愛にイナズマのレビュー・感想・評価
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折村花子は魅力的だったものの。
母の存在はかき消され、
父の不在に涙する
そんな展開って、今どきあるかい?
花子自体が家族に飲み込まれてしまった気がして
なんだかなーとなった
家族喧嘩は見応えあった。
前半の感じが私は苦手だった
尻にイナズマ
予想通り館内貸切
貸切の時は、全裸鑑賞したくなりますが…
尻にイナズマが走りそうなので辞めました
冬場の静電気は侮れません…
身も心も尻も、乾燥注意報発令中
自然発火に要注意
オナラじゃないの
でも、ハートには火が欲しい…
ハートに火をつけて!
ジョディ・フォスターの無駄な濡れ場だけ覚えてます
冒頭から脱線しすぎ…
今作は「勝手に震えてろ」と少し似てる?
徐々にカオスな展開に…
僕が観てきた松岡茉優の映画の中では、1番可愛いと思った
バーでの女の顔にハキュン
序盤のコロナ太り?の3人 (松岡茉優、MEGUMI、三浦貴大)が地味にリアルだった
実際にありそうな映像制作陣のいざこざ
三浦貴大は太って嫌味な役がよく似合う
いつ撮影したのか少し気になる
知らんけど
そして幽霊みたいな窪田正孝
序盤、カメラに撮ろうとしても、カメラが必ず壊れて撮れないので、幽霊設定かな? と少し思った
結婚して顔色が悪くなった?
削除しないで
水川あさみとお似合いの夫婦だけど、なんか気になる…
知らんけど
血だらけのアベノマスクでバーに来店
入店拒否されないのが疑問だったが、常連客なのね
マスクを取り換えても、スグに血だらけ
大爆笑だった
酒か女か…どちらにも酔ってるの?
夢のシチュエーション
シチュウエーション?
兄弟設定の池松壮亮と若葉竜也
カオスな映画に引っ張り凧なイメージ
相変わらず? 台詞が棒読みの池松壮亮が、逆に超面白かった
男3人 赤い服で撮影されるシーンに大爆笑
スルメのような味わいの若葉竜也
喋る度に全部持ってく佐藤浩市
すぐに浩市劇場になってしまう
益岡徹は実際に佐藤浩市より年上だった
出なくても良かった様な? 中野親子2人
太賀の自殺は読めましたね…
朝ドラより可愛かった趣里
全然老けない高良健吾
クローンなのか? CGなのか?
削除しないで
いちいち豪華すぎる俳優陣にうっとり
今の5シリーズって 1500万円もするのね
詐欺グループ幹部のいざこざに超違和感…
大衆食堂? で大声で喋るのか…?
知らんけど
そして制作陣に竹内力!
どの辺に影響してたのか知りたい…
ありがちな、丸投げ風ラストだけど面白かった
石井監督の本領発揮!
面白かった。
大人のボーイミーツガール物かと思いきや、家族の再生物語だった。
昨今の時事ネタを取り込みつつ各キャラをユーモラスに描き、最後はじんわり来る。
石井裕也監督はやっぱり『月』みたいな作品よりこういう人の悲喜こもごもを描くコメディのほうが好きだな。
窪田正孝のキャラも良かったが、家族と再会してからが本番といわんばかりの松岡茉優が最高だった。
なんでだろう。はまらなかったのは、なんでだろう。
変な映画を観た。
前半が、「コロナ禍を経験した映画人の心からの叫び」 だとしたら、
後半は、「ちょっとデフォルメして語るけどさ、家族ってこんな感じのもんじゃない?」 ってところだろうか。
松岡(茉優)さんは、相変わらず変な人がうまいなあ、と思うし、きれいな女優を、もさっとした冴えない感じで撮れる監督ってすごい、と感じている俺にとって石井監督(裕也)はやはりすごい監督だし、窪田さん(正孝)、池松さん(壮亮)、若葉さん(竜也)、仲野さん(太賀)、高良さん(健吾)・・という超豪華俳優陣だけではまだ飽き足らなかったのか、なんと佐藤さん(浩市)!!!
いかにもテアトル東京が配給しそうな、そして俺が好みそうな映画なんだけれど...
