「父役のクリストファー・フリーデルって」関心領域 るーさんの映画レビュー(感想・評価)
父役のクリストファー・フリーデルって
鑑賞後調べたら、ルドルフ役は、「ヒトラー暗殺、13分の誤算」でこれまた主人公のゲオルク役。
役柄が真逆なので、もう背丈から違って感じたし、ビックリしました。
妻役のサンドラ・ヒュラーは、「落下の解剖学」でも妻役。
彼女はどちらも圧のある役でしたが、この映画では顔のアップは少ないけど、歩き方が多少ガニ股で、ちょっとヤケクソ感を感じました。特に自分の母がこっそりと帰った時など、メイドに暴言を吐き、当たり散らして。
夜中にりんごを、置きに行ってた少女のシーンは、なんとも言えないモノクロ画面でインパクトありでした。
でも善意で隠したりんごのせいで、ユダヤ人の取り合いが見つかり、罰で銃殺!
音だけでも、非道でやるせない、、、
壁の向こうであるが、、、
海の向こうではあるが、、
私達も、そんな立場にいる感じです。
コメントありがとうございます。
サンドラ・ヒュラーは、クローズアップのない画面の中で立ち居振る舞いでヘートヴィヒの人柄を表現していてさすがでした。ヒステリックさと、収容所の存在が完全に眼中にない様子と、二重の意味で怖かったです。
共感とコメントありがとうございます。
夜中に赤ちゃんが泣いても放置したのは、メイドのささやかな復讐というか、意識的サボタージュという気もします。
サンドラ・ヒュラー演じるヘスの妻は、気が強くて自分に都合の良いことだけゴリ押しする「落下の解剖学」の妻と同じタイプのニンゲンみたいでした、偶然ですが。
りんごを埋めているシーンは意味がわからなかったのですが、みなさんのレビューで塀の向こうの労働者が取っていけるように埋めたらしいと分かりました。そういえばりんごを取ったとかの声と銃声は聞いた気がしましたがそういうことだったんですね。。。
コメントありがとうございます。そっかー、みんな音そのものに鈍感になってしまってましたか。同じ映画を見ても、覚えているシーンや気になった箇所が人によって異なるから面白いですよね。どうもありがとうございます!
妻のガニ股歩き、演技だけれどどんな印象を与えるものなのかなあ。初めは臨月近い妊婦かと思いました。でもまだちっちゃい赤ちゃんがいたので、妊婦ではないなあ。私が女主人である!という自信と傲慢を表しているのかな?