「墓泥棒は悪くない」墓泥棒と失われた女神 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
墓泥棒は悪くない
Twitterで信頼しているレビュアーの方が大絶賛していたから結構期待してたんだけど、尽く自分の趣味には合わなかった。
邦題とポスターからするに、ポップで陽気などんでん返し系コメディが想像できたんだけど、全くと言っていいほどその逆で、かなり静かかつ行間の多い、寂しい雰囲気の漂う作品だった。空気感は自分好みではあったものの、序盤のゆったりしたテンポ感とか特に、The・自分の苦手な映画って感じで、正直受け付けられなかった。これって、ジャンルなに?現実?フィクション?現代?未来?なんだかしっくり来なくて、居心地が悪い。
「チャレンジャーズ」での熱演が記憶に新しい、主演のジョシュ・オコナーが醸し出すオーラには自然と惹かれてしまう。色気というか、なんというか、身から出る独特な何かに魅了されてしまう。彼が心を開いたり閉じたり、恋心を抱いたり抱かれたり、そんな様はずっと見ていられる。
個人的にはラブストーリーに展開していったのは、完全に想定外で求めていないなぁと思っちゃったけど、ジョシュの好演をまた見れたという意味では儲けもんだった。この映画は、彼いてこその映画だと思う。
優しくて穏やかで小綺麗な映画ではあるんだけど、それ故に敷居が高くて、フランスやイタリア映画を普段から嗜んでいる人じゃないと存分に楽しむのはなかなか難しい。自分もまだまだ映画知らないんだなぁって思わされるそんな作品だった。こういうのも好きになりたいんだけどね。どうしても脳内を刺激するシーンや劇的なオチを求めてしまう病なもんで、、、。
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