なんだろう、なぜジャストミートではないんだろう?自分でもよくわかんないや。長く残りそうな映画なんだけどなあ。
俺の中に、池松さん=「宮本から君へ」 の熱苦しさの印象が強く残りすぎているのかもしれない。「シン。仮面ライダー」で払しょくできたと思ってたのになあ。
「突発的なこと、ありえないこと はある」 ⇔ 「すべてのことには意味と理由がある。でないと観客はついてこないよ」
後者を力説するのが助監督で、前者の信念を変えないのが松岡さんってことは、訴えたいのは前者なんだよな。
たしかにコロナ禍下で起きたいろいろなことって、みんなが潜在意識の下に 「ありえないこと」 として共通認識していたことばかりだよなあ。
その中でいつのまにか、「コロナ禍の状況下で、道端で酒飲んでるあなたたちが理解できない。あなたたちが世界を滅ぼすんですよ。いなくなってほしい。きっとあなたの家族も馬鹿なんでしょうね」 と力説する男子高校生を、誰もぶっ飛ばせなくなっちゃったんだよね。"公共心" と "利己的" の境目がみえなくなっちゃって、悪い側に振れてる部分は「そんな言い方したらだめだろ」 とは思っても、反対側がぐうの根も出ない大義名分だから、なんだか頭ごなしにできなくなっちゃったんだよね。・・・それをこうやって映画のシーンで表現したのは、すごいなあ。
ふたつだけ、はっきりと言えること。映画が好きで、俳優が好きな人が作った映画だなあ、ということ。そしてその点は、俺も胸を張って 「大好き!」 と言えること。
おまけ1
芹澤さん(興人)、俺にとっては 「きさらぎ駅」以来です。今回のマスターははまってました。2人の ”いい感じ” におろおろする様子は最高でした。「こっち、振る!?」 サイコ~。また何処かで。
おまけ2
画面、四角かったなあ。でも「四角」をこんなに意識しなかった映画、初めてだ。
おまけ3 メモ
プロローグ チャプター1.酒 同2.愛 同3.カメラ 同4.家族 同5.お金 同6.神様 同7.雷
ハグって、いいよな。ハグってなんだ? 存在の確認だろ?
おまけ4
やっぱり書いておきたい。松岡さん、あんた、天才だよ。
2024/4/4追記
上記した「わかんない映画っすよね」とか「変な映画でしたよね〜」といった感じは、琥珀糖さんのレビューを読んで、すべて吹っ飛びました。
もし、どなたか、同じように感じられる人がいらしたら、ぜひ琥珀糖さんのレビューをご一読ください。
青森にイナズマ(実際は夕方頃から夜にかけて吹雪)
2023年映画館鑑賞72作品目
12月17日(日)シネマディクト(青森市)
通常料金1800円
監督と脚本は『ガール・スパークス』『川の底からこんにちは』『舟を編む』『ぼくたちの家族』『バンクーバーの朝日』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『町田くんの世界』『茜色に焼かれる』『月』の石井裕也
あらすじ
映画会社の支援1500万円を受けて自分の体験を元に映画を作ろうとした若手監督折村花子は助監督と対立し病気を理由に監督を下され脚本は大幅に書き直される
実家に帰った花子は父と2人の兄と再会
行きつけのバーで仲良くなった元俳優正夫を助監督として引き連れてきた花子は家族を出してドキュメンタリー制作を試みた
松岡茉優出演で男2人きょうだいの長女役といえば白石監督の『ひとよ』を彷彿させる
次男雄二が共通しているのは偶然か
父が暴力的なのも共通しているがこっちの父は生きていたしあっちの母は生きていて出所してきた
あっちに比べると設定や人物像など若干イマイチだ
松岡茉優が『小公女セーラ』のラビニアみたいにヒロインを虐める敵役なら良い芝居してるなと感心するわけだがそれが助監督から虐められる役だとストレスが溜まり「バカにしないでよ」と抗議したくなる
バーの店主が2人のキスに動揺しグラスを連続で落として割るシーンは笑いどころ
2人のキスは隠す感じで実際はキスしていないようだ
松岡茉優は能年玲奈と違いキスシーンNGではないはずだがおそらく窪田正孝の妻水川あさみに対する配慮だろう
