「それは、本当に悪魔のせい?」ヴァチカンのエクソシスト サワディーさんの映画レビュー(感想・評価)
それは、本当に悪魔のせい?
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先ず、エクソシストものとしては極々普通の映画だった
ただ、この映画で色々気になるのは、
1.最初の悪魔は答えられないエクソシストの名前に罪
2.アスモデウスは余裕で答えて幻術に嵌めてくる(即落ち2コマかよ)
3.エクソシスト、幻術に弱すぎぃ!
という展開ぎ大半なのがやや気になる
だが、それだけならB級ホラーとして割り切って楽しんで3.5は付けるのだが
許せなかったのは異端審問が悪魔の手引きとしたことである
史実を元に、を銘打たれている中でこれはちょっと許しがたい
要は、オウム真理教のポアは、麻原彰晃に悪魔が取り憑いてやらせたことで、オウム真理教は悪くないんだと遠回しに言ってるようなものである
それ、認められるわけないだろ、である
そこは異端審問に触れず、協会に悪魔の手引きがあるとか、政治の世界からエクソシストを排除しようと働き掛けている、みたいなファンタジーにしてくれた方が余程良かった
過去を清算するような行いよりはずっと、である
その点が個人的に評価を下げた点ですね
それさえ無ければ、と悔やまれます
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