「いろんな角度から見られて面白い」クラブゼロ kneewarさんの映画レビュー(感想・評価)
いろんな角度から見られて面白い
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カルトの怖さや滑稽さが描かれている点で「ミッドサマー」やランティモス諸作のようでもあり、
食べないことが体制へのプロテストに結びつく点でハン・ガン「菜食主義者」のようでもあり。
「食事への過度なこだわり、金持ちの道楽としての」を笑っているかと思うと、最後「信心」ということばが出て来てエンドクレジットが「最後の晩餐」の構図になってたりして、ひとすじ縄ではいかない、なかなか知的な映画です。
音楽が個性的で面白い。ピアノ発表会で女の子が弾く変な曲、最高!
終盤、食事に関して思わず目を背けるほどグロいシーンがあり要注意。
ハリウッドを離れたミア・ワシコウスカが素晴らしく、彼女がカルトリーダーなら若者が付いていくのも仕方ないと思わせる。
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