ヴァチカンのエクソシストのレビュー・感想・評価
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ラッセル版コンスタンティン
いやー面白かったです。
ラッセル・クロウのアモルト神父はユーモアがあるが仕事となると眼光が鋭くなり体格を活かした悪魔との対決には手に汗握りました。台詞も良いです。
中盤よりバディ感が増してくるトマース神父も段々と成長し顔付きが変わってくる良いキャラクターでしたね。
ただ、悪魔憑きの少年の母とその姉2人の軽率な行動や神父達が彼女らをまぁまぁお座成りにするので原作を端折ったのか?と察する場面しばしば、それでも悪に屈しない心の通ったヒーローとして確立していた。これが1987年の史実だったとは思えない。
もし続編あるなら今度こそ映画館で観たいです。
前からSNSで話題になってて気になった作品。 映画館には行けず、気...
続編?見ないかな。
怖かったけど、面白かったです。
『ヴァチカンのエクソシスト』鑑賞。
*主演*
ラッセル・クロウ
*感想*
アマプラで観ました。ラッセル・クロウが演じるアモルト神父は、実在する神父さんなんですね。初めて知りました。
アモルト神父と相棒が少年に取り憑いた悪魔に立ち向かう姿がなかなか良かったですし、悪魔が不気味で、グロいし、特に後半のバトルシーンは、気持ち悪かったな~。
怖かったけど、まぁまぁ楽しめました!
やはりエクソシストは不気味
バディ・エクソシストvs悪魔
別に『エクソシスト』を見たからという訳ではないが、こちらは別の“エクソシスト映画”。
カトリック教の総本山ヴァチカンのローマ教皇に仕え、生涯に数万回の悪魔祓いを行った主席悪魔祓い師(チーフ・エクソシスト)、ガブリエーレ・アモルト神父の回顧録を映画化。
神父は実在の人物。2023年に死去。回顧録なので実話が基。相当脚色はされているだろうが。
こういう“エクソシスト映画”って実話ベースが多い。金字塔の『エクソシスト』然り。
悪魔との壮絶な闘い。
嘘か真か。多くの記録も残され、あからさまに嘘とは言い難いし、かと言ってにわかに信じ難い。
しかし、それがまた興味惹かれる理由。人知を越えたもの、信じ難いものを覗いてみたい…。
本作はそんなに深淵なものではなく。いい意味でB級エンタメ・ホラー。
氾濫する“エクソシスト映画”の類いの一つだが、『~信じる者』なんかよりはずっと面白かった。
話もオーソドックス。悪魔に憑かれた少年。
教皇の命で、アモルト神父が悪魔祓いに当たる。
アモルト神父役にラッセル・クロウ。厳つい顔と体格で悪魔より怖いんじゃね?…というのはさておき、そこは演技巧者。教会から問題児とされているアウトローな感じはぴったり。でも、ラジー賞ノミネート…。
若い神父のトマースが補佐役。ベテランと新人神父コンビのバディ・ムービーな赴き。
悪魔と対するにはその悪魔が何者か知らなければならない。
調べると浮かび上がってくる、中世時代に舞台の修道院であった事…。教会やある悪魔祓い師や歴史の闇…。恐ろしい陰謀…。謎解きサスペンス風。
そして明らかになった悪魔の正体は、予想だにしなかったヤベー奴。“地獄の魔王”とも言われるアスモデウス…!
対する為、アモルト神父らは各々の罪を告解。
アモルト神父が抱える罪…。
トマース神父が抱える罪…。
付け入る隙=心の弱さを見せてはならない。
そして遂に、悪魔との壮絶な闘いが幕を開ける…。
クライマックスは大音響のもはやアクション。
真面目にやってこれだったらアレだけど、割り切った無難な面白さ。畳み掛ける終盤は痛快でもあった。
本当に『~信じる者』なんかより遥かにマシ。寧ろこちらの方が正統続編でよくね?
悪魔が宿るとされる場所はまだまだ世界各地に。
バディ・エクソシストの“次”も匂わす。
悪魔ども、我が信仰心尽きぬまで、地獄の果てまでも…!
