PERFECT DAYSのレビュー・感想・評価
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本作が2024映画初めで良かった!!
明けましておめでとうございます。1/2、本日観てきました!
多くを語りません!笑
星も日和って4.5ですが、5です!
音楽に造詣が深ければ、尚、楽しめるんだろうなと思いました。
こんな清貧に生きていければ、人生豊かなんだろうなぁ…
ストーリー自体も、終盤に「!?」があり、時間を感じずあっという間にハッピーエンド。(?)
内容も深読み要素があり、映画を考えて観る方は大満足だと思います。
個人的には、佐藤浩市氏や光石研氏、松重豊氏などなど色々な名優で見てみたい…(もちろん役所さん最高!色々頭に残る名言がありますが、私は“今の積み重ね”が印象に残っています。※私の勝手な暗喩解釈です)
是非、映画好きの方はご観賞ください!!
エンドロール後が有りますのでご留意を!
評価は分かれるのでは。
平山のトイレ清掃の日常をただただ描くだけで、劇的な話はない。
それをつまらないと評価する人もいるだろうし、
ホントに言葉の少ない平山の表情を読み取りながら、裕福な家庭→父親の確執から一人で生きていくということを問う、という深い内容だと評価する人もいるだろう。
ただ、自分にはあまり響かなかったかな。
疑問点。
・父親との確執とはどんなものだったのか。トイレ掃除に至る大切なところだが描かれていない。
・途中何回も回想シーンのようなものがあったがそれは父親を思い出しているのか。
・影が濃くなるというのは何を意味しているのか。人生の深さ・重さなのか。
年の始まりに良い映画を観たいと思いませんか?
映画のタイトル「PERFECT DAYS」は、完璧な日々という意味でしょうか
それは決して華やかで特別な日々ではなく、ありふれた日常の中の、ささやかな幸せの積み重ねを指していると思いました
映画は、平山の人生を描くことで、私たちに「人生は完璧である必要はない」ということを教えてくれているようで、どんなに小さな幸せでも、それを大切にすることで、人は生きる意味を見出すことができるのかもしれません
私は、この映画を観て、日々の暮らしの中にある幸せを見つめ直すきっかけになりました
また、役所広司さんの演技も素晴らしく、寡黙な平山の生き様が胸に響きました
映画「PERFECT DAYS」は、人生の意味を問いかける、心に響く作品です
正月休みに観るおすすめの一作
ぜひ一度、観てみてください
なお、正月休みで駐車場は混雑です
車を停めるのに30分もかかりました
余裕を持って行きまっしょい!!!
perfectルーティン
かなりイケオジ清掃員はほぼ毎朝おばちゃんの掃き掃除の音で目が覚める。毎朝空を見上げる。たとえ天気が悪くても。そして、お決まりの缶コーヒーで仕事に出かける。そこが白いBOSSのカフェオレで良かった。別にコンビニで黒いボトルでも良いんだけれども。BOSSの文字を確認できたのが第一の収穫。仕事終わりに銭湯行って、行きつけの店で「お帰り」って言われて。この「お帰り」が堪らない。毎夜、本を読んで寝る。夢は記憶の整理。たいてい木漏れ日に包まれるのがオチだったような気がする。休日は全てを洗い流すようにコインランドリーとさゆりママの店へ。なぜさゆり?と思ったが、ギターに乗せたお歌でなるほど。♪ウィスキーがお好きでしょ ではなかったが。最近ブルースに傾倒気味の八代亜紀でも、元々R&Bのアッコさんでもあのシーンは成り立たなかったであろう。まさに配役の妙、である。主人公の平山小父貴のさゆりママへの仄かな思いの表しかたや金髪娘への照れかたとか、姪御さんへの着替えを見てはいけない接し方が中学少年みたいで良い。役所さんだから見ていられる。そうでなければ、寺田心くんが限界であろう。イケオジズの影踏みで泣けたな。ラストの運転中は朝日が眩しくてなのか、かけてる音楽に感動しているのか、泣いているのか笑っているのか。何とも言えない表情してたな。でも、全部なんだろな。
映画にならないものを映画にした
日本人だけの世界を外国人監督が制作したこの映画を自分なりにどう表現したらいいのか、考えさせられる。映画を見てしばらく考えても、答えが見つからない。この映画が高く評価されたのは平山さんを演じた役所広司氏をはじめとする質の高い俳優たちのさりげない日常を自然に演じ切っているところだけではなく、脚本や日常の風景の描写に至るまで映画通の心を動かす要素があったということなのか。
たいていの映画で表現されている世界は非日常的なものである。日常的な要素がないわけではないとは言わないがここまで日常の表現に徹する発想は新鮮であった。
