「悪魔さんは自己承認要求が強い」ヴァチカンのエクソシスト bionさんの映画レビュー(感想・評価)
悪魔さんは自己承認要求が強い
この作品に便乗して、異端審問を悪魔がやったことにするんですかい? バチカンさん。なかなか、政治センスがおありなことで。
怨霊は怖いけど、悪魔は全く怖くない。悪魔の存在自体を信じることができないから、手の込んだ宗教映画として俯瞰で鑑賞。
内容は想像通りだけど、ラッセル・クロウが演じるキャラクターは面白い。移動はスクーター、何かとウイスキーをあおり、ハードボイルド風に軽口を叩く。
物理的に物体を操る力があるんだったら、わざわざ人に憑依することもないと思うけどね。それを言っちゃおしまいか。
悪魔さんは、自己承認欲求がとてもおありで、自分の名前が呼ばれないと満足しない。そんな悪魔が怖い人は、楽しめる作品でございます。
コメントする