「邦題と原題に差異がない事に安心」関心領域 カメさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題と原題に差異がない事に安心
個人:4.0
ホロコーストを対比で描く。
光が強ければより深い闇が現れる。直接的な描写ではなく、外側の輪郭を描く事で、内側のディテールを描く。芯に迫るものがある。
邦題と原題に差異がない事に安心し、その意味に触れたく鑑賞する。ストーリーとテーマが、関心というタイトルを受け止め、本作はホロコーストを人類史として、後世に残す役割を果たしていると感じた。
音へのこだわりも凄まじく、まさに関心という感覚を直訳するような演出だ。
パルムドールらしい、いい作品だった。
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