「フライヤーの一文で顛末が見えていた」落下の解剖学 雨雲模様さんの映画レビュー(感想・評価)
フライヤーの一文で顛末が見えていた
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フライヤーには下記の内容が記されている。
雪山の山荘で男が転落死した
男の妻に殺人容疑がかかり
唯一の証人は視覚障がいのある11歳の息子
これは事故か自殺か殺人か
このフライヤー、実はもう答えが載っているんだよねΣ(´∀`;)
見る前からだいたい分かっていた。
自殺が答えだ、ってね。
案の定だったよ(;´Д`)
何で自殺だと分かったかと云うと、フライヤーを作った人が文章構成を考える際に、自殺だと顛末が分かっていたから殺人と匂わせながらも最初の段階で事故か自殺と切り出している点で殺人じゃない、事故に見える自殺だと云いたいことが読めた。
本編では、警察が詮索しすぎた結果、単純に考えて事故か自殺で処理するべき事案を血痕に不審点がある理由から殺人の可能性もあると考えられてしまい裁判になってしまったのだが、裁判のシーンがまあ長いこと。息子のダニエルが父親が亡くなるまでに自らの死を仄めかす発言をしていたことが立証され妻は無実を勝ち取るのだが、そこまでの長い長い裁判は本当にあそこまで尺が必要なのか?
もっとカットして余計な部分は割愛すべきなのに夫婦喧嘩をしていたことも何回も紹介するべきシーンなのか、重要だと意味づけるシーンだけで良いのにダラダラと話が続くから眠くてしょうがない。
結論、妻の才能に負けたと思った夫が焦った末に精神的にも追い詰められた結果が自死だった。息子の事故を夫のせいだと責任転嫁で追い詰める妻もどうかと思うが、一方的に責められ更に妻との収入面においても格差が生まれたという点で負けを認めたくないプライドの高さが動機となったのだろう。
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