マッド・ハイジのレビュー・感想・評価
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チーズ食べたくなるか食べたくなくなるかどっち?
2023年劇場鑑賞177本目。
著作権切れ作品をこねくり回す第二弾。とはいえあくまのプーさんよりこちらが先に作られていてこの分野のパイオニアといえます。
冒頭から全裸&非処女のハイジが出てきます。正直アルプスの少女ハイジはクララが立つくらいしか知らないのでそんなに思い入れはないのですが、今後も二次創作ものはこの路線しか作られないんですかね?
テリファーでアート・ザ・クラウンがやればホラーだけどハイジがやればアクションという事でグロシーン満載です。エロはないこともないけど控え目かな・・・。裸ならエロいってわけじゃないんですよ。
なんかやたらとチーズが出てくる作品なのですがヤバい薬物みたいな感じで描かれているので食べたくなるかしばらく見るのも嫌になるか分かれそうです。自分はなんか食べたくなっちゃいました(笑)
大学の映画サークルで酔っ払った勢いで作ったような作品
本当、外国人って日本刀好きな!(笑)
所謂「グラインドハウス」風で、「アルプスの少女ハイジ」をエログロバイオレンス風にしてみましたと。
このサイトで知って、見逃せないなと(笑)
アルプスの山並みの風景や民族衣装など「ハイジ」である事は、しっかり押さえ、チーズの闇取引するペーター、殆どジャンキーのクララ等々。シュールな笑いで、悪を断つ!
しかし、低予算で頑張っているのは、わかりますが、肝心要のエログロがどれも中途半端に感じましたね。
まず!冒頭のハイジ!ペーターとベッドで事後のシーンがありますが、R18なんだから、ヤッてるところから見せろ(笑)
途中、ケツにチーズ浣腸するクノール司令官。そのシーンいる?
頭爆発に拘る余り、他の流血シーンが大体男の○☓ぶっ刺すばかり!
ハイジが血塗れで首斬る、腕斬る、無双するシーンとか欲しかった。
まあ、少ない予算で見せ場用意しないといけないからやむを得ないのかも知れません。
ハイジの修行シーンでシスター2人から教えを乞いますが、見えづらかったのですが、シスター顔ただれてましたよね?なんで?
(そもそも神様みたいなヤツも何者?って感じですが。)
日本刀で修行してるのに主武器がハルバードとはこれ如何に(笑)
後、スイスは、ドイツ語圏だと思いますが英語でしたよね?(字幕で観た)世界公開考えてた?
この手の映画好きには(自分もだけど)お勧め出来ます。個人的にはもっと派手にやって欲しかったかな。
映画館には、若いカップルとか女性は皆無で、何か拗らせた中年のオッサンばかり(自分もね)観に来てました(笑)
まあ、子供や女性には観せられんしな!(笑)
戦うハイジ
このおバカー!(超褒めてる)
翔んで埼玉をスイスを舞台にしてフランスを少し巻き込んでエログロ方面に投げっぱなしたような、超絶くだらない一本。
ペーターを黒人に、クララをアジア人にと、ポリコレ配慮もバッチリです!
まぁエログロの描写自体はそこまでエグくもないので、それを目当てにしてしまうと肩透かしくらうかも知れません。
18禁の称号(称号?)は、ハイジというキャラにエログロをフォンデュするヤバさというか気まずさというか、そういう姿勢全体に与えられたものかと愚考します。
今回吹替で観たのですが、明らかに吹替オリジナルであろうしょーもないギャグがバリバリ入ってて面白かったです。
普段は字幕派ですが、テッド然り、たまには吹替も悪くない!
