クラブゼロのレビュー・感想・評価
全22件中、21~22件目を表示
鑑賞中に飲食厳禁
幕開けは、学校に一人の女性教師がやって来て、5人の子ども達に食べ物への向き合い方を教えるというグループセッションのような授業から始まる。
最初は、ドキュメンタリー調?と思わせる雰囲気。
素直に聞き入れる学生、
懐疑的でただ居るだけの学生、
試すもののすぐに挫折する学生…
登場する学生は、皆どちらかというと痩せているタイプなのに、「意識的な食事」と言う題目で、小食を追求し、絶食にまで突き進んでいく。
…確かに小食は食糧を増産する必要はないから地球に優しいし、食べ過ぎなければ健康に良いし、食べなければ食品が高騰していても何の問題もない。
言っていることは至極マトモなんだけど、なぜか感じる強烈な違和感。
学生が食に関して徹底的に拒否し親に反抗する姿は、カルト教団の洗脳を見ているようだった。
そして、登場する親たちと同じ気持ちで、学生たちがやせ細りクマが出た青白い顔になっていく様子に、どんな展開が用意されているのだろうと最後まで目が離せない。
ポテトの一本を切り分けで一㎝程度食べて、「もう満腹」なんて、普段食べ過ぎを自認している身には、正直うらやましくもあるけれど…
ノヴァク先生、ハーメルンの笛吹きでした。
くだらない内容は... ナイヨウ
Ce film comporte des scénes de manipulation mentale et
de trouboes alimentaires associés. ll pourrait heurter les
personnes sensibles.
ってなテロップを見せられたからついでに
Intestinal Helminths Boost Fat Burning: Japanese Investigators
Show How(American Society for Microbiology 2019.4.8 の記事より)
なんてね?
ハウスナー監督のセットアップによる色調や色彩と衣装の使い方やコントラストに一見平凡に見えて学生たちの個性を活かしたキャスティングは、印象的で見た目は素晴らしい。しかし、その奇抜さが反ってスクリプトが平凡でどこにでもありそうな、そして薄っぺらな代物へと強調され、あたしなんかの心の一部は、この作品があたしのレビュータイトルよりもくだらなくなり、退屈をやり過ごすのに苦労をしちゃいました。
全22件中、21~22件目を表示