「美しい物語でした。(「カランコエの花」の内容にも触れています)」青いカフタンの仕立て屋 Mさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい物語でした。(「カランコエの花」の内容にも触れています)
「カランコエの花」を見た時に、保健室で女の子が保健の先生に話をするシーンがありました。うれしそうな表情で顔を赤らめながら話す場面で、生まれて初めて「ああ!男の人を好きになる時と何にも変わらないんだ!」と気づきました。
私は、LGBTQに関する話は苦手で、「ブロークバック・マウンテン」や「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のよい評判を聞きながらも、なかなか見る気がしませんでした。実際に見た「ムーンライト」のよさは全くわかりませんでした。近頃の映画に必ずと言っていい程その話題が出ても「またか」という感じでした。
昨夕、スマホでryuchellさんが亡くなったというニュースを見ました。もし彼女が、この映画を見ていたら、「家族とLGBTQは両立する」と思えたのではないでしょうか。もしそうであれば、最悪の事態は避けられたのではないか。そう思いました。
とてもよい映画なので、みんなにぜひ見て欲しいと思います。
思ったことあと2つ。
・青い服はナウシカの服を思い出させました。(実際には全く似ていませんでしたが)
・「自分の失敗は隠したくなるよな」「謝られても簡単には許せないよな」と思いました。
今晩は。
私は今作を一昨日、会社の近くのミニシアターで鑑賞しましたが、癌を患っている気丈な妻の、夫の職人技に対する誇りと、夫の彼の地では禁じられた性癖を知りつつも夫及び若き職人に対する想いを抱えつつ気丈に振舞う姿と、その妻が亡くなった際に夫が妻の白装束を丁寧に脱がせ、自ら編んだ青いカフタンを着せ、自分と同じ性癖を持つ若き職人と妻の亡骸を墓に運ぶ姿は、沁みました。
品性高き映画だと思いました。「カランコエの花」も勿論好きです。では。
ナウシカの服、なるほど。
ロイヤルブルーとか言いますし、高貴な色かもしれませんね。
ryuchelさんの訃報は衝撃でした。
前向きな人だと思ってましたが、それ以上に繊細だったのかな。
残された家族のお気持ちを想像すると辛いです。
テレビ殆ど見ないのですが、ryuchellさんにはとても好感を持っていました。優しさと勇気と素直さと明るさがあり沖縄についても語る。本当にショックです
Mさん、コメントありがとうございます。
「カランコエの花」
全くノーマークの作品でした。
アマプラでやっているようなので、観てみたいと思います。
(今田美桜さんが出演しているのですね)
(※といいつつ、映画も本も ”見なければ…” なタイトル
がどんどん増殖中で…*_*; 大丈夫かな…)