「手練れな演出、不穏と恐怖」関心領域 meromeroさんの映画レビュー(感想・評価)
手練れな演出、不穏と恐怖
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スタートから不安感が呼び起こされ、
それなのにそこからの展開は穏やかな家族の日常。
暴力的、支配的な激しいシーンがないのに、光、音、ちょっとした手元や仕草でとんでもない状況なことが
ひたひたと伝わってくる。
ラストに現代にパーンと切り替わり、音や状況で察していた以上の惨劇に向き合わされる。
エンドロールはもうその音止めて、恐怖に迫られるような思いになっていて…
残虐シーンがないにも関わらず、人の異常性が目の当たりになり、不穏で恐ろしくなる。
観る人に感じさせる、考えさせる演出はすごい!
ただ、もう一度観たいか、というと恐くてみたいとは思えないので。
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