劇場公開日 2024年7月12日

「カゴの虫」メイ・ディセンバー ゆれる真実 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0カゴの虫

2024年7月14日
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単純

難しい

36歳の女性が13歳の少年と関係を持ったことで捕まり獄中で出産して23年、2人のことが映画化されることになり彼女を演じる女優が取材にやってくる話。

グレイシーとジョーの取材にとどまらず、物足りなかった旦那や情事が発覚したペットショップオーナーや当時の弁護士、そして元旦那との間の子供等々様々な相手に話しを聞くエリザベスという展開だけど、語る体で振り返りのドラマをみせる訳でもなければ、深く語る訳でもなくて、聞かれたことに答えたり、その他の場所で誰かが話しをしていたり。
ほとんどがある意味会話劇だし、信憑性のない内容もあったりで、ちょっとダルい。
ネブライザーの行からの流れもなんだかねぇ。

ハリウッドの俳優ってコメンタリーとかでも演技や演出について語るの大好きなイメージだけど、そもそも自分はあんまり熱く決めつけたように語るのを観ると、所詮その人の主観や想像だからと穿ってしまうタイプなんですよね。
実際ラストリアルに拘っていたけれど、現実か現実的か現実っぽいかで言ったらねぇ…ということで、一応夫婦や家族のその後の境遇や機微をみせるのがメインなんだろうけれど、自分にはハマらなかった。

Bacchus