キリエのうたのレビュー・感想・評価
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アイナ・ジ・エンドのキリエの歌
邦題で”○○の”って俳優の名前が載ってるのがあるけど、今回は”アイナ・ジ・エンドの”って銘打っても良いんじゃないか。それくらいアイナの声ありきの映画となっていた。
大人になった路花=キリエ(アイナ)の第一声に、この後のストーリーの説得力が左右される。
充分な説得力があったと思います。
ストーリー的にはキリエとイッコ(広瀬すず)の物語だと思うんだけど、若干イッコ側の取り上げ方が薄かったかな。
姉の希(きりえ)もアイナが演じてたので、余計に
バランスが偏って感じられたのかも。
真緒里からイッコになっていくところも拾って欲しかったな。
胡散臭い無敵感を醸すイッコとギリギリで生きている感のキリエが交わることで、最強のコンビが出来上がる。そのワクワクした感じが楽しかった。
キャストと歌が最高
アイナ、松村北斗、広瀬すず、黒木華
みんな良かった
初主演のアイナ、演技初見の松村北斗、
本当に演技が上手で驚いた
広瀬すず、黒木華は言わずもがなで上手い
その他のキャストも豪華すぎでは?な感じで
散りばめられている
アイナと広瀬すずのストーリーかと思ったが
松村北斗がしっかり軸にいた
4つ同時のストーリー展開に
涙が溢れ出すことはなかったが
アイナの声にはグッときた
観終わったあとすぐにはストーリーを
理解出来ず帰り道に他のレビュー見ながら
ひとり考え込む…
何を伝えたいのかわからない、とか
あの描写がいらない!ってレビューもあるが
でもその描写がなければもっと謎が残ってたよな…
とか考え始めたらキリがない
ストーリーを解釈するにはもう少し時間が必要だ
そして全てを理解するのは難しいと思う
観る人を選ぶ作品とも思う
賛否が起こるのもわかる
ただアイナのうたを聴くだけでも価値がある
ストーリー解釈へ希望をこめて
この評価とする
キリエに、会いに行きたくなる映画
個人的には、岩井俊二監督作品はあまり好きではないのですが、この映画は、好きとか嫌いとかでは、くくれない作品でした。
❝アイナさん=キリエ❞だし、❝キリエ=アイナさん❞だし、アイナさんの為の映画だと思いました。
だから、アイナさんの歌声を中心に作った映画だから、粗探しはできるし、過不足があるのは十分承知しながらも、無性にキリエに、会いたくなりました。
ある意味で、トラウマになる位の作品だと思います。
目を閉じると、映画のシーンが、フラッシュバックしてくるし、心を掴まれております。
この映画について、『結局何が言いたかったのかわからない』とか、『観た人の判断に委ねる部分が多い』といった、評価を見ることがあります。
でも、ある人物の、日常や出来事を切り取って見させていただいていたら、そういう意見はナンセンスだと思います。
『映画だから、そこを描かないとダメだ』って、言う人もいますが、この映画に必要かどうか、それが重要な気がします。
『いいたいこと』は、きっとあるんだろうけど、それは気にしなくていいんじゃないかってくらい、キリエの生活を覗き見させてもらった感じですかね。
それに、想像する部分も多いけれど、丁寧に物語の背景も描かれていたと、思います。
だから、その過不足や言いたかったことを気にせず、キリエに会いに行けば良いんだろうなって、本当に思います。
また、アイナさんは、女優を続けていくのかどうかわからないけど、この作品を超えないんじゃないかなってくらい、良かったです。なにせ、アイナさんはキリエで、キリエはアイナさんだから。
歌は、鳥肌が立ちまくりました。
アイナさんの歌声も、好き嫌い分かれると思うけど、全身全霊で歌っている姿は、何か訴えてくると思っています。
BiSHのインタビューとかで、『見つけてくれて、ありがとう』って、よく言ってましたが、この映画のキリエは、まさに❝見つけてくれてありがとう❞の人なんだと思います。
だから、キリエに会いたくなる映画なんだと思います。
頭の中で、【憐れみの讃歌】と【名もない街】が、鳴り響いていて、今日は、眠れないかもしれません。