少なくとも『月』よりは石井裕也監督らしい作品
マスクから血が滲み広がる点も彼らしい
久しぶりに再会した折村一家は口論しつつ絆を深める
「消えた女」から「消えない男」に変更か
配役
映画監督の折村花子に松岡茉優
俳優を諦め花子の助手をしている舘正夫に窪田正孝
花子の上の兄でホテルの社長秘書をしている折村誠一に池松壮亮
花子の下の兄でカトリックの牧師の折村雄二に若葉竜也
正夫とルームメイトだったら俳優の落合に仲野太賀
携帯ショップの女に趣里
誠一を秘書として雇っているホテルの社長に高良健吾
映画プロデューサーの原にMEGUMI
「理由は」「ありえない」「若いな」助監督の荒川に三浦貴大
花子と正夫が行きつけのバーのマスターに芹澤興人
ホテルの社長から接待を受けている俳優に笠原秀幸
治の妻の不倫相手の佐々木智夫に鶴見辰吾
修が勤めていた配送会社の社長に北村有起哉
妻が末期癌という設定で演じるベテラン俳優の鬼頭三郎に中野英雄
治の友人で海鮮料理店を営む則夫に益岡徹
花子誠一雄二の父親の折村治に佐藤浩市
ここからは全くの余談
「どんだけ松岡茉優好きなんだよ」「どんだけ石井裕也好きなんだよ」と自問自答しつつ吹雪のなかニッポン放送の中森明菜特集を聴きながら東北道を利用し岩手県と宮城県の県境にある自宅に帰った野川新栄
七戸が猛吹雪で三陸道が区間通行止めのため帰りは東北道を選んだ
「なんで東北道って秋田経由なの?」初めて知った
行きは三陸道で八戸から有料道路を利用し青森市に到着
「こんな道をカネとるの?」
三陸道は鳴瀬奥松島から八戸まで無料なのになんでだよと疑問に感じた
行きは6時間帰りは4時間の冒険旅行でした
どんだけ岩手広いんだよいいかげんにしろ
昭和の時代のホームドラマ
序盤に「これからは女性が活躍する時代だ」などという台詞があったので、松岡茉優演じる主人公の成長物語なのかと思ったが、結局、家族にしか評価されない、それでもあきらめずに生きていく、なんて昭和の時代のホームドラマのような退屈な展開だった。
前半の夢も希望もない映画製作現場の描写が最後まで回収されなかったのには怒りさえ覚えた。
錚々たる役者がそろっていてそれぞれの演技力は素晴らしかっただけに、何とも残念な作品!というのが私の正直な感想です。
俳優陣のおかげかなと
序盤のかったるさに終始引き摺られていた。
自死してしまう友達の絶望さなどが描かれておらず突拍子過ぎて入り込めず。
良かったのは時折りクスッとさせてくれる俳優陣の演技ぐらいで特に言う事なし。
重たい話にしたいのか軽くしたいのかよく分からない。
結果、家族のお話
あらすじを言ってしまうと
結構、ありがち。
親の病気をキッカケに
疎遠だった家族(兄妹)が再会する話。
でも前半はぜんぜん別で、
作りたい映画のために
奔走する花子の話。
しかも撮りたいモノが独特というか
周りに受け入れてもらえない。
ココの
原、荒川コンビが
めちゃくちゃ腹立つ!
席立とうかと思った。
(特に荒川!)
で、映画がダメになって
実家に帰ってから様相が変わってくる。
結局、花子は
母親の事が分からないから
モヤモヤが溜まっていて
それを吐き出したいだけで
(そう言ってた)
ちゃんと一本作品完成させて
一人前の映画監督に、
とか言うわけではなかった。
(でも映画監督ではあり続けたい)
つまり前半は、
「こういう過酷な事があったから
帰って来たんだよ
って事を表してるに過ぎない」
と思った。
過去のいろんな事情が分かって
ちゃんと納得できて、
則夫さんの海鮮料理屋で、
「やっぱ許せない!」って
みんな揃って戻っていくところ、
やっぱり似たもの家族なんだなぁ
って感じ、
父のことも母のことも
許したというか
わかってあげられたんだろうなぁ。
終わりかたは凄く爽やかで
いい感じです!
サブスクとかで見るなら
前半、早送りかなぁ。
でもそのギャップが
最後の良さに繋がってるのかも。
20代後半の折村花子(松岡茉優)は映画監督デビューを目指して、日々...
