「仏蘭西対独逸では勝負は決まっている」落下の解剖学 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
仏蘭西対独逸では勝負は決まっている
お仏蘭西の旦那、
主夫でいいじゃないですか?
主人は誰か?
息子も犬も分かっていらっしゃる。
カミさんに、
あれだけ言われたら漢はへこたれます。
あそこまで言わせないのが肝要ですな。
それにしても、
お仏蘭西の女性監督だけに仏蘭西男に、
更に強く打ちましたなぁ
つまり、この事件は自殺なんだけど、不本意に主夫となった旦那をあそこまで完膚無きまで打ちのめされたら、これから先、生きてはいけないのが凡夫たる主夫なのだ。
これって、悪意ハラスメントでもある。
他人なら殺意あるイジメだね。
まずは、
オスカー間違いなし!にときまひょ⁈
( ^ω^ )
落下の解剖学
劇場公開日:2024年2月23日 152分
これが長編4作目となるフランスのジュスティーヌ・トリエ監督が手がけ、
2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞したヒューマンサスペンス。
視覚障がいをもつ少年以外は誰も居合わせていなかった雪山の山荘で起きた転落事故を引き金に、
死亡した夫と夫殺しの疑惑をかけられた妻のあいだの秘密や嘘が暴かれていき、
登場人物の数だけ真実が表れていく様を描いた。
人里離れた雪山の山荘で、
視覚障がいをもつ11歳の少年が血を流して倒れていた父親を発見し、
悲鳴を聞いた母親が救助を要請するが、父親はすでに息絶えていた。
当初は転落死と思われたが、
その死には不審な点も多く、前日に夫婦ゲンカをしていたことなどから、
妻であるベストセラー作家のサンドラに夫殺しの疑いがかけられていく。
息子に対して必死に自らの無罪を主張するサンドラだったが、
事件の真相が明らかになっていくなかで、
仲むつまじいと思われていた家族像とは裏腹の、夫婦のあいだに隠された秘密や嘘が露わになっていく。
女性監督による史上3作目のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。
主人公サンドラ役は「さようなら、トニー・エルドマン」などで知られるドイツ出身のサンドラ・ヒュラー。
第96回アカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされた。
落下の解剖学
劇場公開日:2024年2月23日 152分