やっぱり、トラウマになる映画かもしれません。
日本のダンサーインザダークか、見る方にも体力が必要
最終的な感想と言われれば、良かった、涙が出た。
上映時間は長いが引き込まれる物語である。
歌を題材にしているところや、主人公のキャラクターなど、ダンサーインザダークを彷彿とさせる。
となると、アイナ・ジ・エンドは日本のビョークか。
それぐらい、アイナ・ジ・エンドの歌は素晴らしかった。ぜひ劇場での鑑賞をお勧めする。
※一点お知らせ
この映画は、東日本大震災が関連してきます。
私も予備知識がなかったため、心にズキっとしました。
震災の傷が癒えていない方は、鑑賞に注意がひつようです。
未来に向き合っていた
岩井俊二はぶれない。
クオリティは高い。
何はともあれ、広瀬すずちゃんはかわいい。
どうやったら、樋口真嗣さんから松村北斗くんのような息子が生まれるのか、遺伝子を無視した配役に感心しつつ。
キリエ役のアイナ・ジ・エンドの歌唱力が物語に説得力を生みつつ。
東日本大震災が生んだ不幸や苦しみへ正面から取り組んでいる姿勢は、『すずめの戸締り』とも通じるところもあり、「未来」へ向き合う話としてよかった。
全体的に気持ち悪い
作者の根底にある男尊女卑がひしひしと伝わってきて時代錯誤な映画だなという感じでした。そのくせ風景と女子高生をやたら綺麗に映すのが女性に対する理想像の押し付けという感じで気持ち悪いです。震災というセンシティブを扱っといて内容は全くないし何が言いたいのか終始不明。この内容で三時間はやばい(笑)
感性が刺激される
脚本も演出も映像もキャスティングも岩井俊二監督ワールド、炸裂ですね。
3時間と長い作品ですが、飽きることなく岩井俊二監督の世界に引き込まれました。音楽映画ですから、なおさら感性が刺激されまくります。
何度も過去のシーンに戻りながら、すこしづつ登場人物の過去や関係性が明かされていく展開が面白かったです。
あと、路上ライブや音楽活動でたくさんの人に出会ったなぁ~と、自分の青春時代を懐かしく思いだして評価は高めとなりました。
アメフラシちゃん@うる星やつら
路上で弾き語りをする唄う時意外殆ど喋れない女性と、彼女のマネージャーになると言い出す怪しげな女性の話。
出会って昔の知人?という感じで始まって行くけれど、あれ?結構喋れる?まあ唄えて喋れないは無理があるしね…。
そしてキリエの名前の由来が明かされて、ここに到るまでのことに迫って行ったり、再開した友人イッコと共に、歌を売り出すべく動いて行くけれど、個人的な好みの問題だけど、喉を狭くして作った感情に抑揚のない最近流行りのこの歌い方は好きじゃないのですよね…結構音程もハズしてるし(´・ω・`)
そして映画の展開としても、宮城がどうのと言い出して、そういえば作品冒頭の年って…と思っていたら案の定そこ絡めて来るのね。
しかもなんですかこの能天気バ◯女。
とはいえストーリーとしてここまではまだ良かったけれど、その後約1/3ぐらい、何を言いたいのか良くわからない話しの飛び回り方で冗長に感じていたら、結局作品として何が言いたいのかわからない終わり方。
なんすかこれ?
アイナ・ジ・エンドとか、BiSHのファンの方向けの作品としか思えなかった。
音楽に救われるストーリーはいい。
アイナ・ジ・エンドさんの姉妹二役を演じる演技と、身体から絞り出す歌声に心が揺さぶられる。スワロウテイルのチャラさんを思い出さずにいられない。
歌詞のひとつひとつに意味があり、映画のテーマに繋がるのがすごい。帰りの電車でこのアルバムを、サブスクで聴き入りました。
キリエを軸にした13年の壮絶な時間をじっくりと紡ぐ、広瀬すずさん松村北斗さん黒木瞳さん村上虹郎さんらが素晴らしい。皆運命に翻弄される。
178分という尺は決して長くなく、よくまとめたなぁという印象でした。時を跨ぐ構成や絵作りはさすが岩井監督。伏線を完全に回収しない映画は余韻が続く。きっと計算なのでしょう。
壮絶な人生を直向きに生きる上で、音楽に救われるストーリーはやっぱり好き。一生忘れられない映画になりました😊
歌以外で他人とコミュニケーションできない女の生き辛さを描く物語…か...