20代後半の折村花子(松岡茉優)は映画監督デビューを目指して、日々シナリオハンティング。
シナリオの中核は、幼い時分に家族を棄てて家を出た母親のことなのだが、シナリオに深みを持たせたりできるような題材を探して、一眼レフ・カメラでムービー撮影している。
気になるのは「赤いもの」。
なぜ惹かれるのかはわからない。
ま、理由なんてないのかもしれない。
そんなある日、ビル屋上から飛び降りようとしている青年を発見。
建物下には野次馬が集まり、そのなかでひとりの中年男性が「はやく飛び降りろよぉ」と声を上げた。
直後、青年は警察官に説得されて、飛び降りを中止。
周囲からは落胆めいた声があちこちから聞こえてきた。
それをシナリオに書いてプロデューサーと助監督(三浦貴大)にみせたが、助監督からは「飛び降りの場面で、こんなひとがいるなんて理解できない。どういう意味があるんですか。書いた理由はなんですか」と詰問される。
花子にとって、意味や理由はわからない、ないのが当然なのだから答えられない・・・
といったところから始まる物語。
するうち、花子はひとりの青年(窪田正孝)と出逢う。
青年は館正夫といい、空気が読めず、周囲から浮いている、そんな人物だった。
花子と正夫は気が合ったが、恋愛に発展するようで発展しない。
そのうち、花子は準備中の映画製作から降ろされてしまう。
プロデューサーからの一方的な仕打ちで、後釜は件の「理由・意味」を問う助監督だった。
自分自身の物語を盗まれたような気がした花子は、正夫とともに独自に映画製作を続けることを決意し、ばらばらになった兄ふたり(池松壮亮、若葉竜也)を呼び寄せ、故郷へ戻って、父(佐藤浩市)を含めて、家族だけでドキュメンタリーめいた映画を撮り続ける。
母親から見捨てられた父親、そんな父親を見捨てたような子ども三人・・・
というのが後半。
個人的には、前半がすこぶる面白かった。
「理由」や「意味」などに頓着しない、そんな花子の自己肯定が興味深かった。
理由や意味は、世間が勝手に創出しているだけの幻想ではないのか。
「普通」だとか「常識」だとか、大多数が抱いているだけの「幻想」に縛り付けるための言い訳に過ぎないのではないか。
それに気づかせるために遣わしたのが、正夫という青年なのではないか。
彼は一種の天使のような存在ではないだろうか。
なにせ、花子が正夫と出逢うバーのマスターは『アジアの天使』の天使のひと(芹澤興人)なのだから。
なんて思いながら観進めていくと、後半にはいって映画は、前半で花子が唾棄していていた助監督が言っていた「理由」や「意味」が明らかになっていく。
花子が赤が好きな理由、花子の部屋の蛍光灯のスイッチ紐に恐竜のソフビが下げられていた理由、父親が自堕落になった理由・・・などなど。
あらま、びっくり。
父親、別に自堕落だっただけでいいんじゃないの。
見直さなくてもいいんじゃないの。
家族の絆、取り戻さなくてもいいんじゃないの。
ま、そんな映画だと、企画自体が通ることないのは百も承知なんだけど。
なんてことを思ったわけで。
脚本・監督は石井裕也。
コメディドラマとは言うが、
コメディドラマとは言うが、社会問題や家族の問題、そして世の中の不条理とが散らばめられていて、シリアスに受け止めました。
また、ラストも夢半ばというところで終わったのも、現実的で良かったです。松岡、窪田、そして池松のキャラも、最後までブレず、楽しめました。
日の丸に見える血染めのアベノマスク
マウントを取って他者の価値観を完全否定するのが「論破」と呼ばれもてはやされる昨今。そんな香り漂う助監督の荒川やプロデューサーの原の人物造形にイライラしつつ、我慢してスクリーンを眺めていたところ、よもやよもや。正夫が大人2人に絡まれているところを助けようとした中学生もまた、まさかのマスク警察。とばっちりで、殴られた正夫のアベノマスクに血が滲み、くっきりと浮かび上がった日の丸のなんと象徴的なことか。
怒りも笑いも悲しみも安らぎも、様々な感情が呼び覚まされる2時間20分。石井監督の作品は、いつも、どこかしら日頃意識していない自分の内面に、ざらりと触られる感覚があって余韻が残る。
松岡茉優をはじめとして、豪華キャストの演技合戦がとにかく圧巻な一本。
やはり松岡茉優はすごい!
