであり観客が線を加えること(考察)をしなければ明確な形(エピソードからのメッセージ)は分からない。
観客が線を加えるのを怠れば、エピソードの形は分からず、ただ星がバラバラに点在しているだけになる。役者達がバラバラに演じているだけの散漫なエピソードになる。家族愛のエピソードは星座ではなく月である。星空の中で際立っている。月の形には満ち欠けがあり、本作で描いた家族愛を観客がどう感じたかで、満月にも新月にもなる。月の形は変わるが月の存在は普遍である。家族愛が普遍であるように。
本作は、観客に委ねるところが多く、考えながら観ないと演者達の演技の輝きしか見どころは無くなる。集中力を高めて鑑賞して欲しい。それにしても、最近、観客に委ねる作品が多い。本作のような作品を観ると、作り手の強いメッセージシャワーを浴びる作品が恋しくなる。
理由などなく存在を確かめずにはおれない。
普段、選んで見ない類の作品を選んで鑑賞。
トレーラーからでは松竹人情喜劇風な雰囲気を受け取ったが、かなり現代風、ポップなファミリーものだったと感じた。
家族だろうと隠し、隠され、みなバラバラというのが人間だ。
だがそんなお互いだろうとも、互いが互いの存在を確かめ合おうとする、のが家族。そう振り返る。
「理由はあるのか」という言葉も多用される本編。そんなもの確かめてどうする。理由などさておき、それは家族だからだ、と言わんばかりに。
モロ、コロナ禍というのも映画作品としては初めて見る設定で、
当時をとおして観るとなお興味深い。
不意の断絶と、理由なく存在を確かめずにはおれない人々。
群れで暮らす人の、なにか原初を垣間見るような、ワイルドでどこか懐かしくも不思議な1本だった。
ただ前半はハナコ(映画業界)中心も、後半は長男(まとまりゆく家族)中心に切り替わる所がどうしても作品としての一貫性が、ラストショットも含めて観ると説得力が欠ける? ブレる? ような気がしている。
家族の中では唯一、他人の窪田さんのキャラが、あり得ないのに馴染んでいてこの作品の華だと思った。
追記)
そうか、前半部分の作り手の葛藤に「月」とだぶるなと思えば、同じ監督だった!
まさに陰と陽、合わせて撮るのが精神衛生上もよさそう。
しかし監督、色々詰め込み過ぎだよう。
クスっと笑えて、ホロリと泣ける
勝っ手にふるえちゃいました
愛にイナズマ
石井裕也監督のオリジナル作品名はユニークで、よくわからない題名が多い。
でも、そんなの関係ねぇ~
どしゃ降りのイナズマの中でのあのシーン。
涙出た。ふるえた。
アベノマスクに日の丸かよ❗
やってくれるじゃねぇか。
顔のちっちゃい窪田正孝(正夫)にさらにちっちゃいガーゼマスク作ったな。
あざと過ぎるぞ。と、突っ込む気満々の出だしだった。
家賃払えないのにカウンターバー行くか?
お金がないときはまず米買って、マヨネーズかけてしのぐんだよ。
よくわかんなかったのは最初から2度は音程低いアベックのカラオケシーン。
遊んで来るんだよね。この監督は。
路上飲酒の大人2人にひとりで挑む高校生なんかいねーよ。今どき。
しかし、
オリジナリティーで勝負するクリエイターにとって、許し難い狡い手を使うプロデューサーと最初からグルの助監督。暇な奴らは真面目にやってるものには思いもつかないようなふざけた汚い手をいけしゃーしゃーと使って来る。
仲野太賀は松岡茉優の代わりに早々に退場。
理不尽にナメられて黙ってられるか。
なかったことにされてたまるか。
オイラも若い頃、同じような手を使われて悔しくて眠れない日々を経験したからよくわかる。だから、あのシーンは悔しくて悔しくて涙が出た。
700万円よくためた正夫。
1500万円が3回でてくる。
家族の秘密。
ほんとはハグして欲しかった子供。
ほんとはハグしたかった親。
家族を知らない正夫がちゃんと撮ってた。
泣けるねぇ。
しかし、みんないい役者になったなぁ。
MEGUMIは編集長とかプロデューサー役が最近多いねぇ。MEGUMIと三浦貴大も憎たらしい役がはまって来た。この映画を支えているのはもしかしてこの二人なのかもしれない。
ちょっと心配なのは石井監督がさらに引っ張りタコの商業映画監督になって牙を抜かれてしまうこと。
プロデューサーには負けないぞ、騙されないぞという意気込みもこの映画にあわせて込めたから、そう簡単には丸め込まれないと思うけど、やっぱり心配。
期待を込めて🌟5つつけたからね。
これからも、こうゆう腹にイチモツを抱えたアウトサイダーたちの作品を作って欲しい。
池松壮亮主演の宮本から君へと同じく、エレファントカシマシのラストソング。
よかった。
チャプター分けして、最後にもタイトルもってきたあたりに監督自身のかなりの自信が感じられた。
ココロのままに
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