「けっこういい」PERFECT DAYS 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
けっこういい
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見る前はどうせ眠くなるだろうし寝てしまうのではないか、少なくとも面白くはないだろうと見るのをためらっていたら公開から何週間も経っている。役所広司がトイレ掃除して古いロックを聴いて若い女の子と少し触れ合う。銭湯に行って外食ばかりする、そんな日常が描かれる。大して面白くないし、面白がらせようと言う意図がないのだけど、見ていて退屈せず、場面が心に残る。
カセットテープに値段が付くなど聞いたことがないし、古いロックファンはそもそも公式カセットなど買わずレコードを買ってカセットにダビングする。
東京の下町にメゾネットの風呂なし物件で軽トラックと自転車を持って、駐車場も借りている。家賃でけっこう掛かっている。風呂なしでも5万以上はしそうだし、駐車場は3万はしそうだ。パートナーがいる場合もあるけど、あんな感じでトイレ掃除は一人でできるのだろうか。悪意でウンチを壁に塗り付けるような人も中にいるが、そんなひどい掃除はなかった。賃金もよさそうだし気ままな、悪くない仕事に見える。
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