劇場公開日 2024年2月23日

落下の解剖学のレビュー・感想・評価

全371件中、21~40件目を表示

4.0リアルで人間くさい

2024年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

人間が持つ愛情とエゴを表裏一体で見事に表現しきった作品。視覚障害の子供への愛情、事故で視覚障害にしてしまった悔恨、その子供のために自らのやりたいことが出来ず子供への煩わしさがあからさまになるさま、全てがリアルに描かれる。そして、どの側面も想像の範疇だが自分自身に置き換えられることが出来、すんなりと受け入れられてしまう怖さもあった。
全てが善人の人間などいないと、改めて実感させられた。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
sazy

4.5脚本、演技すばらしい

2024年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

夫婦関係の描き方がリアルで緻密で、脚本のすばらしさに感動しました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
TK

3.0もう少し短くてもいいかも…

2024年4月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

 結末で回収される昨今の作品に慣れてしまったこと、それがいいと思ってしまっていたことに気付かせてくれました。ラスト、すっきりしないけれど犬が寄り添っていったのが一つの示唆なのかなと…

コメントする 1件)
共感した! 1件)
たたみ

3.0食べたいものじゃなかった

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悪くはないんです。

ただ「焼肉」を食べに行くはずが「うどん」かよ、みたいな。
決してうどんが嫌いなわけじゃないんです。でもガッカリしたのも事実で。
こんなはずじゃなかった、と。だって焼肉の口になってるんだもん、と。
この責任を誰かに取ってもらいたい(笑)

確かに事前情報を入れずに観たけどさ。その方が良いかと思って。
でも何となくミステリー味だって想像してしまうじゃんか。
そりゃどうしたって「そういう口」になっちゃうってば。

分かっていても「焼肉」のつもりの「うどん」は喜べないって。
せめて「うどん」のつもりが「焼肉」だったならOKなんだけど、
濃い味を期待してる時の薄味はさすがに受け入れがたい。
おっさんだけどまだ味覚はお子ちゃまですから!

ただこれは宣伝も悪かったんじゃない?と思わずにはいられない。
TVなどで流された予告は完全に濃い目のミステリー味だったよね?
だけど蓋を開けたら質素な「ヒューマンドラマ味」だったわけよ。
子供だったらショック過ぎてきっと大泣きするぞ。
そういう意味では宣伝に「誠実さ」が欠けていたように思うんだよね。
客を呼びたいのは分かる。でも作品に敬意は払うべきじゃないかな。

この映画でとにかく言いたいのはそれだけです。
大人げなくてスミマセン。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
luna33

3.5#09 他人にはわからない家庭内事情

2024年4月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

一見上手くいっていそうな夫婦の実情は他人には誰にもわからない。
最近はあえて結婚という形を取らない人が多いフランスでさえこうなんだから、結婚しないと一緒に暮らすことさえほぼ許されない日本だと、各家庭に色んな事情があるんだろうなあ。
150分という長尺ながら裁判の過程が楽しめて見応えがあった。

田舎の平日昼間の上映回の割に結構人が入っててビックリ。
多分映画好きならはずせない作品なんだろう。
1日1回だけだけど、上映してくださってJMAXシアターさん、ありがとう。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
chicarica

3.0法廷劇緊迫感を楽しむ物語

2024年4月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

法廷劇緊迫感あるが、長い割にこの結末?
結局どうなの?

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ムロン

3.0他人様の夫婦の痴話喧嘩は見たくない…

2024年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

期待が大きかったからなのか、なんだか
あまり、入り込めなかった…。

これ、どちらもちょっと苦手な夫婦。
子どもが一人になるのは、
イヤだから奧さん無罪になって欲しいとは思っていたけど、
自殺だとしても、奧さんにも何かしら非がある気がしてスッキリせず、
喧嘩の時の最初の私は冷静よ的な感じであしらいつつのあの責め方はイヤだな。
夫も夫で、奧さん責める内容がどんどん変わっていって、
これじゃ、小説上手く書けないでしょー。
で、セックスのことまで言われたら、
ハァ?!ってなるわな、とか思いつつ、

結局、何を解剖したかったんだ?
夫婦の痴話喧嘩か???