テリファー2といいプーさんといい本作といい、映画としてのデキはそれぞれとして、今年は「笑えるグロ映画」の当たり年かも知れません。
クララ〜
懐かしき同人の香り
本題までが長い…
なぜかレビューが消された
一興懸命レビューを書いたのに、突然、予告も注意も無くレビューが消えていた。
何が引っかかったのかさっぱりわからない。
記憶している限り、再度レビューを書いてみます。
児童文学、アルプスの少女ハイジ、をエログロバイオレンスにアレンジしたスイス映画。
チーズ会社の社長でスイスの大統領のマイリは軍を掌握し、自社以外のチーズを禁止し、独裁者として君臨していた。20年経って、闇でチーズを販売していたハイジの恋人ペーターは密告され軍に捕えられ、ハイジもいた公衆の面前で頭を撃ち抜かれ処刑されてしまった。その後、ハイジを追ってきた軍に祖父の家を爆破され、祖父も殺されてしまった。
ハイジは恋人や祖父の復讐のため、戦うためにトレーニングを重ね、戦闘能力を高め・・・てな話。
エロはたいしたことないし、グロも明るく頭が吹っ飛んだりで血が血にみえなくて、バイオレンスもハイジ頑張れ、って応援出来た。ハチャメチャだがスッキリ出来て面白かった。
あと、スイスの山々の景色は美しかった。特にマッターホルンのシルエットは素晴らしかった。
独裁者はいつか滅びる、というメッセージのようにも感じた。
独裁者・・・今ならプーチン、金正恩、習近平、などなど。
次回作も有りそうなので、クララと暴れてくれるのを期待したい。
こんなレビューなら大丈夫だろう、と信じる。
追記
字幕版に続き、隣県遠征して吹替版を観賞してきました。
悪くはなかったけど、字幕版の英語の方が良かった。
タラやロドリゲやポールバンや。。。
クラウドファンディングでメジャーを一切頼らずに製作したというスイス映画。製作者はどうやら相当にタランティーノをリスペクトしているのか。というより、このC級テイストが大好きなのか。
スイスがチーズ企業が支配するファッショな帝国と変貌したという世界観。そのイントロの紹介はまるで「スターシップ・トルーパーズ」(ポール・バーホーベン監督 1997年)の香り。殺された恋人のペーターの復讐に殺戮マシンと化すハイジ。国家を地獄へ落とす壮絶な戦いが全編で。という荒唐無稽さはタランティーノがロバート・ロドリゲスと組んで、かつての低予算映画へのオマージュを詰め込んだ「プラネット・テラー in グラインドハウス」と「デス・プルーフ in グラインドハウス」のスピンアウトのような仕掛け。スイスの国旗がハーケンクロイツの悪夢のように翻り、そのディストピア感は、ナチスが月の裏側に潜んでいたという「アイアン・スカイ」(ティモ・ブオレンソラ監督 2012年)の狂いっぷりだ。
という例示だけで、この作品のポジションは「わかる人は判る」ものだということが、理解できるではないか。で、僕は大好きなのだ。
俺のアソコがヨーデルしてるぜぇ!!
惜しい!
予告を観た段階ではもっとエログロにブッ飛んだ映画かと思ってたけど、意外と控えめ。
もっと血がブシャー!首がズッパシ!人体グチャ!みたいなのを期待してた。
でも、『B級映画を作るぞ!』って言う監督の気合いはとても感じられる。
B級の中のB級!
こう言う映画が好きな自分のような人には刺さるんじゃないかなぁ?
字幕版を観たかったが吹き替えしかやってなかったので吹き替えで観賞。
吹き替えの演技が大袈裟でメチャクチャオヤジギャグ満載だったんだけど、字幕版はどうなんだろう?
格闘修行の場面は駄目だ。
修行して徐々に上達していると言う設定だろうけど、スピードもキレも無い。
さすがにもう少し特訓してほしい。
なかなかに吹っ切れたお馬鹿映画。
でも、こう言う映画って必要だと思うよ!
小難しい映画じゃなくて、頭からっぽにして観られるクソみたいな映画(褒め言葉)って需要は必ずあるから。
自分みたいにB級好きも一定数いるからね。
自分が期待していたよりもちょっと下回っていたので、今年のB級一位は今のところ『キラー カブトガニ』かな。
でも、そこそこ面白かったのでB級好きにはオススメですよー。
やりたい放題(いいぞ!)
エロ、グロ!バイオレンス!!
爆発&爆発。
ハイジのおうちは三角のあのスタイルだし、藁のベッドだし。
ヨーゼフもユキちゃんも出るし、ロッテンマイヤーさんがめちゃ悪役。
クララは歩いてたのに車椅子に。
結構アニメのハイジがベースになってるなあという感じ。
その上に乗っかるのがやりたい放題のストーリー。悪の権化(チーズ会社の社長にして大統領)対ハイジやおんじ達パルチザン。人を化物に変える秘密のチーズの原料は母乳!
これでもかという詰めこみっぷりは、すがすがしいです。作る人たちが楽しまないと面白くならないよね
ぜんぜん マッドでわ あーりーまーせーん。
バカバカしさが、今一つハジけない
もっとぶっ飛んだ映画なのかと思っていたが、案外きちんと普通に作られていて、ちょと期待はずれだった。
バカバカしさを楽しむ映画なのだが、真面目に「おバカ」をやっている感じで、徹底ぶりが足りなかったように思う。
話はモタモタしていて転がっていかないし、アクションも間延びしていて、ただ単に人体破壊がやりたかっただけのように思えてしまう。
それとも、「アルプスの少女ハイジ」の登場人物の名前だけを借りて、「タランティーノ的な復讐劇」をやりたかったということなのだろうか?
