「どういう気持ちで見たらいいのか・・」PERFECT DAYS Nana Shinozakiさんの映画レビュー(感想・評価)
どういう気持ちで見たらいいのか・・
両親が観てとっても良かった!というので映画館へ、
60代70代の方が多く観に来てた印象。
日常淡々と系と聞いて、パターソンみたいな感じかな?と思ってたらそれともちょっと違う。
(パターソンは超綺麗な奥さんがいたしね)
夜寝る時の白黒の映像が、なんだか不穏。
これが幸せ、なのだろうか・・・諦めも感じる・・・
仕事をして、繰り返しの中で少し嬉しいことがあって、お金はあまり無いけど、毎朝缶コーヒーを買ったり銭湯に行ったり100円の古本を買ったりすることが幸せ・・
姪っ子と妹さんが帰っていったあとの孤独感がたまらない・・・
これ好きだったわよね、と渡されてたのは紅谷の紙袋じゃないだろうか、くるみっこで有名な・・・
だとしたら、鎌倉の山の上の豪邸だろうか・・・
行きつけのお店で顔見知りはいるようだけど、親しく交流してる人はいなそうで、やっぱりそれは寂しいんじゃないかなぁ・・・
最後の表情は、笑っているような、泣いているような、やっぱり諦めているような・・・
追記:やっぱりこれが幸せ、とは言ってないかな、曲を考えても。60代70代の方がこれを観て癒される、というのは、何かを諦めてたどり着いた年齢的なことがあって、私はまだそこへ辿り着いて無いので、うーんというところがあるのか、外国人監督が描く日本の、みたいなところでモヤモヤしてしまうのか。
寂しいは寂しいんでしょうね、三浦友和とは意外な程饒舌に喋ってたし。最後の泣き笑いは、俺ってこのまま・・(生きていけるのか? 何も変わらないの?)と複雑な気分だったんじゃないでしょうか。