ずーっと、マリコ(沢口靖子)さんならどう解決する?!
って考えていたよ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
hkr21

4.5珍しいくらい非常に教育的な映画

2024年4月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

ここまでまっすぐ青少年の成長に向かい合った映画は、昨今多くないと思う。

ほとんど状況証拠しかない状態で進行する裁判の鍵を握るのは、第一発見者の視覚障害の子供。
事故により視力が低下して以来引っ込み思案になった繊細な彼を守るのは、心の病を抱えた父と傍らの犬だけ。

彼の目線でそれまで隠されていた家庭の真実を明らかにしていく裁判は、子供から大人へなるための通過儀礼である。
最後の証人として自ら選んだ「真実」を話し裁判の趨勢を決めるのは、大人として人生を選択した証に他ならない。終盤、それまで抱きしめられていた母親を逆に抱きしめるのは成長と精神的別離を表している。

ラストシーンで母親へ犬が寄り添うるのは、独り立ちした子供をそれまで守っていた守護者=天使が一人になった母親の保護者となる、カトリック的な演出だろうか。

アメリカンニューシネマ以前、1950年代のようなテーマに対し非常にまっすぐな佳作。その割に説教臭くなく順当に面白いのは、演出の優秀さや脇を支えるキャラクターによるものだろう。序盤のタルイ展開に耐えられるなら、ご家族で鑑賞するのにもおすすめ

コメントする (0件)
共感した! 4件)
僧ヶ鍬崎

3.5ミステリーと思う事勿れ、

2024年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

まさか裁判映画だったとは、

ともあれ長いけれども常に状況証拠と曖昧な真実とを行ったり来たりでハラハラする展開だった。

文化人同士の夫婦が子供を持つ事以前に夫婦とは、人同士とは、複雑な感情をまさに解剖し自分の真実に辿る軌跡を見せてもらった。

時には選ばなきゃならない決断がある。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
バキ

3.5心地の良いモヤモヤ感

2024年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 3件)
といぼ:レビューが長い人

3.0ミステリーではないな

2024年4月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
ゼリィ

2.0家族の解剖

2024年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

雪山の山荘で起きた転落事故を引き金に殺人疑惑を掛けられた妻の真実が暴かれていくヒューマンサスペンス。個人的に苦手な法廷もので眠気との戦いが続いた。徹底的に解剖されていく家族の真実ですが、特に共感することもなく他人事にしか思えなかった。

2024-61

コメントする (0件)
共感した! 2件)
隣組

2.5息子が凄く成長して行く(サスペンスと勘違いして鑑賞)

2024年4月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
ケイト

4.5心を解剖、裁く

2024年4月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

落下した父親はもう何も言わない。
人の感情は日々変化する、家族夫婦であればなおのこと、
感情に任せて放つ言葉の元には何があるのか…
我が耳で、この応酬を冷静な時に聴くと心に色々な生き物が潜んでいたことを思い知る。

しかし法廷で検事や証人にその生き物を引っ張り出されたら苦い思いも加わってしまうだろうな。
良く感情に溺れずに答弁したのだから小説家としての力量がわかる。
その力を持ったのが女性だったから検事から執拗に責められたように見えた。
子ども(息子)の存在はもちろん大きい。
ジェンダー
特に女性視点では必ず子どもが引き合いに出される。

「マリッジストーリー」のニコール(スカーレットヨハンソン)
「オッペンハイマー」の妻キティ
「小説家の妻」?妻
みんなジェンダーで搾取される立場が女性だったけれども逆だったから、興味深かった。
サンドラ役のザンドラ・ヒューラー
トニエルドマンから大好きな役者
🐶ワンちゃんにも楽しめた。

