劇場公開日 2024年5月24日

「赤ちゃんの呻き声」関心領域 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0赤ちゃんの呻き声

2024年5月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

寝られる

う、ウソだろ...。酷い、酷すぎるぞ...。
何故、こんな映画がアカデミー国際長編映画賞を受賞してしまったのだろうか。何故、「PERFECT DAYS」はこの映画に賞を譲ってしまったのか。国際長編映画賞の座を返してくれよ。どうかしてるぞ全く...。
これまでにない、斬新なテーマ。それが、この映画の賞賛に値する、唯一の要素。とある家族は、平和な日々を送っていた。アウシュヴィッツ収容所の隣で。。。もう、予告で全てが完結している。なんなら予告の方が面白い。ハッキリ言う。こんなのは映画じゃない。

私たち観客は、何も印象画コンテストを見に来たんじゃない。当たり前だが、映画を見に来たんだ。それなのに、面白いとも楽しいとも、悲しいとも辛いとも、1ミリたりとも感情も湧き上がってこない。銃声や悲鳴じゃ物足りなくなったのか、不気味な音を付け加えまくる始末。そんなことをしてしまったら、事実をねじ曲げていることになる。これではホンモノの恐怖では無い。リアリティなんか無くなってしまう。雰囲気だけいっちょ前にしても、心は何も動かされない。この視点でアウシュヴィッツ収容所を描くのであれば、演出を加えてはいけないでしょ??

ストーリーなんてあってないようなもの。映画を作るなら、奇を衒うことよりも面白いと思わせることが先じゃないの?冒頭の上映機器の故障を疑ってしまうほど長い黒幕、ラストの訳の分からない清掃シーン。もう、斬新さだけじゃん。意外性だけじゃん。いい加減、観客に全てを投げかけるのやめようや。アカデミー賞、やっぱり無理だ。。。

サプライズ