劇場公開日 2024年5月24日

  • 予告編を見る

関心領域のレビュー・感想・評価

全561件中、421~440件目を表示

5.0賞を獲らなければならない作品。

2024年5月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

賞を取ったことに意味のある作品。賞を獲ってなければ、日本公開は無かったんじゃないかと思う。

これは作ったこと自体に意味があって、これを観た審査員が賞を挙げなければならなかった作品でしょう。

演出が際立っていて、抑揚を抑えた中に狂気を含ませる事は、さぞかし大変だったろう。

子供達が弄ぶ歯や、二度とやるなよと呟く次男、馬への愛情を見せるルドルフ、そっと逃げ出す母親、過剰に幸せを演出するイライラした妻、塀の横でキスをする者たち、自由に駆け回る犬。

幾つものホラーに見える日常は、私たちの今を嘲笑ってるようでもあり、戒めてるようでもある。

今でも、世界中で理不尽な思いに泣き叫ぶ人はいて、私たちはそれを尻目に平和を唱え、生活している。では、どーすれば良いのか。

それを各が考えて、自分の幸せだけでは無い、先ずは、関心を寄せて、領域を広げることから始める心がけをして欲しいと。そして、差し伸べられる手があるなら、差し出して欲しいと、この映画は願ってるように感じた。

無関心の中でやる非常な行為は、必ず我が身に降りかかる。心を蝕んでいく。

養老孟司さんのバカの壁をまた、読む事から。発心いまここから。

エンタメとしての映画なら星は付かない、付けれない。

コメントする (0件)
共感した! 23件)
大粒 まろん

3.0地獄の阿鼻叫喚のほとりで展開される、加害者たちの平穏で満ち足りた楽園の生活。

2024年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 4件)
共感した! 18件)
じゃい

2.5映像と音楽は素晴らしかったけどストーリーがイマヒトツって感じの作品。 本年度ベスト級。

2024年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アカデミー音響賞は納得!
それ以外の受賞が疑問。
そして評価が高いのにも疑問(笑)
自分だけ取り残された感じ。
何が良いのかさっぱり解らなかった。
本作のテーマで多くの賞が受賞出来た感じだった。

音楽(音響)は良かった!
でも、たまに雑音みたいな演出はなんだったのか?

左右対象の美しい構図の映像が印象に残る。
でもそのシーンに何の意味があったのか?
単なる美しい映像を撮したかったのか?
左右非対称の構図も散見。
これは天国と地獄を表現した感じに思えたのは考え過ぎなのか?
謎に包まれた感じ(笑)

ドイツの収容所に隣接した家に住む収容所の所長、ルドルフをメインにしたストーリー。
豪華な家は軍の寮かと思ったら買い家だったのね(笑)

特別幸せな家族と言う訳でも無かった感じだけど住人が多過ぎ。
誰が誰なのかさっぱり解らない(笑)
犬にかまう人が誰一人いない(笑)

収容所から聞こえる銃声や悲鳴が聞こえるけど収容所の中の映像は殆ど無し。
観客に中で何が起きているのか想像させる感じ。

ルドルフと妻はそんなに仲が良い感じもしなかった。

特別、何か起こる事もなくあっさりと上映終了に疑問だけが残った感じ。

ラストで、ある施設の映像で収容所で起きた事を連想させられるシーンには考えさせられた。
新しい焼却炉の提案内容がエグい事を思い出すシーンだった。

現時点で考察サイトで復習する気もありません( ´∀`)

コメントする (0件)
共感した! 6件)
イゲ

3.5ユダヤ人ホロコーストの新しい見方

2024年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

数年前のレビューに書いたが、ナチスドイツによるユダヤ人ホロコースト映画について、ユダヤ人側からその悲劇を描くよりも、ドイツ人側からの目で見たユダヤ人虐殺の映画が制作されるべき時代になったと書いた。この映画はその回答の一つだ。

見たくない現実は無視する。うすうすは感じているだろうが、意識から排除しようとする。
それは日本人でも同じことをするだろう。韓国併合や中国への侵略など西洋諸国からの開放を大儀にあげて、大東亜戦争を正当化した。ドイツ人だけが悪者ではない。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
いなかびと