夫婦の口論で「裁くな!」ってシーンが良かったというか、肝に銘じたいと思った。
この言葉がかなり自分にも響いてきた。
#落下の解剖学
#ザンドラヒューラー
#刈谷日劇
#映画

コメントする (0件)
共感した! 1件)
gomako1933

4.5サスペンスを期待したけど

2024年4月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

物語がゆっくり進み
途中夫婦の嫌なところが出て来て

コメントする (0件)
共感した! 1件)
こえん

4.5真実に辿り着くために暴かれる不必要な真実

2024年4月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

結論をぼやかしたまま終わる、もやっとする系のストーリーかと思わせる雰囲気で始まるが、結論はちゃんと出る。そこに行き着くまでの紆余曲折が丁寧に描かれ、その秀逸な描写に没入しつつ、色んなことを考えさせられる。結論が出たといっても、やったかやってないか、の真実はもはや問題ではなくなる。
人が死ぬ、そして、そこに不可解があると、故人も周囲の人間も、こんなにも残酷に扱われるのか。せめて子どもだけは傷つけることなく、真実を追うことはできないものか。始終、頭の中はぐるぐるするけれど、後味は悪くない、中身のある映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
Ordinary Guy

2.0う~ん、不完全燃焼。

2024年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

始まりから終わりまでこれといって驚くような展開もなく終始同じようなトーンで物語が進んでいく感じだった。最初から最後まで穏やかな波のような。

これが“2時間40分”という比較的長い作品だったので尚のこと個人的には“つまらなかった”というのが正直な感想。

推理小説のような文字だけがずらりと並ぶ文庫本のようなものを好んで読む人に合うような作品といったイメージ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
eiga_beginner.com

4.0フランス映画って

2024年4月9日
iPhoneアプリから投稿

裁判でだんだん暴かれていくお母さんが痛々しく
驚きで、こっちの方がザワザワした。
結末がフランス映画らしくスッキリともハッキリともしない終わり方。たまにはいいね

コメントする (0件)
共感した! 2件)
黒雪姫(o^^o)

4.5ザンドラ・ヒュラー素晴らしい

2024年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ヒュラーは「ありがとう、トニ・エルドマン」で知り、その後「希望の灯り」「恋人はアンドロイド」といい俳優だなと思っていた。だからこの映画で彼女がまさに適役の主役を堂々と演じたことが嬉しい。彼女も映画も監督も高く評価されたことが本当に嬉しい。

パートナーなり人生の伴侶との暮らしの中で日々互いに使う言語は、二人の共通母語=同一の母語か、各自が一番使いこなせる同一の外国語 (この映画では英語だった)がいいと私は思う。自分の母語を相手に押しつけるのは嫌だし、相手の母語を自信なく不安げに使うのも嫌だ。愛する、喧嘩する、馬鹿話をして笑う、相談するなどなど、とにかく言語が二人の間で機能しなければ嫌だ。外国語で話さなければならない裁判に出廷するなんてどんなに大変だろう。それでもすぐに同時通訳にスイッチできる仕組み(用意)がフランスにあることをこの映画で知った。日本の裁判所はどうなんだろう。

最後の最後まで、エンドロールが完全に終了して明かりがつくまでこの映画はどう終わるのかわからずドキドキが止まらなかった。知的で挑戦的、とてもいい映画だった。監督の視線や頭の中、今まで彼女が生きてきた中で何を言われ聞き考えてきたのかとてもよくわかる気がした。

おまけ
夫婦喧嘩のやりとりを相手の承諾得ずに録音するのは最低ではないでしょうか?と思う一方で、人々とのやりとりからヒントを得て小説書くのかなあ~、いやらしいなあ~、なんてことも思いました

コメントする 2件)
共感した! 29件)
talisman

4.0良くできたサスペンスドラマ!

2024年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
ターコイズ