歌以外で他人とコミュニケーションできない女の生き辛さを描く物語…かと思ってみたら全然違った。震災で婚約者を失った青年や、上京して結婚詐欺師に成り果てた少女とか、そういう脇役のエピソードを(それがいかに情感たっぷりに描かれていても)霞ませるほど、アイナ・ジ・エンドの歌声が太く、たくましい。むしろ路上で無双する歌声モンスター。漫画キャラで言えば、後藤ひとりより音上ミーミン型。凡俗とコミュニケーションとか取らずとも、ただ歌ってるだけで周りを滅茶滅茶にするタイプの天才のありようで、映画の構造さえ破綻させている感がある。
3時間
まずは、岩井俊二さんはこうゆう女性が好きなんかな?って。
CHARAさんとかCoccoさんとか。アイナさんの喋り方とか見てたら、お二人とかぶりまくりで、好みがすごいあるんだろうなーって。
歌は素晴らしい。ずっと聞いていたい。だからアイナファンにはアイナさんを堪能出来る3時間だと思う。
松村北斗さんの見た目が何年経っても変わらず、ずっと何歳なのか計算しながら見てました。
お母さんの再婚相手がカラオケでいつも歌詞が「る〜」とか「ら〜」の曲しか歌わないのがおもろかった。
さすが岩井監督☆彡
世界にどっぷりと3時間浸りました!!!
いろんな曲を聞かせてもらって
ライブに来てるようで!
そしてなんと言っても
震災の関連が切なすぎるます。
でも、現実にありそうな話ですね!
力強く生きていく主人公見て
感動しました。。。。
終始うるさかった
監督のセンスなのか、音響の責任なのか。のべつまくなく音楽が鳴り続けるので、場面の盛り上りや起伏がない。しかも、見た劇場の音が大きかったので、耳が痛くなるほどだった。
姉のキリエさんが好きになれなかったので、同じ顔の主人公のキリエさんも好きになれなかった。
監督や脚本家は東北出身なのだろうか。それならば、まだいいのだが。
歌の説得力と岩井俊二らしい映像の美しさの力技
音楽の話なんで歌が上手くないと成り立たないけど、アイナ・ジ・エンドはそういうのに疎くてもすごいうまい‥と説得力があったのでよかった
震災をめぐる姉と妹の2つ(3つ?)の物語が絡み合うのはちょっと混乱したかな。
歌と絵の岩井俊二らしい美しさの力技で見てよかったとは思った
広瀬すずの役は都会でふわふわとしたたかに生活する変な役だったな、大人になったなあ。
憐れむより慈しめ
路上Liveで日銭を稼ぎ半分ホームレスのような生活をする『キリエ/小塚路花(アイナ・ジ・エンド)』と、
目を掛けてくれる男の間を渡り歩いて暮らす『イッコ/一条逸子/広澤真緒里(広瀬すず)』の二人の人生が
新宿の路上で交差したしたことから始まる数奇な運命の物語り。
『キリエ』はある出来事がトラウマとなり、
歌うとき以外はほぼ声が出ない状態。
『イッコ』は嫌っていたにもかかわらず
自身の母親や祖母がそうしていたように
「女」を使い糊塗を凌ぐ。
二人の生き方を大きく曲げた天変地異は
ここに象徴されるように
多くの他の人々の人生をも変えてしまったことは
我々も知るところ。
最初は場所も時間も異なる点のエピソードが
バラっと展開され
頭の中で整理するのにてこずるのは事実。
現代の東京、
少し前の大阪、
それより少し後の帯広、
そしてずっと以前の宮城、と。
しかしその点が次第に触手を伸ばし、
線として繋がる構成の見事さに唸り、
浮かび上がって来た事実に落涙。
情より法が優先されることで
却って不幸がもたらされる現実もちくりと入れ込み
情感のある脚本に仕上がっている。
また小物の扱いも特徴的。
大小二つのアイテムが、
主要な二人を繋ぐ鍵としてさらっと使われる巧みさ。