3.5音で訴える戦争の恐怖!アウシュヴィッツ強制収容所 初代所長の話。

2024年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 21件)
The silk sky

4.0静かな恐怖

2024年5月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

映像ではとても抽象的にかつ象徴的に描いているが、聴覚的に訴えているのが多々あるので、迂闊にものなんか食べられない。他の観客もそう思ったみたい。な~んかクワイエットプレイス状態。激しい銃撃戦なくとも、充分に恐怖は伝わった。じわじわと考えさせられる…

コメントする (0件)
共感した! 12件)
印刷局員

3.5おそろしい

2024年5月26日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
mui

3.5これは

2024年5月26日
iPhoneアプリから投稿

全部を把握することはできなかった。
リンゴ少女がわからないところもあり救いなのか他に目的ありか?
ヒトラーとナチス、第二次大戦とユダヤ人。
世界を地獄に巻き込む出来事を
初めて知るきっかけになる人は入りやすい映画かと
悲惨な光景を覚悟して観るより。
アウシュビッツ強制収容所の今を映すことでメッセージ性を強く受け留めて現代でもあり得ることだと伝わりました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
アトレイル

4.0無関心はいづれ己に返る

2024年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 6件)
佐々木

1.0駄作of駄作

2024年5月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
chanta

3.5重かった……

2024年5月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
む

4.0人間って恐ろしい

2024年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

関心と無関心は紙一重
関心と無関心は表裏一体
人間って恐ろしい
結局自分のことしか考えていない
塀を挟んだ向こう側では大量虐殺が行われているのに
綺麗な花を観賞したり子どもを自由に遊ばせたり
でも多かれ少なかれ自分もわざと無関心を装っているときがあるのかも
そんなことを突きつけられたような気がしました

コメントする (0件)
共感した! 3件)
tom

4.0目に見えるもの以外を含めての作品 映画ってすごい

2024年5月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

目に見えるもの以外を含めての作品
映画ってすごい

コメントする (0件)
共感した! 4件)
さかな

4.0ずっと流れる重低音。

2024年5月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

さすが音響賞。暗転続きのオープニングもびっくりだが延々続く重低音が不穏でしかない。収容所の隣が夢のマイホームと思うなんて如何に時代が狂っていたかよくわかる。重低音だけでなくピストルや汽笛の音、煙突の白煙、普通の暮らしとの対比が強烈でリアルで正に戦時のホラー。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
peanuts

4.5境界線は無い

2024年5月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アウシュビッツ収容所と壁を隔てた家に住む所長家族の生活をハネケを彷彿させる映像で描写し、その背後の収容所で何が行われているかの想像を喚起させる「音」がかすかに不穏に鳴り続ける。そして、終盤のヘス所長の姿がこの作品のテーマを伝える”私たちがいつあちら側に行ってもおかしくない”傑作。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ピンボール

2.5無関心の悪魔から誕生したもう一つ悪魔と言えば良い

2024年5月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 15件)
Rocky.

4.0音とさりげない映像で想像できる大犯罪

2024年5月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

説明が少ないので、ある程度基礎知識が必要と聞いていたが、主人公が親衛隊の制服を着ており、豪邸に隣接する壁の向こうからは絶えず銃声や悲鳴が聞こえて煙突からはモクモクと煙が立ち上り、しばらくするとアウシュビッツの単語も出てくるので、ナチス強制収容所所長の家族の映画ということは、まあ誰でも分かると思う。

所長の名前があのルドルフ・ヘスというから、架空の人物かと思ったら、たまたま同名で実在の人物だったとは知らんかった。実際、かなり綿密な調査に基づいて制作されたらしいです。
劇中に出てくる「カナダ」の意味がわからなかったが、ユダヤ人から強奪した物品をドイツ人に配布すべく仕分けしていた部隊名がカナダと呼ばれていたのも見終わってから知った。

引きの映像で家族の暮らしぶりや官僚的な仕事ぶりを淡々と描きつつ、当然のように強奪品を品定めしたり、焼却した遺灰を肥料にしたり、たまにゲっとする描写が放り込まれる。
しかし、直接描写はなくて、不気味な音響とちょっとした映像でほのめかされるので、大音量の映画館で体感してほしいですね。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
矢吹 貴

