「醜悪」ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻 田中スミゑ 90歳さんの映画レビュー(感想・評価)
醜悪
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グロテスクな映画でした。醜怪極まりなく、見ていられないシーンもありました。
でも、女性として何故か自己肯定感が上がる不思議な作品で、セレンディピティを感じたので、自分の中での評価は、星4にしました。オープニングで「あくまでフィクションですので」というニュアンスの断り書きがあってからの、あの結末でした。
それにしてもの作品でのヘンリーは観客のヘイトを集める装置として秀逸すぎました。
歴史映画としても価値ある作品だと思って観ていたのですが、ヘンリーの言動が強烈すぎてそちらに引っ張られてしまいました。
全体として音楽が良かったのですが、エンドロールでの曲が特に気に入りました。
一曲目は、PJ Harvey さんの To Bring You My Love です。
もう一曲は、わらべ歌風の歌詞で映画のその後を暗示していて、いかにも、ヘンリー8世の時代の音楽といった感じなのですが、曲調は現代風のアレンジで、その取り合わせが面白かったです。オリジナルなのか、英国ではよく知られている曲なのか…不勉強ゆえに曲名が分からないので、配信に回ってきたらShazamにかけてみようと思いました。
やっぱりイングランドはいいですね~。
英国留学とかしてみたかったな~。
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