確かに、古今東西のB級アクション映画から取ってきたようなシーンが随所にあるのだが、それが本編の面白さに活かされていないため、オマージュと言うよりはパロディやパクリにしか見えないのである。
せっかくクラウドファンディングで自由に作れたのであれば、もっと突き抜けてもよかったのではないかと、少し残念に思えてしまった。
はい、チーズ
年頃になったハイジの村に、独裁的なチーズ大統領が…。ボーイフレンドのペータも殺され、怒り狂ったハイジが闘う物語。
ご存じ、アルプスの少女ハイジを元に(⁉)作られた作品。まぁ名前くらいであんまりハイジ要素はないのかなw
インディーズ作品とのことで、チープさは満載だけどそこが良い味出してたり、ゴア描写もなかなかですね。
日本語吹き替えで観たのですが、お笑いの部分では結構寒かった部分もあるものの、強くなったハイジが暴れる展開は痛快。最後の方の展開もアツくて良かったけど、もう少しじっくり見せて欲しかったかな。予算的に激しいバトルは撮れないのかもしれませんが。
兎に角、異常気象が続く昨今、スイスの涼し気な景色を観たいという方に是非お勧めしたい、そんな作品だった。
斬新すぎるハイジ後日譚
幼い頃に観ていたテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」の後日譚(?)的な作品でした。本作は7月14日に封切られましたが、同じ日に封切られた「君たちはどう生きるか」の宮崎駿監督や、同じスタジオジブリで活躍した高畑勲監督らが製作に携わった「アルプスの少女ハイジ」でしたが、本作はアニメではなく実写。ただ後日譚とは言え、アニメの世界観は一切引き継いでいないのは承知で観に行きました。
内容的には、ペーターやおじいさんが独裁政権に殺されてしまい、ハイジがその仇を討つというかなり斬新なストーリー。スイス映画を初めて観る光栄に浴した訳ですが、まさかこうしたR18指定のB級映画でデビューを飾るとは思いもよりませんでした。
そんなトンデモ映画でしたが、スイスで政権を握り、自ら経営するチーズ会社以外のチーズは食べてはいけないという法律を制定したマイリ大統領は、お決まりのヒトラー的要素もありつつ、北の将軍様的な味付けもありました。スイスの映画なので将軍様に寄せる発想はなかったのかも知れませんが、使い古されたヒトラーではなく、現在進行形の独裁者である将軍様の要素をもっと濃くしてくれれば、より笑えたように思いました。
また、残虐シーンが結構出て来ますが、ガチのホラーではなく、ドタバタコメディとかエロの要素もあることから、怖さというのは殆ど感じません。そういう点から考えると、もっとブラックな笑いの要素を入れてくれればとも思いました。
それからハイジ役のアリス・ルーシーですが、後半独裁政権と闘うシーンになると、完全に”マッド”な雰囲気になってしまいましたが、あの可愛らしかった子供の頃のハイジの雰囲気を残しつつ独裁政権側を倒していった方が、オールドファン的にはもっと感情移入できたような気もしました。
因みに「アルプスの少女ハイジ」の母国である日本への配慮(?)からか、ハイジが独裁政権に立ち向かうために行うトレーニングは、忍者のそれだったり日本刀を使ったものでした。ただアクションシーンはかなりショボく、これまたちょっと残念なところでした。
まあそれもこれもB級映画だと思えば許せるところですかね(笑)
あと、日本のアニメである「アルプスの少女ハイジ」を題材にして、何でスイスがこういう映画を作ったんだろうという疑問があったのですが、調べてみたらヨハンナ・シュピリという19世紀のスイスの女流作家が、ハイジの原作を書いていたとのこと。そしてアニメは日本だけでなく、ヨーロッパでも広く放映されていたそうで、そういう意味では、ハイジの里帰りという意味合いもある作品だったんですね。エンディングで、「次はハイジとクララだ」と予告編めいたことを言ってましたが、果たして第2弾はあるのかな?
