劇場公開日 2024年2月23日

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「隔壁」落下の解剖学 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0隔壁

2024年3月14日
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U-3153
R41さんのコメント
2025年1月15日

おはようございます。
返信ありがとうございます。
どうにでも取れる作品ですね。
どう読み取ってもかまわないのでしょう。
しかし、サンドラのように「ホッとしない」ことで、この出来事はいったい何だったのかしらと感じているわけです。
最初私は良心の呵責と感じたのですが、この物語の中にある白黒決着をつけるサインから、最初に決着をつけたのがサミエルだと思いました。
それは確かに不満だらけの自分の人生ですが、妻やダニエルに非はないことは明らかです。
ここが少し理解しにくい点でもあるのですが、そういう男女平等社会の歪の様なものが、欧州にある問題点なのかもしれません。
何でも公平を求めること。
それを正論で正当化すること。
このあたりは我々とは少しだけわかりにくい点ですね。

R41
R41さんのコメント
2025年1月14日

おはようございます。
さて、この作品がどうしようもないほど引っ掛かっていて、結局2度目を鑑賞しました。
ところがその感想はまったく違いました。
私自身が如何に穿った見方をしていたのかと恥ずかしくなりました。
”スッキリしない”
U-3153さんのおっしゃっている、まさにそこです。
そこがこの作品が提示している最大の部分です。
そして最後にサンドラの言った「もっとホッとするかと思った」です。
裁判という白黒付ける場所
犬の柄
ダニエルが腹を決めたこと
そして、一番最初に白黒つけたのが、サミエルだったのかもしれません。

R41
U-3153さんのコメント
2024年9月28日

丁寧な考察ありがとです。
読み応えがありました♪

U-3153
R41さんのコメント
2024年9月28日

コメントありがとうございます。
賞を取ったこの作品ですが、いったい何が描かれているのでしょう?
これが見終えた後感じたことでした。
どこかすっきりしない。
表面上描かれた事実の裏には何かあると確信できたのが、判決後の妙に長ったらしいシーンです。
息子は当然母の無罪を信じています。
判決は健気な息子が注視され、客観的事実を見落としています。
私のレビューは単に私の妄想ですが、あのような真実も実際にはあるんだろうと思いました。
最初に流れた大音量の音楽は、サミエルの心理を大きく表現していますが、同時にサンドラの殺意を決定づけたのだと思います。
サンドラは2階のベランダからインタビューに来た学生を見送りますが、あのシーンは学生に2階にいたことを証言させるためでしょう。
すぐさま文句を言いに行ったほど頭にきたことを隠すためです。
あの夫婦はフランス人のあるあるなのかもしれません。
外人は思ったことを口に出すかのような印象がありますが、実際溜め込んでしまっている部分もかなりあるのでしょう。
フランス映画の中では比較的面白かったと思います。

R41
ゆ~きちさんのコメント
2024年3月21日

共感ありがとうございました。

本当に人間不信になれる作品でしたね。現実的には珍しい関係でしたが、夫婦くらい許し合いたいものです。

ゆ~きち
bionさんのコメント
2024年3月15日

コメントありがとうございます。
夫婦喧嘩のシーンは、迫真すぎて耳を覆いたくなりました。
ラストシーンでの、ワンちゃんの動きが不気味ですよね。疑念が深まります。

bion