平山さんの愚直なまでのPerfect Daysはいつの間にか鑑賞する人の心を捉え、味方にしてしまう。そのPerfect Daysを大き過ぎないー大笑いするようなものではなく、拳を握るほどのことでもなく、涙が出るほどでもないー喜怒哀楽が揺さぶろうとする。そんな日常を平山さんは記憶に刻みつけていく。それでもPerfect Daysは続いていく。ただ、そのPerfect Daysは木漏れ日のように同じように見えても同じものは一つもない。
普段映画を見るときに持つ期待感は全く裏切られたが、生きている人の背中を優しく押してくれている気がした。こんな映画を好きになれる人たちと友達になりたいものだ、と感じたのは筆者だけではないだろう。
40代後半、男の内角につきささるストレート
日本そのものを描いている
海外の監督が日本を描く場合、
かつては、大きな違和感、
少し前は、ちょっとした違和感、
最近は、違和感を感じなくなっていた。
それでも、日本の【生活】を
違和感なく描く作品はなかった。
【日本ぽい】ではなく、【日本だった】。
何も説明はない。
ただ、淡々と日々の生活を
描いていくだけ。
装飾もない、
過剰な演出もない、
でも見ると、主人公の生活が
ぼんやり見えてきて、
その職業から、今の日本が垣間見える。
フィクションだけれども、
見事なまでに
今の日本を切り取ってみせた。
でも実は日本人じゃない監督だからこそ
外からの眼だからこそ、描けた気もする。
どんな映画かと訊かれると
説明が難しいけれど、
この映像の中に、確実に
日本人である自分たちがいると
感じることができる、
数少ない作品だと言える。
余韻を大切に味わいたい、繊細で美しい作品
トイレの清掃員として暮らす一人の男性・平山のありふれた日々を、木々の揺らめきとこぼれる光、街に溢れる生活音と共に描いた本作。静かながら明日への希望をもらえる素晴らしい作品でした。
無口で人付き合いも最小限に、繰り返しの日々を一人淡々と過ごす平山の毎日は、とても普通で、とても地味。朝起きて、植木に水をやり、車で出勤、黙々と仕事をこなし、銭湯で汗を流して一杯やって、小説を読み眠る。
自分を含め多くの人が彼より“充実した日々”を送ってると思います。でも何故か、平山さんの毎日が羨ましく清々しく見えてくる不思議。同じことの繰り返しだけど“ルーティーン”という表現がしっくり来ないのは、きっと平山さんにとっての毎日は変化に富んでいて、繰り返しなんかじゃないからなのでしょう。
台詞も少なく、僅かな言葉の端々から読み解く彼の人生。笑顔の意味や気持ちを表情から推測するけれど、本当の想いなんて分からない。最後の朝日に照らされた平山さんの、笑っているような泣いているような、言葉では表現できない表情が印象的でした。
なぜか涙が溢れたり、心が温かくなったり、切なくなったり。本作を噛み締めるには、もう少し時間がかかりそう。この感情や余韻を疎かにせず、ちゃんと味わいたいと思います。
キャッチコピーのとおり
見終わった後の清涼感がすごい。
面白かったです!役所広司がとにかくかっこいい。
面白かった!ほとんど役所さんが喋らないのに、面白い!目が離せなくて惹きつけられる画づくりに感動した。役所さんがむちゃくちゃかっこよかった。
私は、とっても面白かった。
清貧とはこういうことかと。
ただ、最後のシーンで、主人公がパーフェクトデイズを送るために
捨てさったものの大きさに凡人である私は畏れ慄き恐怖してしまった。
非常に優しくて思いやりがあって教養のある主人公が
今の生活をパーフェクトデイズということに畏怖してしまって苦しくなった。
主人公は、もっと多くのものを手に入れる人生が送れたにだろう。
人間関係も、しようと思えばもっと多く築けるだろう。
でも彼にとっては、この形がパーフェクトなのだ。
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私が若い頃だったらこの映画を面白いと思えなかったかも。
それは私が感受性がなかったとかそう言うことでなく
この映画を面白いと思える経験が少なかっただけで、むしろその世界線の方が
幸せなんじゃないかなーと思った。
人生は木漏れ日
途中で2回寝てしまった。ごめんなさい。
嫌な言い方をすれば、「人生の負け組」で括られてしまうヒラヤマさん。判で押したように毎日繰り返しの生活を送りながら、でもヒラヤマさんは一瞬一瞬を確実に「生きて」いる。ヒラヤマさんは単調な毎日を一歩一歩歩んでいても、迷いや悩みの中にいる人たちが、ヒラヤマさんに絡んでくる。ヒラヤマさんの日常は乱されるけど、彼はその人たちを無下にはしない。ヒラヤマさんの生き方は確立されているから他者の存在はあまり関係ないのだ。実は。
ヒラヤマさんがあんまりしゃべらないから、もしかしたら何にも言わないんじゃないかって少し心配した。まあ、後半そんなことなかったけど。でもしゃべらなくて良いって、言葉でごまかせないからより真実に近い気がする。
見て良かった
とてもいい映画でした。TTTプロジェクトの清掃員を主人公にした映画...
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