劇場公開日 2024年2月23日

「スヌープの演技力ならラップもできそう」落下の解剖学 ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0スヌープの演技力ならラップもできそう

2024年3月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

夫の死をめぐる裁判で、徐々に明らかになる夫婦間の確執を見つめつつ事件の真実に迫るという設定はおもしろそうなんだけど、実際には夫婦の痴話を長々とうまくないセリフ回しで見せられる感じ。話のポイントじゃないこともあってミステリー的要素も薄くて、こっちは傍聴席で意識が飛びそうになった。

裁判もなんか論破合戦的というか「朝生」っぽい軽い感じで、 検事がやけにフランク。あちらでは公判中にジョーク言ったりすんのだろうか? まあ、母親があんまし子ども好きじゃないのはよくわかった。

しかし、飼い犬のボーダーコリーの演技がめっちゃすごい。アスピリンで目を開けたままぴくぴくなったり、人の心を見透かすような三白眼で見つめるところなど、ヘタな役者よりもうまい。今作の主役ザンドラ・ヒュラーがトニ・エルドマンで唐突にマッパなったときぐらいの驚きがあった。

関係ないけど、本作の紹介欄で「さようなら、トニー・エルドマン」って。校正ぐらいした方がいいよ…。

ジョンスペ
ゆ~きちさんのコメント
2024年3月22日

共感ありがとうございました。

他人の夫婦喧嘩もしみじみ嫌なものだなぁと実感できる作品でしたねw 子供が可哀想になりました。

ゆ~きち