いろいろと注文を付ければキリがありませんが、クラウドファンディングで製作資金を集めて作った点や、久々にハイジを映像作品として観られたことについては、最大限の賛辞を送りたいと思います。
パブリックドメインが産み出した鬼子のような作品。
何故、あのアルプスの少女ハイジをこのようにしようとしたのかは全くの謎と言うか、悪ノリの極地。単に狂っているとしか言いようがない。
だけど、そんな狂った映画大好きなのでもちろん観てきましたw
で、感想はと言うと…うんうん。どストレートなB級作品でむしろ清々しいくらいw
何故こうした?こうなった?と言う設定に加えて悪ノリが満載。
黒人のペーターや独眼竜のおんじ。悪の司令官がクノールなんて言う名前や国民食のチーズが身体の悪い物にしか見えないこと。
クライマックスの唐突な敵のアイアンマンMark1の様な鎧もラストでクララがサイドカーに乗ってガトリングガンをブッ放すなんて素敵過ぎる♪
今作品の製作陣は以前にナチスが月から攻めてくる「アイアン・スカイ」と言う作品を作っている前科があるだけにある意味納得w
チープ感満載でツッコミどころ満載。雑で如何わしさが終始漂っている。
だがそれが良い♪
「スターシップ・トゥルーパーズ」のキャスパー・バン・ディーン(懐かしい)やデビッド・スコフィールドが出演しているのはそれなりにツボを押さえている感じ。
ハイジの復讐劇なんかは何処か「キル・ビル」を彷彿させ、更には「女囚さそり」の香りがする。
つまり映画が好きな奴らの香りがする。
こういう作品を観る為にお金と時間をかけるのが贅沢であって、粋ってもんでしょうw
ただ、「スターシップ・トゥルーパーズ」のキャスパー・バン・ディーン(懐かしい)やデビッド・スコフィールドが出演しているのはそれなりにツボを押さえている感じ。
そもそもこの作品がマッド・ハイジなんて悪ノリになっているのも著作権が既に切れてしまった為「パブリックドメイン」なったことから始まった訳ですが、最近では「プー あくまのくまさん」なんかもパブリックドメインから派生した作品なので今後はこの手の作品が増えるだろし、多分悪ノリ的にブームになるだろうと。
かと言って「パブリックドメインだからといって『何でもあり』は許されるのかは?」は別問題。
ただこう言ったパロディは悪ノリが大多数を占める部分があっても、その中から後世に残る傑作が生まれる可能性がある為に一概に「悪ノリだからダメ」と言う風にはならない。
そもそも表現の面白さは時代によって感じ方が違うだけに難しいんですよね。
悪ノリの流れの話になると、そもそも今作品は日本で1974年に放送された「アルプスの少女ハイジ」をイメージしているがアニメ版のハイジ自体が牧歌的なイメージだけど原作とはかなりかけ離れた感じになっているがそれが逆輸入の形になり、ハイジのイメージは日本のアニメのハイジが浸透した経緯がある。
そもそもスイスは自然豊かでおおらかなイメージがあるが、世界屈指の武器輸出国であり、機関銃を組み立て、大砲や砲弾を作って輸出していると言う顔を持っているのはあまり知られていない。
あと、ゴルゴ13で有名な「報酬はスイス銀行に振り込んでもらおう」と言う預金者の素性は必ず守ると言うイメージねw
まあ、理想郷のイメージは綺麗事だけでは維持出来ないという訳です。
その流れから言うとこのマッド・ハイジの一面はあながち大きく逸脱している訳ではないと言えるのではないだろうかw
どちらにしても原作が日本でアニメ化され、それが逆輸入されて、そのイメージが世界中に浸透し、著作権権利が切れたことによって生まれたと言うアレンジとパロディを重ね合わせたのがこのマッド・ハイジという訳ですが、ちなみにパブリックドメインになっても原作を題材とした二次創作をモチーフにしたパロディ(三次創作)はNGとの事ですが、この作品って厳密にこれに当たりそう。
とは言えダメ作品かと言えばダメ作品だけど個人的に悪ノリの極地は嫌いではないし、なんと言うかジャンクフード的な美味しさと言うんですかね。
こういう映画を観ると真っ当に作っている映画を観た時の良さと言うか、偉大さや尊さが噛み締められますw
ただ個人的にやって欲しかったのは吹き替え版はオリジナルの杉山佳寿子さんが担当して欲しかったかなと。
あのハイジの声で「ブッ殺す!」なんてセリフが聞けた時こそ、このマッド・ハイジの最後のピースが埋まるような気がするw
あと、個人的にはこのマッド・ハイジのハイジの衣装が「フランダースの犬」に出てくるアロアの衣装をなんか思い出してしまいます。
※約2年ぶりの再開。
この間にいろいろあって、実は数年前まで映画関係の仕事をしてたのですが、そのときは書けなかったけど今はひと段落したのとお休み中に過去最多とばかりに映画を観てたので無茶苦茶映画の幅が広がったのでとりあえず再開しました。
まあ、お気軽にお暇な時だけでも覗きに来てください。
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