3.0イメージしてしまう自分が怖い

2024年5月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 18件)
大阪ぶたまん

3.5観客の関心領域

2024年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

私見ですが、少し前に見た『悪は存在しない』も同じで、本作もある意味“実験映画”だと思いました。
では、何を実験したのか?という事ですが、本作の時代から80年以上経過した今の時代の人々が、本作に対してどのような反応(関心)を示すのかという事が、作り手にとってはまず第一の関心事であったように思えます。
そしてまた自論ですが、実験映画というのは鑑賞後に観客が、面白い面白くないとか、共感したしないとか、感動したしないとか、それらの感想は作り手にとってはあまり重要ではなく、提供した映像に対して興味(関心)を持てたか持てなかったのかが一番重要な関心事の様な気がします。

本作のタイトルの“関心領域”の意味が最初分らなくて、タイトルと予告を見た限りは物語の主人公(家族)に対しての言葉だと思い込んで見始めたのですが、あの一家が収容所の所長の家族であるのだから一番の当事者であって、当事者対してに関心が有る無しなどの問いかけなど無意味だし、冷静に考えると彼等に使うべき表現である筈がないのです。
そして鑑賞者の色々なレビューを読んでも、彼ら一家の善悪に対する関心だと解釈している人が多くいるのに驚きました。だとしたらこのタイトル自体が観客を完全にミスリードしている様にも思えます。

そして、あの定点(防犯)カメラの様なズームアップもなく彼ら家族を覗き見ている(若しくは神視点)映像は、まさに観客に対しての“関心領域”を測る為の視点なのだと捉えることで私は本作を理解しました。
なので、レビューで単純に本作をつまらないとか退屈だとか意味分らんなどいう発言を、冷静に統計的に関心度を眺めている人がいるのだろうと思います。
本作の場合、既に審判が下された歴史的な出来事であっても、ある側面だけを見せられると事の善悪など忘れてしまい、もっと目の前にある家族の日常の出来事だけに目を奪われてしまい、それぞれの(観客の)個人的関心領域でしかこの作品を捉えられず、収容所との壁と同様に80年という時の壁が本質を見えなくするという事を、観客の反応で確かめられていた様な気がする。

あと細かな疑問は省き、何点か特に意味が分からなかった部分を箇条書きにしておくと
・ヘンゼルとグレーテルの話とその時のネガ映像部分の寓意的な意味
・主人公の母親の失踪の意味
・ラストの主人公の嘔吐の意味

コメントする (0件)
共感した! 3件)
シューテツ

3.5想像力が試される

2024年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

実在の人物、ルドルフ・フェルディナント・ヘスを描いたお話

描かれるのは裕福で幸福な家庭
広い家、広い庭、使用人も庭師も何人もいる何不自由のない暮らし

一家を支える父は部下たちからも誕生日を祝われるほど慕われ、
家にいる間でも電話で仕事をこなし、上司からも信頼の厚い真面目で勤勉で優秀な男
予期せぬ昇進で転任となり、今いる家を離れたくない妻との少々の口論を経て単身赴任をすることになり……という、まぁ現代にも通じるようなよくある家庭のお話

問題は、その豪邸からたったの壁一枚挟んだだけのお隣こそが、かのアウシュビッツ収容所であり、
ルドルフの立場がそこの所長であるという、
たったそれだけでもあり、それこそが世紀の大問題であるという事

本作中では、アウシュビッツの中での惨状については直接的には全く描かれない

それでも、その隣で幸福な生活を送っている家族の光景に重なって聞こえてくる声、銃声、何かを運んでくる汽車の煙、煙突から登る煙、川に流されてくるもの……
そしてラスト、ちょっと唐突に出てくる現在のアウシュビッツの様子と、そこに収蔵された山のような靴、カバン、義足や補助具、写真たち……
それらが何であるか、それを想像することが出来る観客は途轍もない空恐ろしさに見舞われる
出来ない観客にとっては正直ただただ退屈な一つの家族の起伏のない生活が描かれるだけ……という落差

徹頭徹尾、試されているのは観客が持つ予備知識と想像力。そういう映画です

コメントする (0件)
共感した! 4件)
cysteine
PR U-NEXTで本編を観る