「愛にイナズマ」も「月」も存在の確認。どちらにも生と死が横たわり、石井裕也監督がテーマとしているものが見えるよう。両方とも、今年度の傑作だと思います。ところで、石井監督は、映画の世界に入ったとき、散々、シーンやシークエンスの意味を問われたのではないでしょうか。そう思ったのは、助監督役の三浦貴大と主人公の松岡茉優との会話。松岡茉優は、自宅でのプロデューサーと助監督との会話シーンが辛かったとパンフに書いてありました。見てる方は松岡茉優に気持ちが寄ってますから、これは監督の意趣返しのはずです。本当のことが見え難い世界。マスクに覆われ隠れていたものが見えた時の松岡茉優の覚悟はあっぱれ!松岡茉優のうまさを実感した作品でした。良い映画を見ました。
ちょっとヒリヒリしますが秀作ですのでお見逃しなく!
最近映画を観る時間が無く、レビューは全く書けておりません。
来年は心機一転、拙文ながらも残せていければと思っておりますが。
この作品はとにかく一言書かずにはいられませんでした!
本当に劇場で観れて良かったです。
タイトルから少し尖ったドロドロ恋愛モノかと思いきや、家族の再生物語で中盤以降はずっと泣いていました。
出演者は、松岡茉優さんと窪田正孝さんしか情報持ってなかったのですが、あなたもあなたも、そしてあなたまで出てたのですか!と驚く程に実力派キャストが揃っていて本当にびっくり。
松岡さん窪田さんは間違いない。文句なしに素晴らしい。
池松壮亮さんが出てるものは全部イイですよね。作品選びが上手いんでしょうね。
仲野太賀さんや高良健吾さんも出演シーンは少ないもののガッツリ心を掴まれました。
佐藤浩市さんは流石です!
業界の悪しき風土にチクリ、現代社会にグサリ、と風刺もキレキレに効いていました。
台詞のテンポや間からクスッと笑えるシーンも多く脚本も書いた石井監督の手腕が光ります。
私は石井監督作品と相性が良くてとても好きですね。
ゴリゴリの娯楽作品や甘々のスイーツ映画の方がそりゃお客は入るでしょうけど、日本映画はこういう作品をもっと作るべきじゃないかなぁ!
今年の邦画マイベストの暫定1位です!!
さまざまな感情で心がシビレた
「笑いあり涙ありの人間ドラマ」にふさわしい作品だった。
まっすぐさ、あたたかさ、ほほえましさに、様々な感情で心が震えた。
コロナも収束し、忘れかけた頃に、いまこそ考えたいテーマを、愛くるしいキャラクターと、まっすぐなストーリーで今年1,2を争う良さだった。
撮っているのか、撮られているのか。
演技しているのか、演じさせられているのか。
現実世界もそう。きっと、監督の思いがかなり乗っているのだろう。
プロデューサー側の登場人物わかりやすく誇張されている部分はあるけれど、それによってメインのキャラクター達が際立っているし、メッセージも際立っている。
本質はそこではないし、「唐突なことは起きる」のでそんなに気にならない。
様々な演出も見逃せない。
今作のテーマでもある、印象的な、赤色。
バーにて、お酒のボトルで相手の顔を見せない。
死にたい、と言うマスクの下は笑顔。だけど本心は...
マスクとともに本音も隠し、建前で生き、何が本音かもわからない。
家族同士であっても、本音が言えない。
ラストシーンでは、フェリーが通ってできた波が、花子がこれから進む道であり、荒波のようにも見える。
ただ、家族で本音が言い合えるようになったいま、再び社会に対して、映画で本音が言える社会を作って行ける気がする。
とても良かった。
2023年劇場鑑賞106本目
脚本、演出、俳優陣全てが全部良かった! 全く退屈する事もなく、笑え...
脚本、演出、俳優陣全てが全部良かった!
全く退屈する事もなく、笑える所もあり、最後はしっかり泣かせてくるという石井監督の中でも、しっかりエンタメとして成立してる名作だと思った。とにかく俳優陣が飛び抜けて全員良かった。
全224件中、41~60件目を表示