定番を作った『エクソシスト』を堅実に踏襲した良作
紙のみ前に跪け
1974年に公開され、オカルトブームの火付け役となった『エクソシスト』を観た中学生の時、その怖さにスクリーンを凝視することができなかったことを覚えている。その時のインパクトに比べると、流石に本作は、それほどの怖さも感じなくなかったし、「今更、なんでエクソシスト作品…?」という思いもしたが、名優ラッセル・クロウが主演ということで、Amazon primeで鑑賞。
本作は、ヴァチカンのローマ教皇に命を受けた、実在のエクソシスト・ガブリエール・アモルト神父の回顧録を元に、1987年に起きた、廃墟となったスペインの修道院で起きた、悪魔祓いの様子を再現し、映画化している。個人的には、こうした類のものは信じないので事実はともかくとして、エクソシストの存在そのものが、ヴァチカンが生み出した人々を引き付ける崇拝手段の一つの様にも感じる。
物語は、亡き父が残した修道院の跡地に、母と姉弟の3人が移り住むところから始まる。しかし、その修道院をリノベーションしている最中に不吉な事故が起こり、息子までも悪魔に取憑かれてしまう。そこに、ガブリエールがローマ教皇直々の命を受けて、悪魔祓いに訪れる。母と姉、そして若きトマース神父とガブリエールの4人で息子への悪魔祓いを始めるが、ガブリエールは、その修道院には、忌まわしい過去に纏わる邪悪な怨念が宿っていることを知り、それが要因となっていることを明らかにしていく。
とまぁ、オーソドックスな『エクソシスト』作品ではあり、それほどのサプライズもなく、怖さでドキドキさせられることもなく、クライマックスを迎える。その中でも、悪魔と対峙するラスト10分の攻防は、それなりにVFXも駆使して、見応えもあった。
ラッセル・クロウも、最近は老年太りが甚だしく、嘗ての『グラディエーター』のイメージからはほど遠い。でっかくなった体で、ちっちゃなオートバイをヒョコヒョコ運転して、悪魔祓いに出向くシーンは、コミカルささえも感じた。今回は堕天使となった悪魔200体の内の1体だけとの悪魔祓いであったのだから、まだこれから199体と対峙しなくてはならないのは、気が遠くなる話しだ。
ラッセル・クロウらしいいいキャラ
タイトルなし(ネタバレ)
数はそれほど観ていないが昔からコレ系の映画は大好き。教会が敗北するような結末にはならないはずと確信して観ていたつもりだったが終盤の展開はやっぱりハラハラしたし勝利後もドンデン返しが有るのではとドキドキしていた。
取り憑かれた人が天井に張り付いて移動するのは定番になってますね。
ただただラッセル・クロウがかっこいい
悪魔祓いの話としては王道で、最初から精神疾患や憑依ではない医学的見地を挟んでくるあたり少し現代的。
ただただラッセル・クロウ扮する神父が渋くてハードボイルドでかっこいい。アンバランスなスクーターすら装束とグラサン&ハットと相まってとてもよき。
後暗い歴史の闇(ヴァチカンの黒歴史)が出てくるわ、地獄の王アスモデウス、複数憑依に念力もある割に、特に名前バレ以外信仰心のみでつっきり最後が薄い。グラフィックがすごくてホラーとしては完成してるけど、相棒も特に成長する要素ないのに強くなってて草。
すぱっとさくっと「エクソシスト」を楽しみたい人にはおすすめ!
70年代の「エクソシスト」へのリスペクト
【鑑賞のきっかけ】
劇場公開時から気にはなっていたものの、劇場鑑賞までには至らなかった作品。
意外に早い段階で、動画配信が始まったので、早速、鑑賞してみました。
【率直な感想】
<1973年の「エクソシスト」と比較して>
あまりに有名な、ウィリアム・フリードキン監督の「エクソシスト」(1973年)(以下、1973年版と称します)。
劇場公開時は、まだ子どもでしたが、大人になってからは、再上映やDVDで鑑賞を繰り返した記憶があります。
この作品は、ホラーにしては珍しく、アカデミー賞で脚色賞を受賞していて、抜群のストーリー展開が特徴です。
大人になって、じっくり鑑賞していて気づいたこと。
それは、なかなか「悪魔払いの儀式」が始まらないのです。
現代のカトリック教会では、本当に悪魔が憑依しているのはごくわずかと考えていて、多くは精神疾患だ、と。そのうえで、悪魔が憑依しているとしたなら、教会の許可を得て「悪魔払いの儀式(エクソシスム)」となります。
1973年版では、物語も後半になって、精神科医でもあるカラス神父が、本当に悪魔が憑依していると確信してから、やっと「悪魔払い(エクソシスム)」が始まるという流れです。
本作品では、悪魔に憑依された少年が精神疾患を疑われてから、実際の悪魔払いが始まるまでにはそれほどの時間はかけていません。現代の観客は、映画の世界では、「悪魔が存在する」という前提で鑑賞しているので、そこにあまり時間をかけたくないのでしょう。
と、ここまで長々と「悪魔の憑依か、精神疾患か」について述べてきたのは理由があって、この見極めが、本作品の悪魔との対決や、主人公のガブリエーレ・アモルト神父のトラウマとも関わっているからです。ストーリーに没入するための重要な要素となっています。
(これ以上は、ネタバレになるので書きません)
なお、1973年版を意識したシーンは、本作品にたくさん盛り込まれていますが、特筆すべきは、公開時にカットされていたあるシーン(2000年のディレクターズカット版で復活)が、本作品で登場することでしょう。
<教皇直属という設定の面白さ>
本作品の原題は、「The Pope's Exorcist」で、直訳するなら、「教皇のエクソシスト」となります。
実際、ガブリエーレ・アモルト神父は、教皇直属のエクソシストで、教皇自身も作品に登場します。
そこで、カトリック教会のトップである教皇としては、教会の秘められた過去も知っており、本作品の悪魔の正体が明らかになるにつれ、その秘められた過去が浮かび上がってくる展開はお見事。
また、「なぜ悪魔が少年に憑依したのか」という謎の解明にもつながってくる部分は、後半の展開を大いに盛り上げてくれました。
【全体評価】
1973年版へのリスペクトを捧げながら、緊迫感に満ちた展開で観客をぐいぐいと引き込む、新しい時代の「エクソシスト」に深い感銘を受けました。
怖くない
ホラーは基本見ないし、ゾンビとかも苦手だがこれは全然平気だった。
こういう世界観が好きな人への作品。
雰囲気がある建物や背景でそういうの好き。
子供の演技がすごい。
ラッセル・クロウの顔が見どころ。
エクソシストや悪魔について考えてしまうと楽しめない。まず受け入れてみる。
頭を空にする。疑問を持たない。
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メンインブラックを見たくなった。
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