三時間近いほぼ1/4が
歌のシーンの体感。
そのため音の良い劇場で鑑賞すべきとの思いは強い。
彼女の声は〔スワロウテイル(1996年)〕での『グリコ(CHARA)』のそれにも似て、
ハスキーで骨太、時としてかそけき。
バレエを踊るシーンでは〔花とアリス(2004年)〕の『アリス(蒼井優)』を想起させ、
元よりセルフオマージュの多い監督だしなとの感想はぬぐえず。
『アイナ・ジ・エンド』は、
今回が初の本格的な演技と思われるが、
変化のない表情と訥々とした喋りが逆に奏功。
小学校の教師を演じる『黒木華』は
善良な若い女性役では右に出る者がいないのでは。
仲立ちとなる
やや煮え切らない役柄の『松村北』も悪くはない。
『水越けいこ』『大塚愛』『樋口真嗣』『カールスモーキー石井』もクレジットされており、
いったいどこに出るの?と
目を皿のようにして探してしまった。
美しい映像と登場人物の物語が素晴らしいけど重かった
全く情報を入れずに見に行きました。それが大正解。
物語が進みながらああ!そーゆう事ね!と答えがわかっていくのが爽快でした。
岩井監督らしく本当に風景が美しい、キャストの三人が美しい。女の子2人逞しくて前半はワクワク見てたんですがだんだん重くて辛くて涙出てきました。特に夏彦が人間臭くて色々狡いけど憎めなくて儚くて愛おしい。彼が泣くところでは一緒に泣いてしまった。高校生からおじさんになるまでその歳の取り方が演技で出せるの上手かった。
それにしてもアイナちゃんの歌声は凄い。本当にすごい。お店の中で歌うところでは鳥肌たちました。
彼女の歌声は人を吸い付ける魅力がある。
SING!の時の歌声で大好きになったんですが、キリエでは180度違う胸が引き裂かれそうな、そしていろんなことを乗り越えていく力強い歌声で素晴らしかったです。
全て分かった上でもう一回観に行きたいなーと思いました。
基本的に音楽🎵ものは大好物😊
キリエ(アイナ・ジ・エンド)の存在感とミュージック🎼を味わう青春群像劇。良い意味で岩井監督らしさ溢れる作品で満足感でいっぱいです。監督作品の常連黒木華さんもワンポイントでしたがイイ味出していたと思います。すずチャンにはこの役で良かったかどうかは少し疑問でしたがキリエとの程よいバランスは見事だと思いました。ライブ映像で楽曲をフルで演奏したものがなかったのが少し勿体無い。主題曲はフルで聴きたかった。
鑑賞後すぐにYouTubeで観ちゃいましたけど🫢
素晴らしい楽曲を 是非映画館で🎦
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3時間飽きることなく見られたけど、 終わってみるとよく分からない作...
3時間飽きることなく見られたけど、
終わってみるとよく分からない作品
少なくとも、
3月の東北で、風呂上がりに下着のままでいたり、
そのまま窓を開けても寒そうな素振りがないのは、
現実的ではない
ても、作品として嫌いじゃない
キリエが歌い出すたびに、なぜかジンワリと泣けてくる
キリエがどうしてしゃべることのできない歌い手になったのか?
そのストーリーは本篇の物語で徐々に明かされていくのだけれど…
そんな事よりもですよ、全体を通してイメージビデオのような美しい映像。
そしてキリエが歌い出すたびに、なぜかジンワリと泣けてくる感傷的な感じ。
まさに岩井俊二マジック!なんであんなに女性を撮るのが上手いのだろう。
3時間近くの長尺映画なんだけど、いつまでも観ていられる気がする。
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