劇場公開日 2024年5月24日

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「以前「縞模様のパジャマの少年」という、本作品と同じような設定の映画...」関心領域 J417さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0以前「縞模様のパジャマの少年」という、本作品と同じような設定の映画...

2024年5月29日
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鑑賞方法:映画館

以前「縞模様のパジャマの少年」という、本作品と同じような設定の映画があった。ドキュメンタリーの様な「関心領域」に比べ「縞模様・・」は、少年の目を通した物語として・かなりショッキングな映画として創られていた。どちらも・・制作意図は善意の映画ですが・・あまり人に勧められないかも・・。
「縞模様・・」の奥さんなど、家族はちょっと良心が残っていたが・・「関心領域」は、悪名高い、ルドルフ・ヘスと家族のお話なので・ほぼ真実で、あのような感じだったのでしょう・・。
当時、優雅な生活を送っていた、ドイツの支配層、ナチスドイツは・・自らの利益だけに興味が向けられ・・終日聴こえる、何かを焼く焼却炉の音、煙。何かを運んでくる汽車の汽笛、怒鳴り声とそれに伴う銃声・・叫び声・・。それらは、豊かな生活を支えてくれる要因と認識し甘んじていたのか? それとも、感覚が鈍ってしまったのか?元々、そういう残酷で鈍感な人間たちだったのか???
「関心領域」の描く世界。実は現代社会の暗示?
優雅に暮らす、一握りの資本家、お金持ち、政治家。一方、奴隷の如く働く、一般人、労働者(頭脳も肉体も)ての関係の様でもある。彼らの「関心領域」には、我々は入っていないのです♪

J417